幅広い年齢層への携帯電話及びSNSの普及により、子供がネットの世界に踏み込むことが多くなり、それに伴ってただのオーディエンス(視聴者・フォロワー)としての子供ではなく、子供がインフルエンサーになるといったことも決して珍しいことではなくなりました。
今もキッズインフルエンサーの数は世界的に着々と増えており、まさに情報化時代を象徴する存在となっています。
今回の記事では、そんなキッズインフルエンサーに焦点を置き、彼らをインフルエンサーマーケティングで活用するのにかかる費用についてご紹介します!
キッズインフルエンサーについて

キッズインフルエンサーとは、文字通り子供のインフルエンサーのことを指しますが、主に中学生までのインフルエンサーを表すことが多いようです。
キッズインフルエンサーはインフルエンサー業界において今注目を浴びている存在であり、その理由として子供へのSNSの普及が挙げられます。
少し前に比べて、今は多くの小中学生が一人一台携帯電話を所有する時代になっており、それに伴って子供向けコンテンツやキッズインフルエンサー自体も増え続けています。
キッズインフルエンサーが活動するプラットフォームは、YouTube・Instagram・TikTok・Twitterなど多様であり、その投稿内容はプラットフォームによって変わってきます。
【YouTubeの場合】
YouTubeにおけるキッズインフルエンサーの存在感は大きく、実際に本記事投稿時点で日本における最も登録者数の多いYouTuberの1位と2位をキッズインフルエンサーが占めています。
(1位キッズライン 2位せんももあいしー 3位はじめしゃちょー)
動画投稿プラットフォームであるため、子供にも見やすい・分かりやすいコンテンツであり、たくさんの子供がキッズYouTuberの虜になっています。
投稿内容としては、おもちゃの紹介や○○で遊んでみた!といった子供による子供向けの動画が多いです。
【Instagramの場合】
Instagramでは、日常の風景やどこかへお出かけした時の様子など、映えている写真が載せられることが多いです。
従来のYouTube上での企業コラボでは、インフルエンサーが動画内で商品について言葉で説明する場面が多々見受けられますが、キッズインフルエンサーにはそれが難しいため、彼らは必然的にInstagram上での企業コラボが多くなる傾向にあります。
【Twitterの場合】
Twitterは主にYouTubeやInstagramに新たな投稿が追加された際に告知するために使われることが多いです。
他にも何気ないツイートなどをするキッズインフルエンサーもいますが、前述の2つのプラットフォームに比べて使用率は決して高くないことがいえます。
【TikTokの場合】
TikTok上のキッズインフルエンサーは、音楽に乗って踊ったり、流行りの加工フィルターを使った動画を配信したりなど、TikTokの使いこなし具合は大人顔負けです。
キッズTikTokerの人気は高く、インフルエンサーによっては毎投稿に平均1万以上のいいねを獲得する子供もいます。
このように各プラットフォームで活躍するキッズインフルエンサーは、インフルエンサーマーケティングにおいても多方面の業界のプロモーションなどに起用されています。
キッズインフルエンサーを起用する際の費用

キッズインフルエンサーが企業コラボを行うのは、主にYouTubeとInstagram上です。それぞれの費用をご紹介します。
【YouTube】1つの動画投稿を行う際の平均費用
・ナノインフルエンサー 約32,000円
・マイクロインフルエンサー 約94,000円
・マクロインフルエンサー 約81,000円
・メガインフルエンサー 約400,000円
【Instagram】1つの画像投稿を行う際の平均費用
・ナノインフルエンサー 約10,000円
・マイクロインフルエンサー 約17,000円
・マクロインフルエンサー 約52,000円
・メガインフルエンサー 約213,000円
YouTubeは画像や短編動画のコンテンツが多いInstagramなどに比べ、撮影や編集に手間がかかることからコストが高いことが特徴として挙げられるため、両者を比べてもInstagramを利用した方がコストを抑えることができる場合が多いです。
また、YouTubeは動画の長さによっても費用が変わってきます。3分程度の手短な動画と15分程度の長編動画を比較すれば、費用には明らかな差が生まれます。この点も十分に気を付けましょう。
マイクロインフルエンサーの方がマクロインフルエンサーよりもYouTubeにおける平均費用が高いですが、これはマイクロインフルエンサーの企業コラボ動画の方がマクロインフルエンサーの企業コラボ動画に比べて動画の時間が長いことで逆転していると考えられます。
無論、これらはあくまで平均費用なので多少の差額はあると思われますが、キッズインフルエンサーを起用する際にかかる費用の参考として知っておきましょう。
一方、キッズインフルエンサーと企業のコラボは、先の2つのプラットフォームに比べれば少ないですが、TikTok上でも行われることがあります。
TikTokの場合は、より複雑な費用形態をとっており、起動した直後に表示される「起動画面広告」、フィード内に表示される「インフィード広告」、用意したハッシュタグを元にユーザーに投稿を促す「ハッシュタグ広告」、そしてインフルエンサーのアカウント内でインフルエンサーにPRしてもらう「プロモーション広告」の4種類の広告があります。
特に、プロモーション広告は手軽で、起用するインフルエンサーによっては安く行うことができるため、インフルエンサーマーケティングにおいてもよく使われている広告手段です。
商品PRの料金プランの一例として、あるインフルエンサーマーケティング会社は、フォロワー数×3.8円、最低フォロワー数1万人を費用として提示しており、このくらいが相場であるといえるでしょう。
つまり、フォロワーが10万人いるインフルエンサーをTikTok上で起用する際は、大体38万円でプロモーションを委託できるという計算になります。
キッズインフルエンサーを起用する際の費用のまとめ

本記事では、キッズインフルエンサーをインフルエンサーマーケティングで起用する際にかかる費用について、主にYouTubeとInstagramの2つのプラットフォームをピックアップし、各フォロワー数別インフルエンサーの平均費用を示しました。
また、TikTokの費用についても取り上げ、プロモーション広告費の相場と具体例を計算しました。
このようにプラットフォームの種類やキッズインフルエンサーの規模によってかかるコストは変わってきます。
そのため、自身の予算に見合ったPR方法を考えた上で、起用するキッズインフルエンサーの選定を行うことをおすすめします。
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