インスタグラムでサプリメントの宣伝を行おう!注意点・インスタグラマーによるPR事例について解説

サプリメント市場・サプリメント広告の現状について

現在、日本の健康食品・サプリメント市場は1兆5000億円を超える規模だと言われています。

新型コロナウイルスの感染拡大によって日本のあらゆる業種でのインバウンド需要は低下したものの、感染拡大防止を目的としたリモートワークによる在宅時間の増加や外出自粛による運動不足によって、健康への関心は増加傾向にあります。

また、ダイエットや健康維持、生活習慣病予防など、健康へのセルフケア意識も高まり、サプリの市場拡大の傾向は今後も続くと言われています。

そして、健康食品・サプリメントの広告戦略においては、従来のテレビCMや新聞広告といったマス広告が減少している一方、EC分野での売り上げが増加しており、Web広告への関心が高まっています

この背景には、マスコミへの信頼感の低下や、メーカーやブランドが消費傾向を把握しきれないこと、さらに従来型の広告に対するユーザーの嫌悪感などが背景にあるとも言われ、今後はさらにECへのシフトが加速する可能性があります。

サプリをインスタグラムで宣伝するための3つのマーケティング手法

先述の通り、Web広告への関心が高まるに連れ、サプリの宣伝においてもWeb広告、特にSNSが利用されることが多くなっています。SNSの中でも、若者や女性が使用することの多いインスタグラムは、サプリを効果的に宣伝する上で欠かせないツールとなっています。

ここで、サプリをインスタグラムで宣伝する上で良く活用されるマーケティング手法を3つご紹介します。

①SNSのアカウントを運用する

インスタグラム上での宣伝で、よく企業によって行われるのがSNS公式アカウントの運用です。公式アカウントは、商品に興味を持ったユーザーがまず閲覧するものであるため、公式アカウントを充実させることはユーザーの認知度アップに直結します。

また、インスタグラムではECサイトとの連携も行いやすくなっているので、公式アカウントからすぐに購買に結びつくといった可能性も高くなります。

②SNS上で広告を出稿する

「SNS上で広告を出稿する」とは、特定の商品の広告をSNSのタイムラインやストーリー上に掲載することです。現在、ツイッターやインスタグラムなど様々なSNSで多く利用されており、宣伝の際には広告費を支払えば掲載することができます。

フォロワー以外のユーザーにも範囲を広げて広告を見てもらうことが可能であるほか、インスタグラムに限らず、SNSごとにターゲットや商品を変えることで、より絞り込んだ広告戦略を立てることが可能となっています。

③インフルエンサーを起用して宣伝を依頼する

インスタグラムを使った宣伝の中で、効果が高いとされているのがインフルエンサーを起用した宣伝です。インフルエンサーは単にフォロワーの数が多いだけでなく、ユーザーから信頼される存在。

そのため、インフルエンサーを起用することで商品に対する認知度はもちろん、商品への信頼感を高めるといった効果を生むこともできます。また、企業が直接宣伝するのではなく、インフルエンサーを介することでより情報が届きやすいというメリットもあります。

このインフルエンサー(またはインスタグラマー)を起用して宣伝を行った企業の事例について、後ほど詳しく解説してますので、是非最後までご覧ください。

サプリ広告にインスタグラムを活用するメリット

サプリの広告にインスタグラムを活用するメリットをいくつかご紹介します。

若い女性ユーザーに届きやすい

インスタグラムの大きな特徴のひとつに「女性ユーザーが多い」ということがあります。もちろん、インスタグラムのユーザーにも男性はいらっしゃいますが、現状は若い女性が中心です。

一方、ツイッターやフェイスブックといったSNSのプラットフォームでは、男性のユーザーも多く、また年齢層もやや高めであるため、女性が使用することの多いサプリメントを訴求する場合は、インスタグラムによる広告が有効だと考えられます。

視覚的な効果が高い

インスタグラムは画像と動画がメインとなっているSNSです。これらビジュアルが中心となっているプラットフォームの場合、テキストを読むことによるストレスがないため、視覚的な情報が届きやすいといった大きな効果があります。

非常に多くの情報にさらされている現代のユーザーにとって、多くの文字を読み、情報を理解するだけでもストレスになり得るため、視覚的情報である画像と動画によりアピールできるインスタグラムは広告に最適の媒体ということができるでしょう。

絞り込んだ最適なターゲティングが可能

インスタグラム広告の大きな特徴は、ユーザーに対して、より適したターゲティングが可能であるという点です。

インスタグラムの場合、居住地や年齢、性別といった基本的な情報はもちろん、日常の消費行動についての分析が可能です。

また、ターゲティングのための情報をフェイスブックと連動することが可能なので、インスタグラムとフェイスブックの同時投稿や、フェイスブックでの友達や知り合い、どの投稿に「いいね」したかといったユーザーの関心まで知ることもできるため、最適なターゲットに広告が届きやすくなります。

自然な広告表現が可能

現代の消費者の特徴は「いかにも広告」という表現を嫌うということです。大手マスコミによる広告の効果が低下しているのも、この「いかにも」といった広告に対する嫌悪感が大きな原因となっています。

しかし、インスタグラム広告の場合、他の広告ではない投稿と共に表示されるため、広告であってもタイムラインの一部としてごく自然な表現が可能です。そのため、広告を嫌う消費者にも受け入れやすいと言われています。

また、インスタグラム広告は始まったばかりのプラットフォームです。さらに多彩な表現や、今以上に消費者に受け入れられやすい表現が誕生する可能性が開かれているのです。

効果をリアルタイムで発信できる

マス広告と違い、インスタグラムなどのSNSでは、好きなタイミングに好きなだけ投稿することが可能です。つまり、サプリの使用効果をリアルタイムで発信できるため、消費者は商品をイメージしやすくなり、購買意欲は高まります。

インフルエンサー自身が、ある意味、被験者となり、消費者は経過を観察することで、消費者の商品に対する信頼が高まるのです。

コストパフォーマンスが良い

これまで、サプリの宣伝と言えば、芸能人やモデルなどを起用し、地上波のテレビCMなどで宣伝を行うという手法が一般的でした。もちろん、現在でもこの手法は有効ですが、非常に多くのコストが必要なのも事実です。

有名芸能人やモデルを起用した場合、出演に必要なギャラは数百万円から数千万円というケースも珍しくありません。また、テレビCMの場合には、更に広告費も加わります。

すでに知名度の高い大手のメーカーなら別として、中小企業や個人で行うのは非常にハードルが高く、実現は困難です。しかし、インスタグラムであれば、比較的少ない費用で広告を出稿することが可能です。

また、ターゲット層も明確に絞り込めるため、低予算でも効果的な宣伝を行うことにもつながります。

サプリの宣伝にインスタグラマーが起用された成功事例7選

先述したサプリをインスタグラムで宣伝するための3つのマーケティング手法の中でもおすすめなのは、インフルエンサー(インスタグラマー)を活用したマーケティングです。

こうしたマーケティング手法はインフルエンサーマーケティングとも呼ばれ、その費用対効果の高さから近年注目を集めているマーケティング手法の一つです。

この章では、サプリのPRとしてインスタグラマーが活用された成功事例をいくつか紹介します。

FUJIMI

トリコ株式会社が販売するパーソナライズサプリメントの「FUJIMI」です。

FUJIMIはインフルエンサーの系統にこだわらずに、多くのインフルエンサーにPRを行ってもらうことで、認知を拡大しました。

多くのインフルエンサーが抱えるそれぞれ千差万別の悩みに合ったサプリメントを提供しているため、インフルエンサーの投稿を見ている消費者の悩みに、ピンポイントのサプリを提供できるという印象を抱いていただくことができます。

ヘリオホワイト

ロート製薬株式会社が販売する飲む日焼け止めの「ヘリオホワイト」を美容系インフルエンサーである、amiさんが紹介しています。

飲む日焼け止めのPRを肌が白く美しいamiさんに行っていただくことで、投稿を見る方に製品の効果や信憑性が生まれます。

また、日焼け止め以外の効果についても紹介しているため、より購買欲がかき立てられる投稿となっています。

モリックス

腸活にフォーカスしたサプリメントを販売しています。こちらの商品は積極的にインスタグラムを活用しており、フォロワー1万人を超えるインフルエンサーの投稿に商品を登場させることによって多くのユーザーの目に商品を認知させています。

また、その投稿を元に「SNSでも話題」と商品サイトでも掲載することで商品に親しみを持たせることに成功しています。

キラーバーナー

有名アーティストがプロデュースしたことでも話題のダイエットサプリメントを販売しています。それだけでも非常に話題性がありますが、インスタグラマーを活用した広告活動も盛んです。

ダイエットに関心の高い女性だけでなく、男性インフルエンサーも活用することにより幅広い層からの支持を獲得しています。

ファンケル

ダイエットサプリやビタミンサプリなど多くの健康食品を販売しているメーカーであり、インフルエンサーを活用した広告活動が盛んです。

取扱い商品の種類が非常に多く、ターゲットや商品を変えて広告活動を行っています。より細かい広告戦略を立てることで各ターゲットに最適な商品を選び、認知度を高めています。

ニッピコラーゲン

コラーゲンサプリのメーカーとして有名です。近年はインスタグラムを活用した広告宣伝にも力を入れています。

主力商品のひとつであるコラーゲンパウダーについては料理への活用方法などを投稿してもらうことにより、美容だけでなく料理に興味のあるユーザーも取り込むことに成功しています。

ていねい通販

すっぽんサプリの販売をしており、女性の身体の不調をサポートするサプリメントとして知られています。

インスタグラムでは、日常生活の投稿の中にさりげなく登場するなどインフルエンサーを活用した広告活動が盛んにおこなわれています。年齢や生活環境などに合わせて投稿方法を変えており、幅広い女性の支持を獲得することに成功しています。

インスタグラムでサプリ広告を出稿するポイント

ユーザーの信頼感を高める

インスタグラムを始め、SNSでサプリ広告を出稿する場合、もっとも注意しなければならないのがユーザーの信頼感です。

残念なことに、インスタグラムの一部のサプリ広告には、芸能人の画像を無断使用したり、故意に分かりにくい契約内容を表示したりといった、詐欺まがいのものが少なくないのも事実です。

そもそも、サプリメントの効能は個人差や感じ方の違いも大きいため、消費者に対して「効果がないのではないか」といった印象を抱かせやすいということがあります。これを防ぐためにも、サプリメントの広告を行うときには、ユーザーに安心感と信頼感を抱いていただくことが必要です。

製品に対する詳細な情報の公開や、製品や顧客との親近感の醸成、誠実な対応などを重ねることで、信頼を得ることはもちろん、製品のファンを獲得することも重要です。

これに成功しているのが、「まずい、もう一杯!」でお馴染みの青汁メーカー、「キューサイ」のインスタグラムです。

「キューサイ」は、健康食品に対する抵抗感を払拭するために、インスタグラムの投稿を非常におしゃれなものにしています。自

社製品を視覚的に多様しながらも、いかにも、といった宣伝広告としてのビジネス感が出ないようにするバランスこそが、ユーザーに親近感と信頼感を抱いていただく上で重要なポイントなのだと言えるでしょう。

的確なターゲティングを行う

インスタグラムは非常に多くのユーザーが利用するプラットフォームです。また、日本のサプリメントに対しては海外のユーザーも注目しているため、インスタグラムでの広告出稿は、非常に大きなユーザーにリーチできる可能性があります。

しかし、実はこれが大きな落とし穴になることがあります。というのも、できるだけ売り上げを得ようとした場合、ターゲットを広く、大きくとらえようとしてしまい、結果としてどの層にも届かないという事態に陥ってしまう可能性が生じてしまうことがあります。

特にインスタグラムの場合は、幅広い年齢層にリーチすることが可能な媒体です。できるだけ多くのユーザーに使ってもらいたいという気持ちが高まってしまうのですが、実は、まず売り上げを得るためには、絞り込んだ的確なターゲティングを行うほうが効果は高いと考えられます。

ユーザーとのコミュニケーションを重視する

従来の広告といえば、メーカーが消費者に投げかける一方通行の情報でした。そのため、よいイメージ、よい情報を伝えることで消費者の意識を促すというのが、従来型の広告が重視する点でした。

しかし、インスタグラムの場合、広告は単なるイメージの伝達ではありません。インスタグラム広告は、消費者との相互コミュニケーションのきっかけとなることがあります。

前述のように、サプリメント広告のもっとも大切なポイントは「消費者が商品に信頼感を抱くかどうか」ということ。インスタグラム広告は情報の伝達だけではなく、消費者との相互コミュニケーションの窓口になるということは覚えておきましょう。

露骨な宣伝は避ける

企業側が宣伝する場合、できるだけたくさんの情報を伝えようとするもの。そのため、インフルエンサーに対して「この情報を伝えて欲しい」「これも掲載して欲しい」など、要求が多くなってしまうことがあります。

しかし、インスタグラムのユーザーは、宣伝に対して非常に敏感。どれだけ影響力の大きいインフルエンサーでも、はっきりと「宣伝」であることが前面に出てしまうと、その投稿が読み飛ばされることも珍しくありません。

また、企業側の要求が多い場合、インフルエンサーの「自由に伝えたい」という気持ちと両立できなくなり、結果として成果に結びつくのが難しくなってしまいます。

そのため、インスタグラムを活用して宣伝したいという場合には、露骨な宣伝を避けて、インフルエンサーの気持ちを大切にするのがよいでしょう。

薬機法に注意する

サプリの宣伝を行うときに注意しなければならないのが薬機法です。薬機法とは、医薬品や健康食品などの製造販売について定められた法律で、宣伝や広告につきても厳しい規制があります。もしサプリの宣伝を行う場合は薬機法の規定を守ることが必要です。

また、インフルエンサーを起用する場合に必要なのが条件などに関する内容で、これらは契約を結ぶとき綿密に相談しておきましょう。もし表現の内容が薬機法や契約内容にふさわしくない場合には、大きなトラブルに発展してしまうこともあります。

【まとめ】インフルエンサーを活用してサプリメントの宣伝を行いませんか?

ここでは、サプリメントの宣伝にインスタグラムを活用する上でのメリットや注意点、そしてインスタグラム上のインスタグラマーが活用された事例についてご紹介してきました。

SNSを利用した宣伝活動は、現在ではプラットフォーム利用によるSNS広告が割合を多く占めている一方で、SNSのタイムラインに広告が挿入されることを嫌うユーザーも多いです。

インフルエンサーを利用した宣伝方法なら、ターゲットとなる層に自然な形で認知を促すことができ、確実にSNSユーザーへ商品を届けることが可能です。また、広告宣伝費のコスト削減にもつながります。

ぜひSNS上でのサプリメントの宣伝に、インフルエンサーを活用することを検討してみてはいかがでしょうか。

Maroとは?

Maroは理想のインフルエンサーとのマッチングを実現するインフルエンサーマーケティングプラットフォームです。

Maroでは、以下のような機能・サービスをご提供しております。

・専任の担当による施策実行のサポート
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