話題の「Twitter Blue」その機能や月額料金、メリット・デメリットなどについて解説

2023年に日本での展開がスタートし、話題を呼んでいるTwitterの有料サービスTwitter Blue。何ができるようになるのか、料金に見合った機能なのかと気になっているTwitterユーザーの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、利用できる機能や安く加入する方法、メリット・デメリットもふまえ、Twitter Blueについて詳しくご紹介します。

Twitter Blueとは?その機能について徹底解説

「Twitter Blue」は、米Twitter社が2021年6月にアメリカやイギリスなど一部の国でローンチした有料のサブスクリプションサービスです。ついに2023年1月11日から日本でも提供開始となり、日本のTwitterユーザー間では加入するか否かに関して様々な意見が飛び交っています。

「Twitter Blue」に登録することで、無料版にはないブックマークフォルダ(保存したいツイートをジャンル分けで管理できる機能)やツイート取り消しなどの機能が利用可能になります。

2021年当初は月額350円ほどで提供開始されたものの、Twitter社に就任したイーロン・マスク氏によって見直しが入り、料金は大幅に変更されました。
金額については後ほど詳しく説明しますので、是非最後までお読みください。

2023年2月現在は、日本のほかにカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、サウジアラビアなど15か国に提供が拡大し、今後の動向にも注目が集まっています。

Twitter Blueの加入条件

「フォロワー数が多くないと加入できないのか?」といった心配をされる方もいるかもしれませんが、Twitter Blueは月額支払いのためのクレジットカードを登録すれば、審査なく簡単に加入できるサービスになっています。

ただ、前提として「Twitterアカウント開設後から90日が経過している」ことと「電話番号認証」は必要になるため、利用希望の方は事前に把握しておきましょう。

Twitter Blueで利用できる機能

登録することで使えるようになる主な機能をご紹介します。

青いバッジ(チェックマーク)付与申請すると、かつて公式マークとして認識されていた青い認証バッジを獲得できます。プロフィールに不備がないか、30日間アクティブかなど審査があり、付与までに数日かかります。
ツイートの編集機能送信後30分以内のツイートに関して、最大5回の修正ができます。
ツイートの取り消し機能送信後すぐに公開されず、一定時間内はツイートを取り消すことができます。
長尺・高画質動画の投稿最大60分・2GB、1080p(フルHD)の動画をアップロードできます。
話題記事の一覧化フォロー中アカウントやフォロワー間で話題になっている記事が自動的に一覧化されます。
ブックマークフォルダ作成ブックマークしたツイートをフォルダに分けて整理できます。フォルダ数上限はありません。
リーダー機能スレッドに数回に分けて投稿された長文ツイートや添付画像を見やすく繋げて表示できます。
テーマ選定アプリ内でボタン等の配色選定ができます。
ナビゲーションのカスタマイズナビゲーションメニュー項目の追加や並び替えができます。
カスタムアプリアイコンスマートフォンに表示するTwitterアプリアイコンの色を変更できます。

また2023年2月現在、日本で今後提供予定とされているのは以下2つの機能です。

広告数の半減表示される広告が半数まで減らされる予定になっています。
会話での優位表示ツイートの会話上で一般ユーザーよりも優位表示される予定になっています。

このほかにも、アメリカでは2023年2月から文字数制限4000字までの長文ツイートが可能になるなど、新機能が順次追加されています。時期や内容は国によって異なりますが、日本ユーザーへも今後新たな機能が提供されることが予想されます。

Twitter Blueの月額料金は?安く加入する方法とは?

「Twitter Blue」に加入する際に注意したいのは、申し込みする媒体によって月額料金が違うという点です。

iOS版アプリ、Android版アプリから加入すると月額1,380円(税込)ですが、Web版から登録すると月額980円(税込)で利用できます。月400円の差になるので、安く登録したい場合はモバイルデバイスでもWebブラウザーからの登録がおすすめです。

さらに、Web版で年間プランに加入すると10,280円(税込)で、月額857円と12%お得になります。サブスクリプションは年額でも途中解約できるので、数か月使う予定という方はこちらも検討してみてください。

ただし、アプリで登録した後に安いWeb版の料金に変更したい場合、移行はできません。一度アプリ側で解約してから再度申込をする必要があるので、注意しましょう。

Twitter Blueにおけるメリット・デメリット

機能や料金について確認したところで、ここからは「Twitter Blue」を利用するにあたって考えられるメリットとデメリットをご紹介します。

メリット①より質の高い動画投稿ができる

まずメリットとしてあげられるのは、高画質で長尺の動画がアップできるようになることです。通常Twitterでアップロード可能な動画は2分20秒、512MBまでと制限があります。

一方で「Twitter Blue」利用者は、一部Webブラウザーからのみのアップロードに制限はされますが、最大で60分、1080pとフルHD画質でのアップが可能になります。

これまでの尺では不足に感じていた方や特に動画クリエイターなど、動画関連でTwitter投稿を行いたい方にとっては利点になるといえます。

メリット②ツイートを公開前に取り消せる

「Twitter Blue」では、ツイートが公開される前に一定の時間を設定し、その間に投稿するか取り消すかを決められるようになります。

通常でもツイートの削除は可能ですが、一度公開された後であれば、フォロワーをはじめ不特定多数のユーザーによってスクリーンショットなど記録を残されている可能性もあります。

特に公式アカウント運営者など、炎上や誤ツイートの予防のために誤字や整合性を確認するプレビュー機能として活用できる事が考えられるので、有効な機能といえるでしょう。

メリット③青バッジで信頼性を高く見せられる

昔は認証アカウントの印として機能していた青いバッジですが、現在では「Twitter Blue」で審査に通ったアカウントに適用されるようになりました。

しかし、日本ではリリースされて間もない「Twitter Blue」の詳細や、青バッジが持つ役割の移行を知らないユーザーがまだ一定数いることが考えられる上に、「Twitter Blue」以前に取得済の公式アカウントの青バッジも現時点では継続となっています。

このため、青バッジは認証されたアカウントとして、しばらくの間は一定の「公式感」や信ぴょう性を得られる可能性があります。

メリット④先行して新機能を試すことができる

Twitterのユーザーの中でも、特にTwitterの機能性などを好むファンにとって一番メリットとなり得るのが、Twitter社が提供する試運転段階の機能を試すことができるようになる点です。

Twitter社は順次新機能のテストをアメリカなど一部の国からスタートしていますが、Twitter Blueに登録すれば国内の一般ユーザーは利用できない新機能をいち早く利用して機能を楽しむことができます。

さらに、機能について自身のTwitterで意見発信を行うことや、Twitter社に対してフィードバックを出せることで、今後の新機能や改修の参考にされることもあり得ます。このような機会への参加に喜びや優位性を感じる方にとっては、利点だと言えます。

デメリット①月額料金が高い

一番デメリットとして注意すべきなのは「料金」です。

Web版でも月額980円または年間プランで月額857円と費用の負担が大きく、この金額に見合った機能があるかどうかは、個人の使い方次第で判断が分かれるでしょう。

広告表示だけを抽出して比較してみると、同様の価格帯でYouTube Premiumは月額980円で広告が一切なくなりますが、Twitter Blueでは表示は半減までと予定されています。

その点には一部のユーザーから不満の声もあり、自分が使う機能と料金のバランスをふまえて検討してみましょう。

デメリット②ツイート編集履歴が残る

ユーザーから希望の声が多かったツイート編集機能がTwitter Blueに搭載され、送信後30分以内は5回まで投稿内容の編集が可能になりました。

しかし、この機能で気をつけたいのは、編集履歴もすべて公開されてしまうという点です。修正目的で編集した時は、「修正前の内容を見られたくない」と感じる方もいると思いますが、Twitter Blueの編集機能ではツイートの下にあるタイムスタンプをクリックすることで、誰でもさかのぼって編集前の内容を見ることができてしまいます。

このため、投稿内容を修正したい場合は編集機能を用いるのではなく、無料版でもできるように、ツイート自体を削除して再投稿した方が良いのではと指摘する声もあります。

デメリット③使える機能に偏りがある

前述した機能一覧の中で、使いたいと思う機能はいくつあったでしょうか。例えばブックマーク機能であれば、もともと使っていてフォルダ数をもっと増やしたいと思っていた方にとってはもちろんメリットです。

しかし、そもそもブックマーク機能自体使っていなかったという方にとっては、ブックマーク機能にそこまで魅力を感じないでしょう。

また、ナビゲーションやアイコンのカスタマイズ等環境を編集する機能も、課金してまで使用したいかは意見が分かれるかもしれません。

こうした一部のユーザーに向けた機能が複数見られることから、Twitter BlueはもともとのTwitter機能を隅から隅まで使っていたようなユーザーに向けられているとも考えられます。

実際に、Twitter Blueを利用しないというTwitterユーザーからは、現状使える機能に魅力を感じないという声があがっています。今後追加予定の機能にも期待はできますが、自分のニーズに機能が合っているかを確認する必要があるでしょう。

デメリット④アカウントを凍結される可能性がある

簡単な加入方法でスタートできるTwitter Blueですが、青バッジを申請するとTwitter認証アカウントにふさわしいかを確認する審査が入ります。

Twitter規約に基づき、なりすましや攻撃的、著作権を侵害しているツイート等、アカウントが違反行為をしていないか過去にさかのぼってチェックされます。

審査結果によっては、アカウントが凍結される可能性もあるため、この点はTwitter Blueへ加入する上でのリスクといえるでしょう。

Twitter Blueへの加入後に凍結された場合にどうなるか、またどう対処するかについては、最後に詳しく説明していますので、是非ご参加ください。

Twitter Blueへの加入の仕方

「Twitter Blue」の申し込みは、完了まで5分もかからない簡単なステップになっています。ここではWeb版、iOS・Android版それぞれの加入方法をご紹介します。

Web版のTwitterから加入する場合

①ブラウザでTwitterを開き、メニュー上の「Twitter Blue」を選択します。

②1年プラン、月額プランが表示されるので、どちらかを選択し「購入する」ボタンをクリックしましょう。ここで電話番号を登録していない場合は電話番号認証に進みますが、問題なければクレジットカード情報を入力するページに遷移します。

③JCB、VISA、MasterCard、アメリカンエクスプレスいずれかのカード情報を入力して申し込みましょう。

④「完了しました」というページが出てくるので、「続ける」ボタンをクリックしてTwitter画面に戻ります。メニュー下部に「Twitter Blue」という表示が追加されていれば、登録確認も完了です。

iOS・Android版のTwitterから加入する場合

①Twitterアプリを開き、メニューのプロフィール下にある「Twitter Blue」 を選択します。

②ページ下部に表示される月額1,380円を確認の上、「購入する」ボタンをクリックします。ここで電話番号認証が完了していない場合は、先に認証に進みます。番号が登録されている場合は、AppストアまたはGoogle Playストア内に遷移し、購入手続きが行われます。

③サブスクリプションの支払いに進み購入が完了すれば、以上で登録は完了です。メニュー下部に「Twitter Blue」という表示が新しく追加されているかを確認しておきましょう。

Twitter Blueへの加入に関するよくある疑問

ここからは、「Twitter Blue」加入に際してネット上で見られる疑問について、具体的に見ていきましょう。

企業はTwitter Blueに加入すべき?

企業の公式Twitterアカウントを運営している場合、加入する必要はあるのでしょうか。

現時点で考えられる企業側のメリットとしては、「ツイートの取り消し」「青バッジの付与」「NFTプロフィール画像」といった機能があげられます。

特に公式アカウントにとって重要なのは信頼性です。公式だからこそ、添付間違いや誤字脱字など誤ツイートは避けたいものです。ツイート取り消し機能を利用して公開前に投稿の最終チェックをすることができれば、炎上や誤ツイートを未然に防ぐことにつながります。

青バッジ付与については、既に獲得済みのアカウントにとっては意味を持ちません。一方、これからアカウントを開設したりバッジ獲得する予定という中小企業にとっては、認証マークを得ることで公式アカウントという信頼性をアピールできる可能性があります。

3つ目のNFTプロフィール画像は、Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略語で、デジタルながら世界に一つしかない所有証明書がついた画像です。画像を作るためには仮想通貨を使用する必要があるので、ひと手間は要しますが、作成したNFT画像をプロフィールに設定することで、なりすましアカウントの防止や、公式アカウントとしての信ぴょう性アップが期待できます。

参考として、2022年12月には「Twitter Blue for Buisiness」の試験運転が一部の国でスタートしました。企業アカウントには青ではなく金色のバッジがつき、企業と関連する個人アカウントの紐づけなどができるようになります。日本でも一部企業に金バッジが付与され始めています。

Twitter Blueへの加入後に凍結された場合どうなる?

Twitter Blueへ加入した後にアカウントが凍結された場合に、料金を支払い続けなければいけないのか心配する方もいるでしょう。

前提として、Twitter Blueに登録したことによって、アカウントが凍結対象でなくなることはありません

デメリットで前述した通り青バッジの審査を受けることで、過去のツイートがTwitter利用規約に違反していないかを確認される可能性があります。そして、審査結果によっては、アカウント凍結もあり得ることを事前に知っておきましょう。

万が一、Twitter Blue加入後にアカウントがなんらかの事情で凍結した場合についても確認しておきましょう。

まず、付与されていた青バッジは予告なくはく奪されます。またTwitter Blueのヘルプセンターにある通り、凍結期間中も返金はされず、サブスクリプションを解約するまでは払い続けることになります。

Twitter Blueサブスクリプションに対しては、法的要請がある場合を除き、いかなる返金も行いません。凍結されたか他の何らかの理由でアクセスできなくなったTwitterアカウントに登録したサブスクリプションについても同様です。

引用:Twitter Blue ヘルプセンター 

アカウント凍結後は設定画面にもアクセス不可となるため、支払いを止める手続きは加入方法によって異なります。

iOSまたはAndroidアプリ経由の場合は、AppストアまたはGoogle Playストアにアクセスしてサブスクリプション一覧から解約することで完了できます。

一方で、Webブラウザー経由から加入した場合には注意が必要です。現状で考えられる方法としては、Twitterへ直接問い合わせる、または登録したクレジットカードを止める、といういずれかの方法になります。

Web版で凍結してしまった場合、まずはTwitterの問い合わせフォームから解約や凍結についての異議申し立て交渉を行ってみましょう。ただし、Twitterからの回答やその後のやり取りには時間がかかる可能性があるので、注意が必要です。

2つ目のクレジットカードを止める方法であれば、早急に支払いを止めることは可能です。しかし、カード自体が使えなくなるとTwitter以外の支払いなど日常生活にも支障が出るため、可能な限り1つ目の方法で解決することをおすすめします。

Twitter Blueのまとめ

Twitter Blueは長尺動画投稿など新機能をいち早く試すことができる一方、加入方法で異なる月額料金や凍結時の対応など、知っておくべき注意点もあります。

便利と捉えるかは普段のTwitterの使用方法や用途によっても異なるので、まずは利用できる機能から自分に合ったものがあるかを確認してみてください。

注意点もふまえた上でもし加入を検討している場合は、1か月など期間を決めて利用して、自分にとって使いやすいサービスかを実際に体験してみるのもおすすめです。

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