多くの人にとって欠かせない存在となっているYouTubeにおいて、YouTuberというカテゴリーは次第に一つの職業となり、今ではサッカー選手や野球選手に並ぶ、子供たちが将来叶えたい夢となっています。
商品紹介、ドッキリ、検証など、YouTuberの活動内容は様々ですが、全てのYouTuberに共通していえることは、人間であるということでした。
しかし、それが近年になり、現実には存在しない仮想のYouTuberさえも現れるようになったのです。
彼らはVTuberと呼ばれ、YouTubeにおける勢いは留まるところを知らず、インフルエンサー業界でも強い存在感を放っています。
今回の記事では、そんなVTuberをインフルエンサーマーケティングで活用するための依頼方法を詳しく紹介します。
VTuberとは?

VTuberとは、「バーチャルYouTuber」の略語であり、YouTube上で活動するアバターと呼ばれるアニメのキャラクターのような仮想人間のことを指します。
アニメ大国の日本発祥であるVTuberは、ゲーム実況をしたり、歌ったり、踊ったり、生配信を通じて視聴者と触れ合ったりと、人間のYouTuberが行うことととても似ています。
VTuberは背後のクリエーターが作成・運用している者が多いですが、一部は人間が手や頭に専用の機器を装着し、赤外線センサーで動作を測定することによって動き、その動きに合わせてキャラクター自身も動くようにしているVTuberもいます。
これは、リアルタイムでの視聴者との会話を可能にしています。「アニメのキャラクターと会話をする」そんな夢のような話がVTuberの登場によって現実味を帯びきたといっても過言ではありません。
人気を得ることができたVTuberは、YouTube上での活動に留まらず、現実の世界でライブイベントを開催したり、テレビに出演したりなど、その活動の幅を広げてさらに多くの人の注目を浴びています。
こういったバーチャルタレントは過去数年で急速に増えており、この動きは加速するといわれています。その証拠として、日本の大企業も関心を寄せていることが挙げられます。
大手総合商社の伊藤忠商事株式会社は、今年4月にVTuber事業を展開するいちから株式会社と資本業務提携を行いました。
伊藤忠商事は「通常のタレントとは異なり、個人の性別、外見等に囚われずに活動することができる上、現実の世界では困難な演出にも挑戦できる等、今後事業開拓の可能性が高い新たなエンターテイメント領域」とVTuberを評価しており、バーチャルインフルエンサー界のさらなる盛り上がりが期待されています。
VTuberに仕事を依頼する方法

①事務所を通じて依頼する
登録者/フォロワーが一定数いるVTuberの多くは事務所に所属しています。そのため、事務所を通じて依頼するという方法が最も簡単な手といえるでしょう。
事務所はVTuberの案件獲得のための営業活動や受諾した仕事の管理などを主に行っており、企業の案件が入った際はインフルエンサーの選定や商品の発送、事務所によっては効果分析など、キャンペーンがスムーズに進むように手助けしてくれます。
また、VTuberを活用したインフルエンサーマーケティングの知見があり、PR商品と親和性の高いインフルエンサーの情報や成功事例など、様々な情報が得られるというメリットもあります。
しかし、その分仲介手数料としてコストがかかることには注意しておきましょう。
キャンペーンの予算を十分に準備できているのなら、事務所を活用するのはおすすめです。
②直接問い合わせる
VTuberの中には、事務所に所属していない者もいます。
例として、猫宮ひなたは2019年に所属事務所が解散となってから、フリーで活動しています。
こういったフリーで活動するVTuberに仕事を依頼するなら、直接問い合わせてみましょう。YouTubeのプロフィール欄の概要に連絡先が書いてある場合があります(画像の赤丸)。

フリーのVTuberと直接連絡をとれる手段として、これも優良な選択肢であるといえますが、仕事の段取りなどは全て自身で決めなければなりません。この点は直接問い合わせることのデメリットといえるでしょう。
③インフルエンサーマーケティングツールを使用する

インフルエンサーマーケティングツールの使用もVTuberに仕事を依頼する1つの方法です。
VTuberの募集、業務委託、仕事のやり取り、仕事がどれほど良く行われたかの評価など、キャンペーンに必要なほとんどの手順はツール内で完結させることができます。
②の直接的な連絡をするということは、その前にインフルエンサーを探して見つけるという手順を踏んでいるということになります。しかし、ツールを活用すれば多くのインフルエンサーの中からフィルター機能やジャンルごとの検索機能を使用して探すことができるため、時間や労力の節約になります。
無論、この方法も事務所を介すのと同様に費用がかかります。例としてインフルエンサーマーケティングツール「maro」は、年額48万円のサブスクリプション方式です。
ただし、上記の機能が搭載されているほか、プロモーションの都度に追加の料金を支払う必要がなく、サブスクリプションの期間内は何度もプロモーションを行うことができるというmaro固有の特徴があります。
このように、ツールごとにも費用やその仕組みが異なるため、自身のプロモーションに見合ったツールを選択することが大切です。
↓↓Maroについての詳しい説明は以下のサイトにあります。参考にしてみてください↓↓
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今回の記事では、VTuberをインフルエンサーマーケティングで活用するための依頼方法について解説しました。
事務所に依頼しても、直接問い合わせても、有料マーケティングツールを使用しても、それぞれにメリットとデメリットがあります。
予算や今後のプロモーションに関する計画について熟慮し、どの依頼方法が自社にとってよりプラスになるかを考えてから行動する必要があります。
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