インフルエンサーマーケティングの事例を4つ紹介!事例から得られる学びも!

インフルエンサーマーケティングはすでによく知られているマーケティング手法です。

現在は重要なオンラインマーケティングとして確固たる地位を確立しており、従来の広告料を払えないような小さな会社やスタートアップのためのものではありません。

多くの有名企業が、インフルエンサーマーケティングはターゲット層を獲得する効果的な手段だと認識しています。

今回は、実際のインフルエンサーマーケティングの成功事例を見て、何がそのキャンペーンを成功に導いたのかを考えていきましょう。

モトローラのMoto Z familyとMoto Mods

モトローラはMoto Z familyやMoto Modsと呼ばれる新しいスマートフォンシリーズの発売を決めました。

既存の標準的なスマートフォンとの大きな違いは、「mods」を携帯電話から出し入れすることで自分の好きなようにカスタマイズできる点です。
必要であれば、プロジェクターを携帯電話に接続することもできます。

モトローラはこれらの携帯電話を若者に売り込みましたが、うまくいきませんでした。

そこでモトローラは、ターゲット層が多くの時間をYouTubeに費やしていることに気づきました。

そしてインフルエンサーがYouTubeでのMoto Zの様々な使い方、例えば10フィートのロケットに繋げる様子実演することによる効果に可能性を見出しました。

代理店パートナーは、Moto Zの認知度を高めるためのインフルエンサープログラムを開発しました。
多様な分野から成る13人のインフルエンサーと協働することで、幅広い消費者をターゲットにしました。

それぞれのインフルエンサーは「パートナーシップ発表」の投稿をし、Moto Modsの独自の活用方法に注目したYoutube動画を一つ、そしてその他に2つ程度のソーシャル投稿を作成しました。

インフルエンサーが作成した13本の動画はすべてとても異なっており、10フィートのロケットに携帯を取り付けたものや、呪われた高校を生き残る方法の動画など、幅広いものとなりました。

動画の再生回数は1,160万回、ソーシャルインプレッションは3,810万回でした。
この効果により、公式サイト
のクリック回数は122,000回となりました。(内80,000回は初めての訪問でした)

このキャンペーンからの学び

このキャンペーンからの学びは「その製品の最大の特徴を理解する」ということでしょう。

今回の場合、モトローラは製品の特徴である「好きな風にカスタマイズ可能」というのを売り出しました。

その方法として、ロケットにモトローラの携帯をつける動画が出来上がったのです。

現代の商品や情報がありふれた社会では、このような差別化が非常に重要となります。

ペプシの絵文字プロジェクト

ペプシはウォルグリーンでの売上向上を目指し、#SayItWithPepsiのハッシュタグと共に限定パッケージを作成しました。

ペプシは、今回のキャンペーンではミレニアル世代をターゲットにしていたため、店舗での販売であっても、ソーシャルメディアエンゲージメントが最善の宣伝になると判断したのです。

キャンペーンのの目的は、ウォルグリーン限定のペプシ絵文字ボトルを夏のアクティビティに持ち歩くことですべてがより楽しくなることを謳うものでした。

ペプシは影響力のあるクリエイターを起用して、200種類のオールドスタイルな絵文字をオリジナルで作成し、コンテンツとしてミレニアル世代のフォロワーに拡散しました。
コンテンツには、オリジナルのブログ記事や写真、ブランド動画などが含まれていました。

これにより、10代の若者をウォルグリーンの店舗へ呼び込み、夏の冒険を楽しむためのペプシ絵文字ボトルを購入してもらうことができました。

さらにペプシはこれらの主要インフルエンサーが作成し、拡散したコンテンツのパフォーマンスを分析しました。

最も良いパフォーマンスを発揮したコンテンツを選び出し、次回キャンペーン時にインフルエンサーがミレニアル世代のフォロワーへの拡散に使えるよう、工夫を加えました。

このキャンペーンは2つのTwitter上のグループにより、#SayItWithPepsiとペプシ絵文字ボトルを祝う投稿で締めくくられました。

キャンペーンは最終的に4,600万回のインプレッションを獲得し、キャンペーンのコンテンツには50,000を超えるエンゲージメントがありました。

このキャンペーンからの学び

このキャンペーンの一番重要なことは「ターゲット理解」でしょう。

ウォルグリーンは一般的なスーパーマーケットなので、若者が好んで来るような場所ではありませんでした。

そこで店頭でのキャンペーンから、インターネット上でのキャンペーンに移行したのです。
そしてこのキャンペーンは大成功を収めました。

この「ターゲット層がどの媒体にいるか」というのは、インフルエンサーマーケティングにおいて非常に重要です。

ドーナツの日のダンキンドーナツ

ダンキンドーナツとその代理店であるトリリアはドーナツの日の認知度を高めようとしていました。

彼らはインフルエンサー事務所およびエンターテイメントスタジオであるCollabと提携し、視覚的に惹かれるクリエイティブなコンテンツを特徴とする、全国的なスナップチャットキャンペーンを始めました。
(スナップチャットとは、アメリカで若者を中心に使われているSNSです)

ダンキンドーナツはドーナツの日には特別割引を行い、Collabはスナップチャット上で、それぞれの都市で実施されている割引について宣伝するコンテンツを拡散しました。

彼らは8人の有名なインフルエンサーの協力を得て、コンテンツの作成と拡散を行いました。

ドーナツの日には、その8人のインフルエンサーはダンキンドーナツのスナップチャットアカウントを乗っとるキャンペーンを行いました。

キャンペーンはアメリカ全土の3つのタイムゾーンと3つの都市で24時間に渡り行われました。

インフルエンサーはコンテンツを通してフォロワーをダンキンドーナツへ誘い出し、キャンペーンの特別オファーを受け取らせることに成功しました。
また、ダンキンドーナツの店舗内には、インフルエンサーがスナップチャットの投稿に使用できるフィルターを設置していました。

その結果ダンキンドーナツは、ドーナツの日だけでスナップチャットのフォロワーを通常月の10倍に増やすことができました。
キャンペーンは300万人に届き、40,000回のエンゲージメントを得ました。

このキャンペーンからの学び

今回のキャンペーンからの学びは「インフルエンサー事務所とコラボ」することでしょう。

このキャンペーンはインフルエンサー事務所の助けなしでは、成功しなかったことは明白です。

インフルエンサー事務所は、インフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングに通じています。

思い切ってインフルエンサー事務所にキャンペーンをお願いしても良いかもしれません。

ハーゲンダッツのBOGOキャンペーン

このキャンペーンは、アイスクリームが夏の大切な風物詩であることをニューヨーカーに思い出させるものとして始まりました。

キャンペーンの内容としては、一つ買うともう一つ無料で手に入るというお買い得な宣伝と、ニューヨーク市内のスーパーマーケットの試食イベントを行いました。

ハーゲンダッツはミレニアル世代をターゲットに持つ、ニューヨーク出身のインフルエンサーを起用しました。

キャンペーン内容として、インフルエンサーは「ハーゲンダッツオープンコンテナ」(#HDOpenContainer)をテーマにコンテンツ作成を行いました。

これはニューヨークの地元イベントに起因したアイデアでした。
このキャンペーンにより、ハーゲンダッツは友達と楽しむことのできる、贅沢で大人のおやつとして位置付けられました。

キャンペーンの中には、ルーフトップパーティーに加え、試食パーティーからのライブ配信が含まれていました。
コンテンツはニューヨークの中心街の雰囲気を醸し出すように作られました。

その後、インフルエンサーを起用したキャンペーンはPinterest、Facebook、Twitterでも適用され、より多くの消費者がコンテンツを目にすることになりました。

全体として、1,430万回のインプレッションと27,400回のエンゲージメントを獲得することができました。

このキャンペーンからの学び

今回の学びは「ブランドの価値づけ」でしょう。

ハーゲンダッツといえば、「高級なアイスクリーム」というイメージを持っている人が多いです。

ですが、今回のキャンペーンでは「高級ではあるが、ハーゲンダッツは友達と気軽に楽しめるアイスクリーム」という位置付けをしました。

そして友達と一緒にハーゲンダッツを食べる人が増えました。

このようにキャンペーンを使って「ブランドの価値」を設定できるというのが、今回の学びです。

インフルエンサーマーケティングの事例のまとめ

今回は4つのインフルエンサーマーケティングの事例を紹介しました。

インフルエンサーマーケティングは年々、その需要が増えてきています。

今からでも遅くありません。インフルエンサーマーケティングを取り入れてみませんか?

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