様々なデジタルマーケティング手法によって、あなたの会社のブランド認知度を上げることができます。
しかし、インフルエンサーマーケティングに匹敵するものは他にありません。
調査によると、65%のマーケターが、「インフルエンサーマーケティングによってブランド認知度を高めることに成功した」と評価しているのは、おそらくこのためでしょう。
自分の会社のブランド認知度を高めたい、と考えるのはごく当たり前のことです。
今回はその中でも注目されている、インフルエンサーマーケティングを使用したブランドの認知度の高め方を紹介します。
目次
そもそもなぜブランド認知度は大事なの?

ブランド認知度はどうして重要なのでしょうか?
それは、カスタマージャーニーにおける最初のステップであり、最終的に顧客を獲得するための必要不可欠な土台であるからです。
ブランド認知度とはつまり、「世の中の人々があなたのブランドのことを心に思い浮かべ、認識できるか」のことです。
ブランド認知度を高めることが大切な理由は他にもいくつかあります。
まず初めに、ブランド認知度が高いと、オーディエンスがあなたのブランドを一番初めに思い浮かべることになります。
これはTop of mind 認知率と言われるものです。
例えば、「服の消臭剤は何?」と聞かれた時に何も検索せずに頭に浮かんだ「ファブリーズ」と答えたとしましょう。
これがTop of mind 認知率です。
このTop of mind 認知率が高ければ高いほど、消費者はそのブランドの商品を購入する可能性が高くなります。
というのも、消費者は何か買う時に、「どのブランドにしようかな」と比較することはほとんどないから。
また、消費者があなたの会社のブランドを知っていれば、そのブランドに安心感を感じ、信頼できると感じるでしょう。
そして、いざ商品を購入する場面になった時、競合他社ではなく、あなたのブランドの商品を買う可能性が高くなります。
具体的なブランド認知率を上げる方法

ここからはインフルエンサーを使ってブランド認知度を上げる方法を紹介します。
ステップバイステップで紹介するので、全て真似していただければ大失敗することはありませんよ。
ステップ1 インフルエンサーを探し提携する
ブランド認知度を高めるために、適切なインフルエンサーを見つけ、接触を図り、彼らと提携を結ぶ必要があります。
提携することができるソーシャルメディアインフルエンサーの種類は様々ですが、大きなフォロワーを持つインフルエンサーと提携するには、多額の費用がかかる場合があります。
このため、多くの小企業やスタートアップ企業はマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーをターゲットにしています。
マイクロインフルエンサーのメリット・デメリットについてさらに知りたい人はこちら。
これらのインフルエンサーはオーディエンスの数が比較的少なく、フォロワーと個人的にやり取りをする時間が十分にあります。
その結果、エンゲージメント率が高くなります。
さらに、こういったインフルエンサーは一般人に近い生活をするため、フォロワーはより身近に感じることができます。
それが商品購入をする際の信頼に繋がります。
「私の好きな〇〇さんが紹介しているから購入しよ」と、最後の一押しができます。
最後に、フォロワーの数が比較的少ないので、マイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーのオーディエンスは特定の分野に特化しているという特徴もあります。
なので、大抵の人はマイクロインフルエンサーやナノインフルエンサーと提携をすることをおすすめします!
ナノインフルエンサーのメリット・デメリットについて知りたい人はこちらの記事がおすすめです。
ステップ2 コンテンツを作る
ブランド認知度を高め、新たなオーディエンスに訴求する別の有効な方法があります。
それは、インフルエンサーと共にキャンペーンを開催したり、または無料サンプルを配ったりすることです。
ブランドの認知度を高めるキャンペーンにおいて、商品のサンプルを送り、インフルエンサーにあなたの会社の商品またはブランドに関して投稿してもらうよう依頼するのは効果的です。
また、ギブアウェイをすることもコンテンツ戦略の一つです。
ギブアウェイとは「いいねしてくれた人の中から5名に商品プレゼント」みたいなものです。
誰しも「無料なら挑戦しようかな」と思っているので、これらの投稿はエンゲージメントを増やす傾向があります。
注意点としては、インフルエンサーマーケティングのキャンペーンで確実に成果を出せるよう、そのインフルエンサーのフォロワーにとって十分な魅力を持つキャンペーンを用意する必要があります。
そうして初めて、フォロワーがそのキャンペーンに興味を持つようになるでしょう。
そしてエンゲージしてくれます。
ステップ3 ブランドアンバサダーを作る
インフルエンサーマーケティングの戦略を次のレベルに引き上げる方法の一つは、ブランドアンバサダープログラムを始めることです。
短期間でのインフルエンサーマーケティングのキャンペーンでは、リーチ数を高めることができます。
一方で、ブランドアンバサダープログラムでは、長期間にわたってブランド認知度を高めることができます。
一回限りのキャンペーンに比べ、ブランドアンバサダーは長期間にわたりブランド認知度を高めてくれます。
それは、彼らがあなたの会社の商品やサービスに関する投稿を繰り返し行い、ブランド認知度を確立するからです。
ブランドアンバサダーの中には、アフィリエイトを利用した歩合給を払うという方法もあります。
これは、インフルエンサーが販売を増やそうとするモチベーションを高め、あなたのマーケティング目標を達成するのに役立つでしょう。
さらに詳しくインフルエンサーマーケティングのやり方を知りたい人へ
以下の記事でインフルエンサーマーケティングのやり方を10ステップに分けて説明しています。
こちらはブランド認知度の向上に特化したものではないですが、より詳しくインフルエンサーマーケティングのやり方がわかります。
実際にインフルエンサーマーケティングでブランド認知度が上がった例3選

ここからは実際にインフルエンサーマーケティングで、ブランド認知度が上がった例を紹介します。
Black Swan Jewels
クリックを獲得できる方法の一つとして、Giveawayという方法を取ることができます。
みなさんがインスタを開いている時に、「この商品を抽選5名にプレゼント!応募方法はこのアカウントをフォローして、友達とタグ付するだけ!」みたいな投稿見たことあると思います。
これはGiveawayの典型的な作戦です。
商品をあげる代わりにユーザーのエンゲージメントを求め、ブランドを認知してもらうことができます。
Black Swan Jewelsは大きな影響力を持つインフルエンサー、@krsikapamarija(フォロワー数237,000人)や@yefiimiya(フォロワー数79,000人)と提携し、このGiveawayのマーケティング戦略を行いました。
これにより、Black Swan Jewelsは高いブランド認知度を獲得しました。
実は、Black Swan Jewelsはこのような無償サンプルの提供を常時行っています。
Black Swan JewelsはGiveawayの作戦をうまく使ったインフルエンサーマーケティングをしている会社だと覚えておいてください。
Marks and Spencer
人気ブランドMarks and Spencerはインスタグラムをたくさん活用し、売り上げを上げる代表的な会社です。
Marks and Spencerでは商品の宣伝のために頻繁にファッションインフルエンサーとコラボをしています。
M&Sによる投稿はユーザーのことを考え、商品の価格についても記載しています。
M&Sの1番の特徴は、一度に複数枚画像を投稿することで、それらはユーザーへのファッションアドバイスとなることを意識しているようです。
このようにしてユーザーの関心を掴み続けています。
ただの商品告知の枠を飛び越え、コーディネートを紹介するインスタグラムアカウントにもなっているというこです。
このような「ユーザーのことを徹底的に考えた」ブランドは自然と認知度が上がりますよ。
Daniel Wellington
ライフスタイル業界、ファッション業界でのインフルエンサーマーケティングを語る上で、Daniel Wellingtonは欠かせません。
高級時計ブランドであるDaniel Wellingtonは、Instagramでブランド名を広めるため、戦略を徹底的に実行し成功しました。
彼らは、様々な知名度のライフスタイルインフルエンサーを集め、すべてにおいて同じ戦略を実行し続けています。
新商品の発売時であれ、セールシーズン時であれ、常にインフルエンサーのみから、ブランドの情報を発信するのです。
インフルエンサーからの発信のみでここまで成長した企業はなかなかないでしょう。
現代におけるマーケティング手法の鏡の一つです。
インフルエンサーマーケティングにおけるブランド認知度のまとめ
今回はインフルエンサーマーケティングにおけるブランド認知度の上げ方、そして成功事例を3つ紹介しました。
ブランド認知度を向上させることはこれからの情報過多の時代には、必須の条件です。
みなさんもインフルエンサーを利用して、ブランド認知度を上げちゃいましょう!
ちなみにインフルエンサーマーケティングを検討している人には、Maroがおすすめです!
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