Shopifyとinstagramの連携方法についてわかりやすく解説!

手軽に商品を購入できるInstagramのショッピング機能は、いまやECサイトの動線として欠かせません。ShopifyでECサイトを運用していれば、手順さえふめば無料でInstagramショッピングと連携できることはご存じでしょうか。

「連携させたいけど、設定が大変そう」「連携させるほどメリットがある?」とお悩みの担当者の方に向けて、ShopifyとInstagramの連携方法を詳しく解説します。連携を進める上での注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ShopifyとInstagramの連携機能とは?

Instagramのショッピング機能は、2018年にリリースされました。商品URLを投稿にタグ付けするだけで、投稿をタップしたユーザーは直接商品ページにアクセスでき、買い物ができる仕組みです。
それまでInstagramでは、投稿に外部リンクを貼ることができなかったため、ユーザーと発信者双方にとって画期的な新機能だったと言えるでしょう。リリースから4年経ったいま、Instagramは重要な販売チャネルとして影響力を持っています。

ECサイト運用プラットフォームとして人気のShopify(ショッピファイ)は、Instagramショッピングのリリース後、連携をいち早く開始しました。設定手順も、簡単にできるよう年々アップデートされています。
ShopifyとInstagramショッピング機能を連携させると、ECサイトに登録している商品が連動して、投稿に商品URLをタグ付けできるようになります。投稿を見たユーザーは、タップして商品情報を確認したり、そこから直接ECサイトに遷移したりでき、シームレスな送客が望める仕組みです。

ShopifyとInstagram連携のメリット

新規リーチと集客が期待できる

ShopifyとInstagramを連携する一番のメリットは、集客動線が増えることです。
ShopifyではECサイト運用はできるものの、単体で集客には至りません。一方Instagramは、2023年の国内月間アクティブユーザーが3,300万人とも言われており、屈指の影響力を誇るSNSメディアです。多くの人が集まるInstagram上でタグ付け投稿をすれば、フォロワーをはじめとするユーザーに対して商品を定期的にアピールできるでしょう。

さらに、Instagramアプリの下部に配置されている「ショッピング」のタブでは、フォロー有無に関わらずユーザーの興味に近いアイテムが表示されます。このため、不特定多数の潜在ターゲット層に対して新規にリーチできる可能性があるのも、ショッピング機能ならではの魅力です。

売上アップが見込める

初期費用をかけず売上拡大が期待できることもポイントです。Instagramのショッピング機能、Shopifyでのチャネル追加や連携は、いずれも無料で使用できる機能です。

さらに、SNSメディアでリーチを伸ばし集客が増えれば、おのずと売上拡大につながる可能性も高まります。費用負担なく始められるので、売上アップを目指して連携させておくのがおすすめです。

自然な投稿が広告代わりになる

Instagramショッピング機能を使えば、投稿からサイトへ自然な形で誘導できるのも大きなメリットです。画像のクオリティや見映えが重視されるInstagramでは、魅力的な画像を用いれば視覚的に惹きつけられて、アクセスに繋がる可能性があります。

さらに投稿テキストでは、使い方やおすすめポイントといった詳細情報を盛り込むと、ユーザーの関心を高められるかもしれません。ユーザーに自然な形でアピールできるので、広告色を抑えてサイト誘導ができるのも魅力でしょう。

ShopifyとInstagramの連携方法を詳しく解説します

ここからは、ShopifyとInstagramを実際どのように連携するのか、手順を追って詳しく解説します。

審査で数日待つ可能性があるため、時間に余裕をもって取り組むのがおすすめです。一部コードをいじる箇所もありますが、基本的には簡単な作業が多いので、落ち着いてひとつひとつ進めていきましょう。

1. Facebookでビジネスページを用意する

ショッピング機能を利用するには、Instagramの親会社であるFacebookでの設定が必須になります。企業・ビジネス向けのFacebookアカウントである、Facebookページを用意しましょう。既にFacebookページをお持ちの方は、手順2へ進んでくださいね。

まずお持ちのFacebookアカウントで、Facebookページを用意しましょう。

Facebookのホーム画面で、右上の「+」をクリックし、「ページ」を選択します。ページ名にはブランド名などを入れ、カテゴリを選びます。
左メニューの「ページ情報を編集」から、住所など基本情報を入力します。追ってヘッダーやアイコン画像も設定しておきましょう。

2. Instagramでプロアカウントに切り替える

次に、Instagramのアカウントの設定を行います。ショッピング機能を利用するには、ビジネス又はクリエイターのプロアカウントに切り替える必要があります。

Instagramアプリで、プロフィール画面を開きます。
右上の3本線のアイコンをタップし、「アカウントと種類のツール」を選択し、「プロアカウントに切り替える」を選びましょう。

ビジネス・クリエイターのいずれか、ジャンルを選択して、電話番号など連絡先情報を記入します。作成してあるFacebookページをリンクさせれば、設定完了です。

3. ShopifyでチャネルにFacebookを追加する

Instagramの設定が終わったら、次はShopify側の設定を行います。

ストア管理画面で、サイドバーの販売チャネル横の「+」をクリックします。「販売チャネルを追加」というウィンドウが表示されるので、「Facebook」部分の「+」をクリック。
「販売チャネルを更新する」ボタンを押すことで、Facebookが販売チャネルとして追加されます。

4. ShopifyでInstagramショッピングを設定する

サイドバーに表示される「Facebook」を選択し、「Instagramで商品を販売」の「設定を開始」をクリックしましょう。
連携するFacebookページやInstagramアカウントを選択し、ひとつずつ設定していきます。入力が完了したら、「審査をリクエストする」をクリックしましょう。

Facebook側での審査は大体24~48時間、長くて1週間要することもあるようですので、メールをチェックしながら待ちます。審査を待つ間に、Facebookメニュー内の「テンプレートタブ」をクリックして、「ショップ」に変更しておきましょう。

5. Shopifyでサイトのドメイン認証を行う

審査が進むと、ウェブサイトのドメイン認証について、Instagramからメールが届きます。メールに表示された「ウェブサイトを認証」をクリックします。
Facebookページが立ち上がり、未認証のURLが表示されますので、「メタタグによる認証」タブから、基本ステップにならって進みます。
1の「このメタタグを~」と書かれた部分に表示されている以下コードをコピーします。

<meta name=”facebook-domain-verification” content=”~~~~~”/>

Shopify管理画面に移り、サイドバーから「オンラインストア」を選択します。
右に表示されるライブテーマの中の「アクション」をクリックして、「コードを編集する」を選びます。左側に表示された「Layout」の下にある「theme.liquid」を選択してください。
右側にはコードが表示されていて、<head>~</head>の間に、コピーしたコードを入れこむ作業です。</head>の直前に貼り付けるのが、他のコードが途切れずおすすめです。

ペーストが終わったら、Facebookページで「認証する」をクリック。以上で認証作業が完了しました。

6. Instagramで承認を行う

審査に通過したら、ShopifyのFacebookチャネルで、「Instagramショッピング用に承認されました」と表示されます。

Instagramのプロフィール画面右上の三本線アイコンから、「ビジネス」の「Instagramショッピングを設定する」を選択します。販売者利用規約を確認し、「利用規約に同意」を選択。これで、Instagramショッピング機能の利用が承認されました。

再度設定に戻り、「ビジネス」>「ショッピング」>「商品」から、カタログを選択。以上で、Shopifyに登録している商品がInstagramでも反映されるようになりました。

7. Instagramでタグ付け設定をする

設定が完了すれば、通常の投稿時に商品URLを画像にタグ付けするだけでOKです。連携がうまくいかない時は、商品在庫がない可能性があります。商品タグ付けの前には、在庫状況も確認してみるようにしましょう。

過去の投稿に商品タグ付けを行いたい場合は、投稿の右上に表示される三点のアイコンから、「編集」を選択します。写真上に「+タグ付け」という表記が出るので、タップして「商品のタグ付け」を選び、実際に商品を選択しましょう。保存が完了したら、投稿をチェックしてみましょう。プロフィール欄から見ると投稿右上にカゴのマークが付き、タグ付けが反映されます。Instagramでは過去の投稿はあまりリーチが伸びない傾向にありますが、反響の良かった過去投稿があれば、タグを追加しておくと良いでしょう。

ShopifyとInstagramの連携に必要な注意点

連携方法が分かったところで、実際にShopifyとInstagramを連携するにあたって、注意しておきたいポイントをご紹介します。

連携前に注意したいポイント

Instagramで販売できる商品を確認

InstagramやFacebookでは、一部販売不可の商品があります。「お酒」「たばこ」「定期便」「デジタルコンテンツ」「マッサージやセミナーなどのサービス(無形商材)」などがその一例です。売りたい商品が該当していないか、連携を進める前に利用規約を確認してみてください。

販売規約やコマースポリシーを確認

商品販売にあたって、Facebookが定めているコマース製品販売者契約と、コマースポリシーにもしっかりと目を通して確認しましょう。万が一この規約に違反してしまうと、コンテンツ削除や、最悪の場合はアカウント停止といった強い措置が講じられる場合があります。

Facebook審査に落ちた時の注意点

設定を進めていく中で、Shopifyの「Instagramビジネスアカウント」箇所に「資格なし」と表示されるケースがあります。この場合、連携ボタンを押してもエラーメッセージが表示され、連携できません。この事例は、「フォロワー数が少ない」または「開設して間もない」アカウントに多いようです。明確な理由はわかっていませんが、ショッピング機能利用要件のひとつである「信頼性を示すこと」を満たしていないと捉えられている可能性があります。

クリエイターおよびパブリッシャーは、Instagramで認証済みのプレゼンスを確立している必要があります。十分なフォロワー数を維持していることも求められます。

引用元:Instagramのパートナー収益化ポリシー

上記を参考に、まずはInstagramのフォロワーを増やすなど、アカウントを育てる期間をとってみてください。フォロワーが一定数増えた段階で、再度挑戦するのが良いでしょう。

また、既にFacebookページとShopifyの連携が成功していても、Instagramとの連携は審査が通らないケースも稀にあります。これは、Facebook上での販売とInstagram上での販売は別と捉えられ、分けて審査されているためです。こうしたケース以外にも、なんらかの理由でFacebook審査に通らないことがあります。その場合は、プラットフォームのShopify側にではなく、審査を行うFacebook社に問い合わせるようにしましょう。

【まとめ】ShopifyとInstagramの連携について

今回は、InstagramとECプラットフォームShopifyの連携方法についてご紹介しました。Instagramは利用ユーザーが多く、販売チャネルとしても有効です。ショッピング機能をうまく活用することで、これまでリーチできなかった潜在顧客の新規獲得や、さらなる売上拡大を見込めるでしょう。設定は審査などに時間を要しますが、一度連携設定が済めば簡単な手順で投稿にタグ付けでき、継続的に商品をアピールすることができます。

手数料もかからず集客を見込める機能なので、ShopifyでECサイトを運営している方は積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

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