【徹底解説】アパレル企業がインフルエンサーを活用し、成功した事例5つ

皆さんはインフルエンサーマーケティングをする際に、過去事例を研究されていますか?

インフルエンサーマーケティングも他のマーケティング手法と一緒で、過去事例から学ぶことが非常に大事になっています。

なので今回は、アパレル企業がインフルエンサーを起用し、成功したインフルエンサーマーケティングの事例を5つ紹介します!

アパレル企業が採用するべきファッションインフルエンサーとは?

読んで字の如く、アパレルの写真や着こなしを中心にSNSに投稿し、皆さんに影響を与えていく人を「ファッションインフルエンサー」と言います。

例えば、以下のような人が当てはまります。

この人たちは「WEAR」というアプリにファッションを投稿し、一躍有名となり、現在はインフルエンサーとして活躍しています。

※WEARというアプリは「ファッションの着こなしに特化したSNS」です。

基本的に彼らは、SNS上でファッションの着こなしやトレンドの洋服を紹介し、フォロワーの人に影響を与えます。

常に最先端のトレンドをキャッチアップしていることが多いため、フォロワーの多くは彼らのファッションを参考にしながら、コーディネートを考えます。

皆さんもインスタなどを見ていて、「このコーディネートいいな、どこで服買ってるんだろう」と思ったことはありませんか?

こういったことからわかるように、ファッションインフルエンサーがフォロワーに与える影響は非常に大きいのです!

すなわち、この「ファッションインフルエンサー」をうまく使っていくことが、今後のブランドのマーケティングを左右するということです。

なので、ファッションインフルエンサーの登用が注目されているのですね!

事例① UNIQLO

ファストファッションブランドとして人気の高いユニクロ。

ファーストリテイリングが発表した2020年8月度連結決算によれば、国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比29.3%増の1,076億円となりました。

コロナ禍でも売上をむしろ伸ばすユニクロは、デジタル広告やテレビCMでECの情報を発信を強化し、アプリ会員特別限定価格をスタートしたことで、新規顧客の獲得に成功しました。

そんなユニクロはTwitterを活用したインフルエンサーマーケティングでも快進撃を繰り広げます。

ユニクロが起用したインフルエンサーは3人組ミュージックバンド「雨のパレード」のドラマーである大澤実音穂(@mine_dm)さん。

2020年11月現在、Twitterで約1.9万人のフォロワーを有する人気のインフルエンサーです。

ユニクロは、大澤実音穂さんを含めた若手ミュージシャン4名のコーディネートをファッショントレンドメディア「FASHIONSNAP」に掲載しました。

インフルエンサーをモデルとして、またはインタビューという形で人気メディアへ掲載する手法が、多くの反響を呼んだのです。

コツ

宣伝すぎないナチュラルな宣伝が受け入れられやすい。

事例② ファッションセンターしまむら

郊外の独立店が多いため、今年の4~5月も営業を継続していたファッションセンターしまむら。

一時は前年同期比22.3%減の売上にまで落ち込みましたが、5月以降は来店客数が大幅に回復し、6月度のしまむら事業は既存店の前年対比27.0%増を達成しました。

巷には「しまパト(しまむらパトロール)」という言葉も蔓延するほど、世の女性達の注目を集めるファッションブランドの一つです。

そんなファッションセンターしまむらが起用したインフルエンサーは、「プチプラのあや(@ayalilyflowers)」さん。

プチプラファッションを取上げるファッションインスタグラマーの中で、トップクラスの人気を誇るインフルエンサーです。

もともとプチプラのあやさんは、会社員の傍ら「WEAR」にコーディネート投稿を掲載し始めたことがきっかけで、インスタグラム、LINE BLOG、YouTube等のSNSにも投稿を開始。

現在のWEARフォロワー数は40万人以上、インスタグラムフォロワー数は70万人近くの人気を持ち、一般人の中では断トツの支持を得ているインフルエンサーです。

そんなプチプラのあやさんの強みは、安くても素材や機能に着目した商品レビュー。

「誰にでも好感を持ってもらえる服装」の提案と、独自のコーディネート理論を展開しています。

しまむらのPR投稿では、店舗のチラシやカタログのようなレイアウトの写真と、商品ごとの名前や価格などの情報が詳しく記載されたキャプションが特徴的と評判に。

閲覧ユーザーがコーディネートの参考にしやすい点が成功の秘訣となりました。

プチプラのあやさんの起用例に見られるように、豊富な情報量とユーザーの視点に立った投稿は、インフルエンサーマーケティングのカギとなります。

コツ

ユーザーのメリットを優先した、親切な情報を常に提供しているインフルエンサーを起用することが、成功に繋がります。

事例③ GU(ジーユー)

ファーストリテイリングが発表した2020年8月期連結決算で、ユニクロ事業と同じく売上を伸ばしたのがGU。

なんとユニクロ事業を大幅に上回る、前期比3.1%増の2460億円の売上を叩き出し、低価格なカジュアルファッションブランドとしての地位を築きました。

そんなGUが起用したのは、日本でトップクラスの人気ユーチューバー「水溜りボンド」さん。

「カンタ」さんと「トミー」さんの2人組で活動しており、ドッキリをはじめとしたバラエティに富んだ企画が人気のユーチューバーです。

2020年11月現在のチャンネル登録者数は約435万人。連日の投稿で、幅広い年代のユーザーから高い支持を集めています。

GUのPR動画では、「YouTubeのガチコーデ対決」を企画。

共に人気ユーチューバーとして名高いアバンティーズさん、さんこいちさん、パオパオチャンネルの@小豆さんとタイアップし、GU商品での1万円コーディネート対決が行われました。

動画内ではGUの「シェフパンツ」のプロモーションも行っており、非常に訴求力の高いPR動画として話題になりました。

結果、投稿から約3ヶ月で動画再生回数約104万6000回、高評価数2.8万個を叩き出す人気動画に。

複数のインフルエンサーとのコラボによって、それぞれのフォロワーへ情報を発信することができ、爆発的な拡散力を有んだ好事例となりました。

GUのターゲットユーザーである若い層に向けたインフルエンサー採用で、大きな成功を納めました。

コツ
  • ターゲットが見るインフルエンサーの採用
  • 似たようなインフルエンサーを数人採用することで、一体感を出す

事例④ ZOZOTOWN(ゾゾタウン)

ファッションECモールZOZOTOWNは、2020年4~6月決算で前年同期比19.4%増の売上高を達成。

前年下期より続いていた停滞イメージを払拭し、多くの出店テナントEC販売を強化したことにより、再び2ケタ以上の高い成長率を叩き出す結果となりました。

そんなゾゾタウンがインフルエンサーとして起用したのは、テレビで見ない日がないくらい有名な俳優・吉岡里帆さん。

一般的にインフルエンサーの起用というとインスタグラマーが多いですが、ゾゾタウンはあえて有名人を起用することで、今ではお馴染みとなったあのファッションプラットフォーム「WEAR」の認知に成功したのです。

WEARは当初、今までになかった新機能を搭載していることにより、テレビCMなどの短い時間の広告では消費者の認知度アップが難しい状況でした。

そこで、吉岡里帆さんのインスタグラム内でWEARのサービスを紹介してもらうことで、彼女の抱える1600万人以上のフォロワーに対して一気にWEARを認知させるという手段に出たのです。

結果、WEARは広く知られることとなりました。

WEARが浸透したことにより、ゾゾタウンは次にWEAR認定のファッションインフルエンサー「WEARISTA(ウェアリスタ)」である「miisuuzuukii(cloud9nail)」さんを起用。

シンプルで洗練されたファッション投稿が人気の、フォロワー数約22万人のインフルエンサーです。

misuuzuukiiさんのPR投稿では、「ZOZOSUIT」や「ZOZOTOWNアプリ」、「スリムテーパードデニム」に合わせたコーディネートを紹介。

閲覧数は6.7万回を超える人気投稿となりました。

WEARは今やファッションSNSとして大きな人気を集めるプラットフォームへと成長し、身長やヘアスタイル情報も記載されるため、自分の体形に近いファッションコーディネートの情報源としているユーザーが増加しています。

コツ

大きなインフルエンサーとコラボし、知名度を上げる
その後に、小さめのインフルエンサーとコラボし、エンゲージメントを高める

事例⑤ ZARA(ザラ)

ZARAを含めたINDITEXの店舗は、世界的に一時休業を余儀なくされましたが、その後売上が順調に回復し、EC事業では上半期の売上が同年前期比74%増という成果を達成しました。

数あるファストファッションの中でもトップの売上をキープし続ける秘訣の一つには、早い段階からインフルエンサーマーケティングに着目していたことが挙げられます。

2015年には23億ドルの年間利益をインフルエンサーマーケティング生み出したことで、「インフルエンサーマーケティングを実施した中で最も成功したブランド」と称えられています。

ZARA社は当時、インフルエンサーマーケティングキャンペーンの実施にいち早く踏み切り、ファッションに特化したトップインスタグラマー達をインフルエンサーに起用。

ブランド商品の魅力を宣伝してもらうことによって、認知度拡大を狙うという今では主流となりつつある手法の先駆者と言えます。

ZARA社が実施したインフルエンサーマーケティングキャンペーン「#I am denim campaign」において、ZARA社とタイアップしたインスタグラムインフルエンサーのTeesh Rosaがプロジェクトの様子をインスタグラムに投稿し、再生回数が36万5,000回を超え、広範囲のオーディエンスへの拡散に成功したという好事例を生み出しています。

コツ

インフルエンサーマーケティングは今からでも遅くない。早くからやるべし。

アパレル企業のインフルエンサー活用事例のまとめ

今回は、アパレル企業がどのようにしてインフルエンサーを活用しているのか紹介しました。

皆さんもご存知の巨大企業ですら、インフルエンサーマーケティングを活用しているのです。

なので、皆さんもインフルエンサーマーケティングに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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