SNSの発展に伴い、どんどん多くの人が最近流行ってるメイクやコーデを、インスタグラムやフェイスブックを使ってチェックしています。
そして消費者は流行の物をSNS上で購入することが当たり前になってきています。
それにより、これらのSNSを使って流行のものを購入する人たちを獲得するため、様々な小売りやファッションのオンラインサイトがネット上に参入してきています。
その中でもインフルエンサーを使ったマーケティングを実行するにあったて、美容業界がスバ抜けているのは周知の事実ですね。
なので今回は、なぜ美容はインフルエンサーマーケティングを圧巻しているのかを解説します。
目次
なぜ美容とインフルエンサーマーケティングは相性がいいのか

細かく分ければ、たくさんの要因があると思います。
今回はその中でも、特に注目するべき3つを紹介します。
インフルエンサーが憧れの的だから
美容ブランドとインフルエンサーマーケティングがうまくいく1つの理由は、インフルエンサーみたいになりたいという想いがあげられます。
テレビで芸能人を見た時を思い出してみてください。
あの人たちみたいになりたいと思ったことはないでしょうか?
誰しもがそういった経験があると思います。
では最近の注目の的、「こんな人みたいになりたい…」という人はどんな人なのでしょうか?
そうなんです。芸能人の代わりとして今は、インフルエンサーがいるんです。
インフルエンサーは身近な存在でありながら、とってもクールで、ついつい憧れてしまいます。
なので自然に、私たちはインフルエンサーが投稿するポストに反応しています。
このようにインフルエンサーへの憧れからインフルエンサーがおすすめしたものを購入してインフルエンサーみたいになりたい…
この想いから美容商品はインフルエンサーマーケティングで驚異的な成績を残しているんです!
美容商品にとって認知度が大事だから
ソーシャルメディアがなかった時代、どの美容ブランドも売り上げが1番の目標でした。
そしてそれが1番大事な指標になっていました。
面白いことに、現在その考えは大きく変わりました。
現在ではほとんどのブランドが、ブランドの認知度を高めることを一番に大切にしていて、そのためにSNSを使ったプロモーション活動が行われます。
ではどうしてブランドの認知度を高めることが大事なのでしょうか?
それは今日の顧客は以前よりもネットでの検索、レビュー、個人のおすすめをもとにして物を購入しているからです。
つまり以前よりも、「このブランド、あの〇〇が使ってるから良さそう!」という理由で購買活動をする人が増えているということです。
その時に「このブランド知らないなぁ」となってしまっては、購買意欲が落ちてしまうでしょう。
皆さんもそういった経験をしたことがあるでしょう。
このようにブランドの認知度を上げることが重要な美容商品において、インフルエンサーマーケティングは完璧なのです。
インフルエンサーがメイクのやり方を教えてくれるから
突然ですが、デパートのコスメを売っている場所を通ったときのことを思いだしてみてください。
お客さんが化粧台に座って、美容部員さんがお客さんにお化粧をしている場面をみたことはないですか?

皆さん誰もがみたことあると思います。
みなさんがデパートコスメを試す理由は何でしょうか?
もちろん新しい商品を試したいという純粋な気持ちもありますが、それと同様に美容部員の人のテクニックを盗みたいという気持ちがあると思います。
もちろん美容部員には綺麗な人が多く、美容部員を憧れにしている人もいると思います。
少し前はデパートでコスメを買うことが当たり前になっていました。
ですが今では、オンラインでコスメを買うことが当たり前になっています。
それではみなさんはどこからメイクのスキルを盗んでいるのでしょうか?
そうです。メイク系Youtuberなどのインフルエンサーなのです。
今では美容部員→インフルエンサーになったということです。
なので、インフルエンサーマーケティングが美容商材とうまくいく理由は、前はデパートで行っていた「メイクスキルを盗む行為」をインフルエンサーの動画などから行えるようになったからということです。
実際の美容とインフルエンサーで成功した例3つ

ここまでは、なぜ美容がインフルエンサーマーケティングで成功するのかについて解説しました。
ここからは実際にインフルエンサーを使ってプロモーションに成功した美容ブランドについて紹介します。
カイリージェンナーとKylie Cosmetic
もっとも分かりやすい例として、2015年11月にKylie Cosmeticを立ち上げ、今ではインスタグラムのフォロワー数が世界top10の、カイリージェンナーの例があげられます。
カイリージェンナーが世界一若いビリオネアになったと報道したForbesによると、彼女は2019年に3億6000万ドル、前年に比べ9%の歳入を増やしました。
この収入の多くは、Kylie Cosmeticから来ています。
カイリーは、ほとんどインフルエンサーマーケティングに従事する人が夢見るブランドを作るために多くの努力をしました。
彼女のインスタには、カイリーの体のラインを意識したファッションスタイル、奇抜な髪色、彼女の象徴であるふっくらした唇などの多くの美意識にあふれた彼女が載っています。
彼女の人生こそが、Kylie Cosmeticなのです。
リアーナとFenty Beauty
リアーナも、芸能の世界から、Fenty Beautyというブランドを駆使して、ビジネスの世界へと飛躍した一人です。
またフランスの大手LVMHの出されたデータによると、最初の一年の売り上げで5億ユーロを生み出しています。
これによって、フェンティービューティーとカイリーコスメティック、どちらが先に億万を稼ぐブランドになるか競っているという記事が出るくらいでした。
リアーナの戦略はカイリーのものとは違っていました。リアーナはこのブランドを、世界中のどの女性もが買うことのできるブランドにしたかったのです。
しかしそれはオペレーションの観点から、非常にむずかしかったのです。
しかしながらこのブランドは、オムニチャンネルマーケティング戦略によって、同じ日同じ時間に17か国で立ち上げることができました。
また137か国に直接配送する準備もできていました。そしてこれによって、Fenty Beautyというブランドが一際目立つものになりました。
ジェームズチャールズとMorphe Cosmetic
Morphe Cosmeticは、インフルエンサーという基盤をつかって立ち上がったブランドの例の一つです。
クリエイターのために作られた美容ブランドを原則として立ち上がり、見てる人のエンゲージメントを得るという成功のカギを使いました。
そして、ソーシャルメディアマーケティングで広く成功しました。
もう一つの成功要因は、win-winな関係を築けたことです。
SNSのクリエーターであるインフルエンサーたちは、ハッシュタグ#MorpheBabeを使って、Morphe Cosmeticの商品を紹介します。
Morphe Cosmeticはその投稿のいくつかをシェアします。そうすることでインフルエンサーは新たな層へのリーチ、Morphe Cosmeticはマーケティング費用ゼロで拡散することができるのです。
このようなインフルエンサーと企業の関わり合いは、今後のインフルエンサーマーケティングの市場においてよく見られる光景になるでしょう。
もし日本の化粧品のインフルエンサーマーケティング成功事例を知りたい人は以下の記事がおすすめです。
美容系インフルエンサーを起用し、成功した事例を5つ紹介します。
美容とインフルエンサーで成功するためのコツとは?

ここまでは、実際の「美容xインフルエンサー」の例を紹介しました。
ここからはより具体的なインフルエンサーマーケティングで成功するコツを紹介します。
インフルエンサーマーケティングを成功させるために重要なコツは以下の10ステップです。
- 効果的なインフルエンサーマーケティングの10step
- 1.目標を決める
- 2.ターゲットを絞る
- 3.キャンペーンに適したチャネルを決める
- 4.インフルエンサーを探す
- 5.インフルエンサーにコンタクトをとる
- 6.コンテンツを作成する
- 7.インフルエンサーに報酬を支払う
- 8.キャンペーンを実行する
- 9.結果を評価する
- 10.キャンペーンを最適化する
ステップを見ただけじゃ、なかなかわからないこともあると思います。
そういった人は以下の記事で詳しく書かれているので、ぜひそちらをご覧ください。
【初心者必見】インフルエンサーマーケティングで効果を最大化するための10Step
ちなみに美容インフルエンサーを起用したいと思っていて事務所を探しているという人は以下の記事がおすすめです。
【厳選】美容系インフルエンサーが所属する事務所5つを紹介します!
美容とインフルエンサーマーケティングのまとめ
今回は美容とインフルエンサーマーケティングの全てをカバーしました。
皆さんも普段インスタグラムで見るように、美容商品を紹介しているインフルエンサーが日に日に増えています。
この傾向はさらに伸びていくことが予想されています。
もし、インフルエンサーを使ってマーケティングして見たい人は積極的に実行してみることをおすすめします。
※今から紹介する事例は3つとも海外の事例です。もし日本の事例が見たい場合は以下の記事を参考にしてもらえればと思います。
美容系インフルエンサーを起用し、成功した事例を5つ紹介します。