インフルエンサーマーケティングが一般的になるにつれて、ブランドのキャンペーン活動が盛んになってきました。
通常このようなキャンペーン活動は計画的に実施されるものの、活動が終わり次第すぐにブランド側もインフルエンサー側も次の案件へ移っていくのが定番となっています。
いわゆる短期的な契約です。
ですが、短期での契約と長期での契約はどちらがいいのでしょうか?
今回は、インフルエンサーマーケティングにおいて長期契約がどのような効果をもたらすのかを紹介します。
目次
インフルエンサーマーケティングを長期契約でやるメリットとは?

まずはインフルエンサーマーケティングを長期間で実行する際のメリットを紹介します。
ユーザーの信頼を得られる
インフルエンサーマーケティングを成功に導く要素の一つは、親近感が湧くことと、洗練されていることだと言われています。
ブランドと長期的な関係を持つことで、インフルエンサーは日常的にブランド商品の写真や動画を投稿してくれるようになります。
こうしてブランドの露出が高まることで、ユーザーはブランドとの繋がりを感じるようになるんです。
また、長期的な関係を築くことで、インフルエンサーはより正直で誠意のこもった宣伝を行ってくれるようになります。
それは、付き合いが長くなるにつれて、ブランド会社とインフルエンサーとの間に信頼関係が生まれるからですね。
そしてその信頼関係のおかげで、インフルエンサーの発信するコンテンツがより洗練されたものになるということです!
インフルエンサーのイメージがブランドのイメージになる
それぞれのインフルエンサーには、熱心なフォロワーがたくさんいます。
インフルエンサーとの長期的な関係は、この熱心なフォロワーをブランドのロイヤルな顧客にさせる力があります。
先ほども言いましたが、インフルエンサーが日常的にソーシャルメディアを通してブランド商品の宣伝をすれば、フォロワーはブランドに親近感が湧くようになります。
そして、親近感が湧いたブランドの商品を購入してくれるようになります。
長い目で見ると、特定のインフルエンサーと長く関係を持つことは、彼らのフォロワーの購買欲や親しみを獲得することに繋がるということです。
投稿の質が上がる
インフルエンサーと長期的な関係を築くメリットの一つに、「品質の高いコンテンツを提供できるようになる」ということがあります。
ブランドと長い付き合いの中で、インフルエンサーはより創造性や自由度の高いコンテンツを作ることが可能になるためです。
時間と共にインフルエンサーはブランドのゴールやコンセプトに親近感を抱き、自然と方向性が合うようになります。
そして、ブランドの目標を理解することで、インフルエンサーは創造的で品質の高いコンテンツを提供できるようになるんです。
また、関係性が長引くなるにつれて、インフルエンサーはより注目を集めるための投稿について分析したり、工夫を加えるといったことをできるようになります。
つまり、インフルエンサー自体がPDCAを回せるようになるということです。
これが最終的には、インフルエンサーの質の高い投稿に繋がりますよ。
インフルエンサーマーケティングを長期でやるコツとは?

インフルエンサーマーケティングを長期間で行うことのメリットがわかったと思います。
ですが、実際にどのようにしてインフルエンサーマーケティングを長期間に渡って行っていくかはまだわからないと思います。
なので今から、インフルエンサーマーケティングを長期間にわたってするときのコツを紹介します。
インフルエンサーを深く知る
パートナーについて深く知ることは、強固で長期的な関係を築くために欠かせない基盤です。
インフルエンサーとの関係を単にビジネスとして扱うようなブランドは、短期的な効果しか得ることができないと言われています。
それは、インフルエンサーにとってブランドが金づるになってしまうからです。
お互いにビジネスと割り切ってしまうと、お互いがお金目当ての関係になってしまいます。
それに対して、インフルエンサーと心から協働する姿勢を見せるブランドは、長続きする真の関係性を得ることができるでしょう。
なので、ブランドはインフルエンサーを採用するより前に、時間をかけて彼らを知っておくべきなのです。
具体的なステップとしては、彼らのソーシャルメディアアカウントをフォローし、ブログやYouTube動画に目を通しておくべきです。
また、実際にインフルエンサーと仕事をする前に彼らへの理解を深めておくことで、彼らへの適切なアプローチ方法も自ずと分かるようになるでしょう。
ビジネスパートナーという割り切った関係ではなく、人間味のある誠実な印象を最初に与えておくことはきっと、長期的な関係性を築く助けになりますよ。
密に連絡を取る
インフルエンサーとの密な連携は、関係性の強化に役立つだけでなく、長期的な関係性を保つための重要なポイントです。
どんなに小さな役目だとしても、インフルエンサーをブランドのキャンペーンに常に巻き込むことで、彼らがブランドにとって大切な存在であると感じさせることができるからです。
そして自然と、自分が求められる存在だと感じたインフルエンサーは、「このブランドと長く付き合っていこう」と思うようになりますよ。
キャンペーンが終了した後でも、ブランドはインフルエンサーと連絡と取りあうべきと言われています。
プロジェクトが完了してからも、普段からインフルエンサーとコミュニケーションを取り合い、彼らの投稿に注目することで、関係性を保つことができるからです。
ブランドはインフルエンサーの投稿に時折コメントしたり、イベントに招待して顔を合わせるような機会を作ったりすることで、インフエンサーを支持するファンのような存在になるのが長期的な関係を築く際のコツですよ。
ターゲットユーザーを持つインフルエンサーを使う
ブランドと方向性の合わないインフルエンサーを起用することは、片足だけサイズの小さい靴を履き続けて、いつかサイズが合うようになるのを期待するようなものです。
あなたのブランドを象徴するような安定した長期的な関係を築きたいならば、それに相応しいインフルエンサーとだけ仕事をするべきです。
Crowdtapが実施した調査によると、インフルエンサーは方向性の合うブランドと仕事をするとき、最もモチベーションが高いと出ています。
また、調査対象者のうち44%が、自身のフォロワーに合うような商品やサービスを提供するブランドと働きたいと回答している。
方向性は、ブランドの将来とインフルエンサーとの関係を左右する重要な要素です。
ブランドは商品のターゲット層を獲得する必要があり、インフルエンサーはフォロワーの興味に合うようなコンテンツを提供する必要があります。
お互いにwin-winな関係になれるように、最適なインフルエンサー を見つけましょう。
もし最適なインフルエンサーを探すのに困っている人がいたら、こちらの記事がおすすめです。
インフルエンサーマーケティングをする際の注意点とは?

ここまでは、長期間でインフルエンサーマーケティングをする際のコツを紹介しました。
ここからは、インフルエンサーマーケティングを失敗しないために大事な注意点を紹介していきます。
- プラットフォーム選び
- 予算の決定
- インフルエンサーの決定
- KPI設定
- 投稿内容
- 投稿スケジュール
- 投稿後のレポートをもらう
以上の7点がインフルエンサーマーケティングをする際に気をつけるべきことです。
もしさらに詳しいことを知りたい場合は、以下の記事に詳しく記載されているのでおすすめです。
インフルエンサーマーケティングを長期契約するべきかのまとめ
今回はインフルエンサーマーケティングにおいて長期契約をするべきかの紹介をしました。
短期契約には短期契約の良さがあります。
ですが、長期契約の方がブランドにロイヤルな顧客を獲得できることは皆さんも理解してくれたでしょう。
自分のブランドが目指す方向に最適な方法を取っていきましょう。
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