インフルエンサーを使ったマーケティング戦略は、ブランドがターゲット層にアプローチする方法を革新的に変えつつあり、多くの企業がこの急成長しているポテンシャルに気付き始めています。
実際に様々な企業がインフルエンサーマーケティングを始めているが、中途半端に終わってしまうことの方が多いです。
なので今回は、インフルエンサーマーケティングを失敗させないために注意するべきことについて紹介していきます。
目次
インフルエンサーマーケティングで注意すること(準備編)

もちろん、一般的なマーケティング施策と一緒で、注意すべきことはたくさんあります。
ですが、その中でも特に注意が必要な4つを今から紹介します。
プラットフォーム選び
インフルエンサーマーケティングをするプラットフォームはインスタグラムやツイッターだけではなく、スナップチャットやフェイスブックなどのソーシャルメディアアプリも存在します。
どれが一番自分が売り出そうとするブランドと商品に合っているか見極めることが大切なんです。
最近の主流としては、迷ったらインスタグラムを使うという手法があります。
これは危ないので、やめましょう!
予算の決定
インフルエンサーも契約社員でも一緒で、誰かを採用する時にはお金がかかります。
そして予算と一言で言っても、たくさんの要素があります。
そしてこの要素は結構見過ごされています。
例えば、それが広告予算なのか、それともインフルエンサーを採用する予算なのか、はたまた撮影用の予算なのか。
インフルエンサーマーケティングをするのには、たくさんの予算がかかることが多いです。
事前にしっかりと、「どこでいくらぐらいかかるのか」を明確にしてから施策に取り掛かるようにすることをおすすめします。
インフルエンサーの決定
インフルエンサーはまさに多種多様で、デジタル面での急成長の可能性を秘めており、これを利用した広告方法は様々なブランドで人気を博しています。
そのため、「インフルエンサーマーケティング」という言葉が先行しているのも事実。
そして、いい印象だけのインフルエンサーマーケティングが流行してしまっています。
実際にあった例で、10万人のフォロワーを持つインフルエンサーが不正確な情報を流してしまい、裁判になってしまった例がイギリスでありました。
十分なリサーチをしたうえで正しい情報を発信してくれる的確な人物を選ぶことが大切になってくるんですね!
もし、実際に起きたインフルエンサーマーケティングの失敗を知りたい人はこちらの記事がおすすめです。
KPI設定
インフルエンサーマーケティングに置いて見逃されがちな指標です。
通常のマーケティング施策と一緒で、KPIを設定することは、試作を成功に導きます。
自らの戦略の様々な要素に合わせて多様なK P Iがあるが、インフルエンサーマーケティングに関しては、
- CVR
- リーチ数
- 口コミによるアクセス
- 集客数
- 定着度
5つに着目することが大切です。
進捗状況や目標に対しての達成度を図ったり、インフルエンサーマーケティングキャンペーンにおいてブレずに進んでいくことに貢献します。
もしKPIの設定に関する詳しい内容が知りたい人は以下の記事がおすすめです。
インフルエンサーマーケティングで注意すること(投稿編)

ここまでは、施策の前に起こりやすいインフルエンサーマーケティングの注意点を紹介しました。
ここからは施策以降において起こりやすい注意点を紹介していきます。
投稿内容
実際に打ち合わせをして、投稿内容を決めることは初期の段階でとても大事なステップです。
初めてこの工程を行うブランドにとっては少し難しいかもしれません。
特に難しいのは、投稿内容にどこまで縛りやルールを設けるかでしょう。
インフルエンサーに全てを任せてしまっては、マーケティング施策の効果が半減してしまうかもしれない。
一方で、厳密なルールを設定することによってインフルエンサーのアーティスティックな才能を台無しにしてしまうかもしれないです。
ここでキーになってくるのが以下の4つの指標です。
この4つは最低限、インフルエンサーと企業で決める内容です。
インフルエンサーに自由に投稿をして欲しかったら、以下の4つだけを守りましょう。
- 内容の質とコミュニケーション経路
- 必要になるキャンペーンのハッシュタグとタグ付けするもの
- スポンサー情報の開示
- 商品の載せ方(平面に置いて上から撮る、前から撮る、商品をバックグラウンドにする等)
インフルエンサーの投稿スケジュール
投稿する内容とスケジュールを決め、管理していくのはインフルエンサーマーケティングを使用していく上でとても大切。
そしてそれはどのプラットフォームでも同じです。
注目を集め、リーチ数やインプレッションを増やすためには、役に立ち、関係性の高い内容を定期的に投稿していく必要があります。
リーチ数と定着率を上げるのであれば、投稿するタイミング関しての戦略を練る必要があります。
どのSNSかにもよりますが、大抵の投稿はユーザーのスクリーン上に長く留まることはありません。
ツイッターは特にその傾向が強いです。
ツイートしても、他のツイートにすぐ埋もれてしまい、最新のフレッシュなものにかき消されていってしまいます。
なので、時間や日時を決めることはクリティカルな施策を行うために必要不可欠なのです!
投稿後のレポートをもらう
キャンペーンを開始して、それで終わりではありません。
インフルエンサーがどのようにSNS上で活動しているか、どのような付加価値をもたらしてくれているか、知るべきです。
インスタグラムで投稿したなら、インスタグラムのレポートをもらいましょう。
そうすることでその投稿の良いところと悪いところがわかります。
そして、それを次回改善できるようになりますよ。
インフルエンサーマーケティングを成功させるためには?

ここまではインフルエンサーマーケティングをする際に注意するべきことを書きました。
ここからはその反省を生かして、これからはどうすればインフルエンサーマーケティングを成功できるかを紹介します。
詳細な戦略を決める
はじめの段階から明確な戦略を決めるということは、物凄い重要です。
しかし、インフルエンサーマーケティングの特性上、早急に結果を求めてしまいがちです。
そして、この重要なステップを見逃してしまうことが多い。
入念に練りあげた戦略プランによって、自分が途中で向かうところが見えなくなってしまったりすることがなくなります。
また、戦略プランはマーケティングゴールに向かってきちんと動いていけるよう、自分が投資した物と理想の結果を見やすく比較することもできます。
きちんとしたKPIとターゲット層を決めることで、“ちょっとやってみて、どうなるか試してみよう”というよりも、長期的な結果が得られる可能性が高くなりますよ!
ターゲットユーザーに最適なインフルエンサーを使う
最適なインフルエンサーを探すとき、皆さんはどのようにして探しますか?
しっかりとしたファクトに基づいて判断していますか?
インフルエンサーを選ぶときも、マーケティング施策を選ぶ時と一緒で、しっかりとしたファクトに基づいているべきです。
それは、どんなプロフィールを持ったインフルエンサーが自分がターゲットとしている層に一番近づきやすいか?
年齢、性別、興味、地理的条件を考えたとき、そのフォロワーはどのような層か?を考えるということです。
よくある指標で、友人や家族がどんなインフルエンサーをフォローしているかということがあります。
これは全くもって有効な指標ではありません。
それよりも自分のターゲット層がどこに潜んでいるかに細心の注意を払い、インフルエンサーを決めるべきである。
ごく単純なように聞こえますが、優秀なマーケッターでも主観が入り、最適なインフルエンサーを登用できていない場合があります。
インフルエンサーを採用する前に、「本当にこのインフルエンサーで大丈夫か、なんでこのインフルエンサーを選ぶことになったのか」を考えましょう!
長い目で見る
一度だけ目にした広告はほとんど記憶に残らないのと同じように、時々インフルエンサーが何か投稿するだけでは、ターゲット層の印象に残る可能性は高くありません。
インフルエンサーマーケティングで成功するためには、短期的な売り上げの増加と考えるより、長期的な投資として捉えた方がいいでしょう。
当然売上はすぐに伸びることが見込まれるが、継続的に売り上げが上がることがベストなのはどの企業にとっても同じ。
短期間で良い成績が出たからと言って一喜一憂せずに、長い目で施策を見てみましょう。
インフルエンサーマーケティングの失敗のまとめ
今回はインフルエンサーマーケティングの失敗について紹介しました。
インフルエンサーマーケティングは比較的新しい手法なため、失敗が起こりやすいです。
ですが、マーケティングと呼ばれるだけあって、従来のマーケティング手法とそこまで変わりません。
なので、迷ったら従来のマーケティング手法に立ち返るのが良いでしょう。
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