【成功事例あり】ホテル・旅館におけるSNS マーケティングの方法や重要性について解説

ホテル・旅館の新しいマーケティング手法としてSNSマーケティングが重要視されています。

SNSのメリットは拡散力の高さでホテル・旅館の集客と非常に相性が良く、上手く活用することでホテル・旅館ビジネスの拡大を手助けしてくれます。

本記事ではホテル・旅館におけるSNSマーケティングの手法とその成功事例を紹介していきますので是非ご参考ください。

SNSマーケティングとはなに?

SNSマーケティングとは、Twitter、Instagram、LINE、TikTokといったSNSを活用し、自社の商品やサービスの宣伝等を行うマーケティング手法です。

SNSの普及により、宣伝を行う媒体はテレビや雑誌などのメディアからSNSへと移り変わってきており、特に若者に対する訴求という点において、SNSは最も適した媒体であるといえます。

SNSマーケティングを活用することによって得られるメリットとしては、発信した情報が拡散される可能性が高いという点にあります。

Twitterのリツイート機能のように、発信した情報は世界中のユーザーによって瞬く間に拡がっていくため、情報の拡散に伴う認知度の拡大が大いに期待できるのがSNSマーケティングです。

SNSマーケティングに関する詳細は、以下の記事で詳しく解説してありますので、是非ご参照ください。

ホテル・旅館におけるSNSマーケティングの代表的手法

SNSマーケティングにはどのような手法があるのか、代表的なものを4つ紹介していきます。

公式アカウントの運用

公式アカウントの運用とは、公式アカウントで自社の魅力や最新情報の発信を行う手法です。

SNSは拡散力が高いので興味を持ってもらえると知名度が上がりやすく、投稿次第ではフォロワーになってくれる人も増えます。

またメッセージのやり取りなど双方向のコミュニケーションが取れる点もSNS独自のメリットで、ユーザーに信頼感や愛着を持ってもらうきっかけにもなるのです。

興味関心が高まるとホテル・旅館へ訪れてくれる人が増え顧客獲得へとつながっていきます。

広告の配信

広告の配信は、SNSの広告配信サービスを利用する手法です。

最大のメリットは年齢や趣味・関心、性別などターゲットを細かく決めて宣伝できる点で、興味がありそうな人の元へ効率よく自社の情報を届けられます。

興味を持ってもらえると拡散されて、広告の配信をしていないユーザーにも認知してもらえる可能性が上がります。

また、文字だけでなく写真や動画を使って視覚に訴えられるためユーザーの目にとまりやすく興味を引かれやすいのがメリットです。

キャンペーンの実施

キャンペーンの実施とは、SNS上で自社のキャンペーンを実施する手法で、他の3つの手法と比べユーザーも参加できるのが特徴です。

例えば、「このツイートをリツイートしてくれた人の中から抽選でxxをプレゼントします」といった内容がキャンペーンにあたります。

キャンペーンでは、参加した人たちがフォローやリツイート、ハッシュタグ等で拡散してくれるので、新規顧客獲得につながります。

また、すでに自社を知っていたユーザーがさらに魅力を感じて、直接店舗に足を運んでもらうきっかけとなることも考えられます。

インフルエンサーマーケティングの実施

インフルエンサーマーケティングとは、SNSで多大な影響力を持つインフルエンサーを起用し、自社をPRしてもらう手法です。

インフルエンサーをPRに起用すれば、彼らの持つ何万、何十万というフォロワーへ一気に情報を広められます。

また、インフルエンサーはSNSのプロともいえる存在で、画像・動画を用いたコンテンツの制作や情報の発信に長けているので、自社の成長にも大いに期待ができます。

SNSを活用したホテル・旅館のPR成功事例

次に、SNSを活用したホテル・旅館のPR成功事例についてご紹介します。

成功事例を参考にすることは、新しい施策を検討し実行する上で、最も効率的かつ確実な方法ですので、是非参考にしてみてください。

定山渓 花もみじ

北海道札幌市にあるホテル『定山渓 花もみじ』は、観光系インフルエンサーとして活動する田尻夏樹さんを起用してホテルのPRを行いました。

同ホテルが提供するサービスをキャプション(文字)で説明し、ホテルの中の様子や実際に温泉を楽しんでいる様子を画像と動画と共に紹介しているため、ホテルの雰囲気が伝わりやすいコンテンツになっています。

この投稿を見た人が実際にこのホテルに泊まった場面を想像しやすいような内容になっている点が非常に参考になる事例です。

コンフォートホテル

コンフォートホテル』は国内に70カ所以上展開するホテルです。

子どもから大人まで楽しめる観光名所や穴場スポットの紹介を中心に投稿し、ユーザーの観光意欲を高めています。

その上でホテルの食事を写真と文章によって紹介することで、観光する際の宿泊先に選んでもらいやすくする工夫を行っています。

ユーザーに押しつけがましさを感じさせず、自然な形で来客を促している事例です。

赤い風船

赤い風船』は同ホテルの公式アカウントをフォロー&リツイートすると抽選で7組に宿泊券・食事券が当たるキャンペーンを行いました。

参加条件がフォローとリツイートのみと、参加へのハードルが低いため、新規顧客獲得に繋げやすかったことが推察されます。

また、ハッシュタグ「泊まるなら赤い風船」を付けると当選確率アップと、ユーザーのツイート意欲を高める条件を付けたことも、本キャンペーンの特徴です。

有馬温泉 古泉閣

兵庫県神戸市の旅館『古泉閣』は旅行インフルエンサーの今堀絵里さんを起用してPRを行いました。

部屋から見える景色や料理を文章で説明し、写真や動画でも旅館の雰囲気や魅力を伝えています。

フォロワーも7.1万人と多いため、それまで当旅館のことを知らなかった多くの人にも、子の起用を通じてリーチできていることが考えられます。

W大阪

大阪府大阪市のホテル『W大阪』は旅行インフルエンサーのSeshimoto sayakaさんを起用してPRを行いました。

料理と部屋の写真と動画を投稿し、ホテルでご自身が仕事をする様子も載せているため、この投稿を見た人がホテルでの過ごし方を想像しやすい内容となっています。

銀山温泉 銀山荘

銀山荘』は山形県尾花沢市にある旅館です。

ハッシュタグ「銀山温泉」の気になった投稿をリポストして一言添える形の情報発信を行っています。

ユーザーとの交流を主軸に運営することで一体感を生み出し、ユーザーの満足度・好感度も高まります。

双方向のコミュニケーションというSNSの特徴を上手に利用した事例です。

グランドハイアット福岡

グランドハイアット福岡』は福岡県福岡市にあるホテルです。

ホテルの料理や季節のイベントを投稿し、季節ごとの集客に成功しています。

また、公式アカウントのフォローと投稿へのいいねをすると同ホテルのスイートルーム宿泊券が当たるキャンペーンも行い、ユーザーからの注目を集めました。

公式アカウント運営をしながらキャンペーンを利用し、効率的に知名度を上げています。

ザ・リッツ・カールトン

ザ・リッツ・カールトン』は東京都港区にあるホテルです。

実績のある料理人やバーテンダーによる食事が楽しめると宣伝しており、料理やお酒好きをメインターゲットに投稿を行っています。

また、5つ星を獲得したなど同ホテルの実績が分かる投稿をし、高級志向な顧客が訪れたくなる雰囲気を演出しています。

よしが浦温泉 ランプの宿

ランプの宿』は石川県珠洲市にある旅館です。

旅館の外観や温泉を主に投稿しており、そのビジュアルに魅了された人が多く訪れています。

また、昼間に撮影された写真だけでなく、夜に夜空と宿の放つ光がコントラストを生んでいる写真も投稿しており、旅館の持つ様々な顔を投稿を通じて表現しています。

セルリアンタワー東急ホテル

セルリアンタワー東急ホテル』は同ホテルの公式アカウントをフォローしハッシュタグに「リッチな1日」「セルリアンタワー東急ホテル」を付けて投稿すると、抽選でホテルの宿泊券やレストランの食事券が当たるキャンペーンを実施しました。

同ホテルのアカウントをフォローすることが参加の条件であり、キャンペーンを通じてフォローを促すことで、フォロワー数を増加させることに成功しています。

ホテルのSNSマーケティングを成功させるために必要な準備

目標の設定

SNSマーケティングを開始する前に、何を達成したいのかという目標を設定することが何よりも重要です。

知名度を拡大させたい、客足を伸ばしたいなど、各ホテル・旅館にとって様々な目標があると考えられますが、このように目標を明確にすることで、SNSマーケティング戦略の方向性が定まり、具体的な施策を考えることができます。

ターゲット層の特定

ホテル・旅館のマーケティング担当者は、どの層に向けてプロモーションを行うかを決定する、ターゲット層の特定を行うことが大切です。

ターゲット層を明確にすることで、どのようなコンテンツを発信するべきかや、どのようなSNSプラットフォームを使うべきかなど、戦略を立てる上での参考になります。

コンテンツの作成計画

次に、ホテル・旅館のマーケティング担当者は、どのようなコンテンツを作成し、どのような頻度で発信するかといった、コンテンツ作成計画を立てる必要があります。SNSマーケティングにおいて、コンテンツの内容は最もカギを握る部分であり、いくらSNS運用に人員や予算を割いても、このコンテンツの内容が充実してなければ、結果として誰にも見られないままとなってしまう可能性も大いにあります。

設定した目標と特定したターゲット層に基づいて、先述した成功事例を参考にしながらどのようなコンテンツができるか、社内でアイデアを出し合いましょう。

SNSアカウントの作成

SNSアカウントを作成する前に、どのSNSプラットフォームを利用するかを検討する必要があります。若者に訴求するのであれば若年層のユーザーが多いInstagramを、ご年配の方向けに情報を発信したいのであれば比較的高年層のユーザーが多いYouTubeを、といったように、訴求したい年齢層によってどのSNSを使うかを決めましょう。

また、SNSアカウントの作成においては、アカウント名やプロフィール画像、カバー画像などのデザインも重要です。アカウント名は、簡潔で覚えやすいものにすることが大切です。

スケジュールの作成

SNSマーケティングにおいては、一回限りの発信ではなく、定期的な発信によってユーザーに投稿を認知してもらうことが必要です。そのため、SNSの運用者はどのようなスケジュールでコンテンツを発信するかといった、スケジュールを立てる必要があります。

また、各SNSには一日で最も多くのユーザーによって利用される時間帯というのがあります。その時間帯に投稿すれば、より多くの人に投稿を認識してもらえる可能性も上がるので、何時に投稿するかというスケジュールを立てるとより高い効果を期待できます。

KPIの設定

SNSマーケティングの効果を測定するために、KPI(Key Performance Indicators)を設定することが重要です。

KPIとしては、フォロワー数、いいね数、シェア数、コメント数、アクセス数などがあり、KPIを設定して定期的に測定することで、何が上手くいっていて、何が上手くいっていないかが数値で分かります。

この数値に基づいて、今後のマーケティング戦略の改善を行うことができることからも、KPIを設定することはSNSマーケティングにおいて重要な要素です。

【まとめ】 ホテルマーケティングにSNSを取り入れよう

今回の記事では、ホテル・旅館におけるSNSマーケティングの手法と成功事例を紹介しました。

SNSを活用することで、双方向のコミュニケーションを通じてユーザーと友好的な関係を築いたり、拡散力によって知名度を高めたりすることができます。

是非、ホテル・旅館のマーケティングにSNSを取り入れてみてください。

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