「インスタグラムのプロモーションってなに?」
「プロモーションのやり方や成功事例を教えて」
インスタグラムでプロモーションを行う企業が増えていますが、具体的なやり方がわからず自社でチャレンジできないという悩みがありませんか?
この記事では、インスタグラムのプロモーションの作成方法から効果測定まで、成功事例を紹介しながら徹底解説しています。
記事を読めば、自社でインスタグラムのプロモーションに取り組めるはずです。
目次
インスタで行うプロモーションとは?

インスタグラムで行うプロモーションとは、商品やサービスを販売するため、インスタグラム上で行われる広告活動をいいます。
自社の商品やサービスを販売するには、ブランドの認知度を高める必要があり、世界中で多くの人が利用しているインスタグラムが注目されているのです。
記事の後半で詳しく解説しますが、インスタグラムのプロモーションによって成功した事例はたくさんあります。
たとえば、インスタグラムのインフルエンサーにPRを依頼することで、商品・サービスの販売につなげるケースなどですね。
ブランドの認知度だけでなく、
など、プロモーションは大きな効果が期待できます。
化粧品や食べものなど、ビジュアル訴求が必要なものはインスタグラムとの相性が良いため、画像や動画のPRに向いている商品・サービスのプロモーションがおすすめです。
インスタグラムのプロモーション広告の種類

インスタグラムには、以下6種類のプロモーション広告があります。
それぞれ目的に応じて使い分けられるため、この章では広告の特徴を解説します。どのようにプロモーションしたいのかを考え、効率的に運用するのがコツです。
フィード広告
フィード広告とは、インスタグラムのフィード(タイムライン)で配信する広告のことです。
ユーザーの通常の投稿と同じように表示されるため、広告感が少なくなるのがメリットといえるでしょう。
フィードは情報収集や商品を探す際に使われるので、フィード広告はブランド・商品の認知度向上や拡散に適しています。
また、フィード広告は画像・動画とキャプションによって構成され、広告にはリンクの設定が可能なため、Webサイトへの誘導やアプリのインストールにつなげるなどの活用方法もあります。
なるべく広告感を出したくない場合は、フィード広告を検討しましょう。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告とは、インスタグラムのストーリーズ内で配信する広告のことです。
通常のストーリーズ投稿と同じように縦型フルスクリーンで表示されます。
日本はデイリーアクティブユーザーの70%がストーリーズ機能を使っているため、ストーリーズ広告はユーザーに見てもらえる可能性が高いでしょう。
また、縦型フルスクリーン表示であることから没入感やインパクトのあるPRが可能です。
ストーリーズ広告は、ブランドを身近に感じてもらいやすいため、広告をとおしてユーザーとの距離を縮めたい場合におすすめです。
リール広告
リール広告とは、インスタグラムのリール内で配信する広告のことです。
通常のリール投稿と同じくリールに表示され、
などの機能を搭載しており、ボタン1つで商品やサービスの詳細を知ることが可能です。
スマホフルスクリーンの動画でPRできるため、テキストや画像よりも多くの情報を伝えられるでしょう。
同じくフルスクリーンで表示されるストーリーズ広告との違いは、配信面が多いことにあります。
リール広告は、
で配信できるのがメリットです。
化粧品など、使用感を見せたいときは、動画を使ったリール広告を検討しましょう。
ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーが作成したオーガニック投稿(通常の画像や動画の投稿)をそのまま自社広告として配信することです。
アカウント名やアイコンは、インフルエンサーの名前やアイコンのままであるため、広告感が少なく、ユーザーにアプローチしやすいのが特徴です。
また、どのような投稿がユーザーに刺さるか熟知しているインフルエンサーの投稿を使うため、自社で用意しなくてもハイクオリティな画像・動画を使えるのは大きなメリットでしょう。
認知度向上やブランディングを目的にするなら、ブランドコンテンツ広告がおすすめです。
ショップ広告
ショップ広告とは、インスタグラムのショップタブで配信する広告のことです。
商品タグ付きの投稿などと並び、一覧で表示されます。
ショップ広告の配信面は、
の2つ。
配信フォーマットは、
の3つがあります。
フィードに表示された広告から商品を購入するには、投稿画像のタグを選択しWebサイトで購入するだけなので、ユーザーの熱量を下げないまま購入までがスムーズになります。
商品の販売を目的にPRしたいなら、ショップ広告がおすすめです。
発見タブ広告
発見タブ広告とは、インスタグラム内の検索を行える発見タブで配信する広告のことです。
画像の場合はフィード広告、動画の場合はリール広告と同じ形式になります。
発見タブは、ユーザーがフォロー・いいねをした投稿によって、アルゴリズムで表示されます。
そのため、ユーザーが興味を持って情報を探しているところにPRできるので、ほかの広告に比べて見込み客に見てもらえる可能性が高いでしょう。
なるべく商品やサービスに関心を持っているユーザーへPRしたいなら、発見タブ広告がおすすめです。
インスタグラムプロモーションの作成方法を解説

インスタグラムにどのような広告があるのか理解したところで、次はプロモーションの作成方法を見ていきましょう。
この章では、プロモーション作成の流れに沿って解説します。
手順①:インスタグラムアカウントとFacebookページをリンクさせる
インスタグラムのプロモーションを設定するには、広告作成前にインスタグラムアカウントとFacebookページのリンクが必要です。
- Facebookページの設定からインスタグラムを選択
- インスタグラムアカウントにログイン
- インスタグラムの「設定」⇒「アカウント」⇒「リンク済みのアカウント」⇒「Facebook」を選択
これでリンクは完了です。
手順②:マーケティングの目的を選択する
広告マネージャーを開き「+作成」のボタンを選択します。
マーケティングの目的を選択することになるため、
など、広告の目的にあわせて選択してください。
手順③:広告名とゴールの詳細設定をする
次に広告名の設定になるため、自社で管理しやすい名前を設定しましょう。
広告名の設定が完了したら、ゴールの詳細設定に移ります。
ゴールの詳細設定は、
の3つから選択します。
広告の目的にあわせて選択しましょう。
手順④:オーディエンスを設定する
次にオーディエンス(広告のターゲット)を設定しましょう。
オーディエンスでは、以下の項目を設定します。
「カスタムオーディエンス」では、携帯電話番号、メールアドレス、FacebookIDなどを使い、広告を表示したいオーディエンスの作成が可能です。
「つながり」では、自社のFacebookページに「いいね」をした人などを抽出できます。
それぞれターゲットにあわせた設定を行いましょう。
手順⑤:広告の配置場所を設定する
次に広告の配置を設定します。
ここでは、以下2つから選択しましょう。
「自動配置」は、システムが広告のパフォーマンスを最大化するよう配置してくれます。
「配置を編集」は、自分で配置先を選択します。
手順⑥:予算と掲載期間を設定する
次に予算と掲載期間を設定します。
ここでは、以下の項目を設定しましょう。
「広告配信の最適化」は、どのように広告を配信するか設定します。
「コストコントロール」は、リンククリックの平均単価を設定します。
「予算と掲載期間」は、まず「1日の予算」と「通算予算」のどちらかを選択しましょう。
予算の設定が完了したら、掲載期間を「広告セットを今日から継続的に掲載する」または「開始日と終了日を設定」のどちらか選択します。
手順⑦:アイデンティティを設定する
次にアイデンティティの設定に移ります。
ここでは広告を出したいインスタグラムアカウントを選択してください。
手順⑧:広告形式を選択する
次に以下から使用したい広告形式を選択しましょう。
画面下部に「インスタントエクスペリエンスを追加」とありますが、これはモバイル用のランディングページ表示機能のことです。
作成しておけば、コンバージョンにつながりやすくなるでしょう。
手順⑨:デザインを設定する
次に広告のデザイン設定に移ります。
画面左で画像や動画を選択し、画面右側にプレビューが表示されます。
掲載したいリンクや見出し・テキストなどを設定しましょう。
手順⑩:最終チェック後に配信する
最後に広告内容のチェックを行いましょう。
内容に問題がなければ「注文確定」を選択すると、運営側で承認され次第、広告配信が開始します。
インスタグラムプロモーションの効果測定と改善方法

インスタグラムでプロモーションを行ったあとは、効果測定と改善が必要です。
なぜなら「求めていた費用対効果があったのか」「エンゲージメントを上げるためにできることはないか」などを調べることで、よりプロモーションの効果を高められるからです。
この章では、プロモーションの効果を高めるため、
について解説します。
プロモーションの効果測定方法
プロモーションの効果測定を行うには、広告マネージャーを使用します。
より詳細なデータの閲覧や競合他社の調査をしたい場合は、外部ツールの使用もおすすめです。
なお、具体的にプロモーションの効果測定を行うには、KPIの設定が必要です。
プロモーションの効果測定を行うためのKPIは、
などをチェックしましょう。
いいね数やフォロワー増加率は、どれだけ自社のファンが増えたかの指標になります。
ハッシュタグの増加率や指名検索率は、自社ブランドや商品の認知度を測る指標として活用できるでしょう。
広告の改善方法やコンテンツの最適化
広告の改善やコンテンツの最適化を行うには、ABテストがおすすめです。
いきなりすべてを改善しようとせず、部分的に変更して検証することで、コンテンツを最適化できます。
広告改善に必要なチェック項目は多岐に渡りますが、
などを変更してみましょう。
たとえば「ユーザーがメリットを感じる言葉をテキストで大きく表示すれば、いいねが増えるのではないか?」と仮説を立て、変更前との数値変化を検証します。
改善が見られれば変更後のものを採用し、改善が見られなければ別の仮説を検証するのです。
ABテストを繰り返せば、徐々に最適化されたコンテンツに成長するでしょう。
インスタグラムプロモーションの成功事例を紹介します

最後にインスタグラムプロモーションの成功事例を2つ紹介します。
自社でプロモーションを行う際の参考になるはずなので、どうやって成功したのか見ていきましょう。
おやつカンパニー
おやつカンパニーは「BODY STAR」というプロテインスナックのPRをインフルエンサーに依頼しました。
依頼したのは「宮河マヤさん」というフィットネスモデルとして活躍するフォロワー数34.1万人のインフルエンサーです。
「トレ後に美味しくいただきました🤤♥️スナック食べたいけど、タンパク質もしっかり摂りたいみんなの味方。最高。」と投稿。
PRの結果、7,147いいねを獲得しました。
自社商品と親和性の高いインフルエンサーへPRを依頼したのが成功の要因と思われます。
パナソニック
パナソニックは、高級トースター「オーブントースタービストロ」の新モデルを発売する際、インスタグラム広告を作成しました。
ユーザーの潜在的なニーズにアプローチしたところ、旧モデルと比べて売上が2倍に増加。
パナソニックの担当者からは「あらためてインスタグラムは、いろいろなコンテキストに沿うことができる、日常に浸透したプラットフォームだということを実感しました」とコメントがありました。
パナソニックほどの大手企業もインスタグラムのプロモーションに大きな可能性を期待していることがわかります。
成功事例:パナソニック
【まとめ】インスタグラムのプロモーションについて

今回はインスタグラムのプロモーションについて解説しました。
プロモーションで重要なポイントは、
の3つです。
適切にプロモーションを活用すれば、自社ブランドや商品の認知度向上、商品・サービスの売上増加につながるでしょう。
今後もインスタグラム広告は伸びていくことが予想されるため、集客で悩んでいるならインスタグラムのプロモーションに今すぐ挑戦してみてください。
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