近年SNSでトレンドとされている短尺(ショート)動画。すでにマーケティングで活用している企業も多い中、短尺動画の制作を検討しているものの何から始めるべきか悩んでいるマーケターの方もいるかもしれません。
この記事では、ショート動画のメリットやSNSごとの利用方法から、作成方法、最新の活用企業事例まで、詳しくご紹介します。
目次
「短尺動画(ショート動画)」とは具体的にどのくらいの長さ?短尺動画流行の背景と利用状況

「短尺動画(ショート動画)」の長さは?
ショート動画とは、具体的にどのぐらいの長さの動画を指すのでしょうか。実は長さについての明確な定義はありませんが、主要SNSプラットフォームは以下のような尺をショート動画として取り扱っています。
TikTok | 15秒、30秒、3分 |
Instagram リール | 15秒 (60秒まで分割で投稿可能) |
Instagram ストーリーズ | 15秒、30秒、60秒、90秒 |
YouTube ショート | 60秒 |
情報が飛び交う現代社会においてマインドも変化し、なるべく時間をかけずに処理できるメディアが好まれるようになりました。
最新調査でも、「興味のない動画は30秒以内、興味がある企業の動画でも1分未満までしか見ようと思わない」という結果が出ています。(引用:アライドアーキテクツ株式会社「動画に関するアンケート」)
この結果もふまえ、短尺動画に明確な定義はありませんが、本記事では60秒までをおすすめのショート動画の長さとして定義します。
ショート動画は、一般ユーザーだけでなく企業も積極的に活用しています。ショート動画を効果的に活用するマーケティングは、「ショート動画マーケティング」とも呼ばれています。
本記事後半では、マーケターの方に参照いただけるよう、注目の最新マーケティング活用事例もご紹介します。
「短尺動画(ショート動画)」トレンドの背景
もともと動画と言えば「YouTube」では5分から長尺で横長のものが主流でしたが、「TikTok」の世界的人気によって、縦型のショート動画がトレンドとなりました。
TikTokは中国発のショートムービーアプリで、2017年に日本に上陸。10代・20代からその人気に火がつき、世界だけでなく、日本国内でも大流行しています。2021年9月には世界での月間アクティブユーザーは10億人にのぼると発表されました。
TikTokの流行とショート動画人気を受け、静止画投稿が主流だった「Instagram」でもストーリーズやリール投稿などショート動画をアップする機能が拡充されます。
長尺動画が主流だったYouTubeでも2021年からショート動画機能が提供されるなど、日本ですでにユーザーが多かった主要SNSもショート動画に注力し始めました。
「短尺動画(ショート動画)」の利用状況
実際に、各主要SNSでショート動画はどのぐらいの市場があるのでしょうか。15~24歳までのZ世代を対象とした利用状況調査(引用元:株式会社サムライト)の結果を見てみましょう。
まず、Z世代4,275人が普段使っているソーシャルメディアとして、LINEを抜いて「YouTube」の82.8%が1位でした。続いて「Instagram」66.4%、「TikTok」34.4%と推移します。
さらに各SNS利用者の中でショート動画視聴についての調査では、「YouTube ショートを週5日以上視聴している」のは35.8%、「Instagramリールを週5日以上視聴している」人は35.7%。「TikTokを週5日以上視聴している」という人は64.7%と高い割合で閲覧していることがわかりました。
Z世代に動画視聴の習慣が定着しているだけでなく、ショート動画を好んでいる人が多いことが伺えます。
また、動画の種類についてはプラットフォームを問わず女性の場合「ファッション・美容」、「HowTo動画」といったお役立ち情報が好まれています。
一方男性は、「お笑い・コント」「スゴ技」「ゲーム」といったエンタメ性の強いコンテンツが好まれているというように、ターゲットごとに嗜好タイプが分かれます。
また、近年日本のTikTokユーザーには30代も増えています。2021年の調査によると、TikTok利用者の平均年齢は34歳でした。(引用元:コンテンツビジネス研究所 「消費行動調査」)
このことからも、TikTokでのショート動画マーケティングはZ世代対象に限らないと言えます。30代ユーザーをターゲットとしたマーケターも、こうした調査結果をもとに、新しいマーケティングの可能性を検討してみましょう。
短尺動画(ショート動画)のメリット

ショート動画を配信することで考えられるメリットについて、マーケティング目線で解説します。
公開した動画を沢山見てもらえる可能性が高い
ショート動画を活用すると、隙間時間に視聴してもらえるという利点があります。
各SNSプラットフォームがショート動画に力を入れるのは、「ユーザーの滞在時間を長くしたい」という意図があります。3分の動画であれば再生ハードルが上がるだけでなく途中離脱される可能性が高いのに対し、15~60秒の短い動画であれば気軽に再生し、見続けられますよね。
連続再生されていくと何本も飽きることなく視聴でき、結果的に長い時間SNSを使用してもらえることに繋がります。
このように、ショート動画は見やすく簡単に再生され続ける仕様になっているため、視聴回数自体が増えることが期待できます。
潜在層にリーチできる
また、ショート動画を投稿することでフォロー外ユーザーにもリーチできる点もポイントです。
TikTokはもともと独自のおすすめシステムでフォロー外の動画が頻度高く出てくる設計になっているため、新規ユーザーにアプローチができます。
YouTube ショートでも同様で、おすすめ再生が基本表示です。Instagramはフォロワー向け設計ではありながら、リール動画ページではサジェスト表示されますよ。
さらに、エンゲージメントが高い投稿はおすすめとして発見タブやフィードで表示され、フォロワー以外にも拡散されていく可能性があります。
このように新規層にもリーチできることで、新しいファンを増やし、企業や商品の認知度を上げられる機会があることも、ショート動画の大きなメリットでしょう。
動画制作にコストがかからない
動画制作と言えば撮影費や編集費にコストがかかりますよね。一般のYouTube動画では台本を用意しているものも多く、準備から完成までに時間と労力を要します。
一方で、15~60秒のショート動画の制作はどうでしょうか。編集尺自体が短く、撮影にかかるコストや時間も大幅に削減できるため、低予算・少ない人員で作ることができます。
スマートフォン1つで撮影から投稿まで完了することもできますよ。1本が手軽に作れることで、量産も可能になり、コストパフォーマンスよく制作することができるのも利点です。
短尺動画(ショート動画)の作成方法

ここからは、実際のショート動画作成方法について、手順やおすすめの作成ツールを交えて解説します。必要なポイントさえ押さえれば、簡単な流れで撮影から制作までが可能になります。
ショート動画を作るための具体的な手順
まず撮る内容を決め、動画構成を作ります。動画で伝えたいことを明確にして、どんな時間配分で何を言うか、起承転結を踏まえてプラン立てしましょう。
無音視聴するユーザーも多いため、字幕など文字要素の内容もこの時点から検討しておくと、編集が楽になりますよ。
複数のシーンや動画を組み合わせたい場合は、撮りたい絵や画角も考えておきましょう。構成が固まれば、具体的な撮影の準備をします。
動画撮影から編集まで、スマートフォン1つで出来ます。撮影が終わればいよいよ編集作業に入ります。動画編集は各SNS上でもある程度できますが、無料の動画作成ツールを活用するとより簡単にできます。
おすすめのショート動画作成ツール
ショート動画制作におすすめの編集ツールアプリをいくつかご紹介します。無料かつスマホで簡単に使用できるものが増えているので、好きなUIやどんな動画を作りたいかで選んでみてください。
Power Director(パワーディレクター)
Cyberlink社が提供する、高性能な動画編集アプリ。本格的な機能の豊富さでありながら、簡単に操作できます。
編集したい動画素材を一覧で見ることができるなど視認性に優れ、初心者だけでなくPCの動画ソフトに慣れているという方にも使いやすいです。独自のエフェクトなども多く、目を引くようなおもしろい動画加工をしたい人におすすめです。
VITA(ヴィータ)
カメラアプリが有名な「SNOW」が提供する動画編集アプリです。
既に2000万ダウンロードを超えるほど世界中で人気のアプリは、素材やエフェクトが豊富で、動画尺に制限がないなど、無料にも関わらず機能がバランス良く搭載されています。
簡単な操作で編集できますが、自動編集機能はついていないので、初心者の方は「テンプレ」モードからの作成がおすすめです。
Inshot(インショット)
InstaShotが提供する、手軽にプロフェッショナルな動画編集ができるアプリです。
無料版でもカット編集などクオリティの高い編集が可能で、動画制作が初めてという方にもおすすめです。動くスタンプなど、ポップでかわいい加工のバリエーションが豊富です。
SNSとも連携でき、編集後すぐに投稿できてしまう手軽さもポイントです。
キネマスター
オリジナリティのある素材が多い動画編集アプリです。無料版ではロゴのウォーターマークが入り、取るためには課金が必要なので注意が必要です。
編集時の画面は横向きで、多様なエフェクトから選べるPCソフト顔負けの仕様なので、スマホでもプロフェッショナルな動画を作りたい方におすすめです。
ショート動画制作時の注意点
ショート動画を作る際に気を付けたいポイントも事前にチェックしておきましょう。ここでは、SNSで見られる動画になるためのヒントを2つご紹介します。
①冒頭にインパクトを持たせること
スワイプで簡単に次の動画に移れてしまうからこそ、短尺動画は冒頭が肝心になります。ユーザーの興味関心を惹きつけることができるよう、特に冒頭1~2秒に力を入れて制作しましょう。
隠しておきたい動画の一番の見所部分をあえて最初に持ってきて、まずは視聴させるという手法もおすすめです。文字入れも、読みやすい分量に留めつつ、フックになるような内容を入れられるようこだわってみてくださいね。
一度興味を引くことに成功すれば、スワイプせず最後まで見てもらえる確率がアップします。
②目的を持って動画を制作すること
動画制作の前にしっかり明確にしておきたいのは、ショート動画の目的です。
自社製品の使用方法を伝えたいならHowTo動画の手法になり、使っている様子やおすすめの方法をいかにわかりやすく見せるかが肝になります。
ユーザーからの質問に答える場合は、的確な文字要素もポイントになり、15秒よりは尺を長めにした方が分かりやすくなりそうです。
また、ブランディングの観点でおもしろい動画にして、まずは笑ってもらいブランドを好きになってほしい場合もあります。このように、ショート動画ひとつをとっても、目的によって最適な形が変わってきます。
特に短尺なので伝えたいことを複数詰め込むのは避け、目的を一つに絞りましょう。メッセージが明確な動画づくりを意識することで、効果的な動画作りが目指せます。
短尺動画(ショート動画)を活用した事例
ここからは、実際にショート動画をマーケティングに活用している企業の最新事例をもとに解説します。好例ばかりなので、ぜひ実際のショート動画もチェックしてみてください。
ANA
航空会社のANAはコロナ禍にSNSを強化し、中でもInstagramではリールに力を入れることでフォロワーを64.6万人にまで伸ばすことに成功しました。
リール動画では、バリエーション豊富なコンテンツを発信していますが、中でもグランドスタッフの歴代の制服を紹介する投稿が保存数2000件と大反響を呼びました。
好きな制服をコメントで答えてもらうように促したこともありコメント数340件以上に上り、エンゲージメントの高い投稿になっています。
ユーザーのアクションが多いほどますます発見タブに表示されやすくなるため、結果的に新規層へのリーチも拡大することに。
短尺動画に力を入れ、ユーザーを巻き込んで一緒にコンテンツを作る姿勢で、フォロワーアップにつながった好例です。
参照:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00385/00026/
三和交通
タクシー会社の三和交通のTikTokは異色かつユニークな取り組みで、350万もの「いいね」を獲得している話題のアカウントです。
50代の社員たちが出演する、流行りの曲を用いたダンス動画を2019年から配信開始。特に10代20代の若者世代から「かわいい」と大反響を呼び、一大バズを起こしました。
現在では芸能人とのコラボ動画なども配信されています。当初の配信目的は、低迷する業界の中で「おもしろい会社だ」と思ってもらい採用活動に繋げるためだったとし、人気になった今もその目的は変わらないといいます。
実際にTikTokを見たという求職者が増えただけでなく、発信する側が楽しく取り組む姿勢で、会社の知名度や社内の士気までも上げられた成功事例です。
参照:https://www.tiktok.com/@sanwakotsu
FC東京
JリーグチームのFC東京の公式Instagramでは、チームの舞台裏などをリール動画に投稿し、親しみやすさを醸成しています。
例えばチームマスコットキャラクターの東京ドロンパが流行りのダンスをしている動画は、サッカーに興味がない人にも親しみを持たせることができそうです。
また、節分に恵方巻を食べる選手たちを映したリール動画は、5万回以上再生されました。試合では見られない選手の一面が見られることで、サポーターはますますチームを身近に感じ応援したくなります。
SNSと相性の良い「親しみやすさ」を活用し、チームファンの気持ちを高められるよう短尺動画を活用できています。
ドミノピザ
ドミノピザのTikTokでは、ピザを作っている工程をリズミカルに見せる動画が人気を呼んでいます。
流行りの音源を組み合わせてテンポよく編集しているので、ユーザーは楽しく視聴できるだけでなく、コメントからもわかるように実際に食べたくなる購買意欲を沸かせています。
「使用しているピザ生地は実は冷凍ではない」といったおすすめポイントや、ソースで丁寧に円を描く職人技から、ユーザーの質問に応える動画まで、コンテンツ選びも巧みです。
ユーザーのリアクションを上手にくみ取り、ブランドの印象が良くなる情報を押し付けることなく楽しく見せ、ブランディングに繋げている好例です。
参照:https://www.tiktok.com/@dominos_jp
LOWRYS FARM
各アパレルブランドがSNS動画配信に力を入れている中、一例としてLOWRYS FARMのInstagramをご紹介します。
動画は、素材感やフォルムが伝わりやすいため、ファッションアイテムと好相性なメディアです。ショップスタッフを登場させ、ファンを作ることができると店舗集客にも繋がります。
LOWRYS FARMアカウントも、リール動画やインスタライブを用いて、ショップスタッフが新作アイテムを積極的に紹介していますよ。
さらにシーン別のおすすめコーディネートや着回し例も紹介し、購入後のイメージを湧きやすくしています。
購入を検討中の潜在層に対しても、動画を通じたネット接客のような形で購買後押しができている事例と言えます。
ショート動画の配信方法!おすすめの配信先プラットフォームもご紹介

それでは、実際にマーケティングでショート動画を活用していくために、SNSプラットフォーム別の配信方法を見ていきましょう。配信先別の方法だけでなく、配信時の注意点もご紹介します。
配信先・配信方法
Instagramリール
「Instagram」のリール投稿は、下部ナビゲーションのリールタブから見ることができます。フォローに関係なくおすすめ投稿が表示されるため、新規リーチを狙うことができます。
動画のサイズは9:16の縦型、尺は15秒、30秒、60秒、90秒から選ぶことができます。配信する際はまず、プロフィールページ右上の+ボタンをタップして「リール」を選択します。
リール画面では、カメラマークを押してこの場で撮影することも、左下のアルバムボタンから編集アプリを使った編集済み動画などをアップすることも可能です。
動画を複数選んで、尺や順番を調整し、組み合わせることも可能です。必要に応じてキャプションなど加工を追加したら、音源設定も済ませておきましょう。
リール投稿では流行っている曲を設定しておくと再生されやすくなるため、ぜひ取り入れてみてください。調整を済ませたら、プレビューボタンで確認し、問題なければ次のシェア画面へ。
ここでは動画のカバー写真を設定するほか、キャプション箇所に説明やハッシュタグを入れましょう。情報入力が完了すれば、シェアボタンを押して配信完了です。
Instagram ストーリーズ
「Instagram」のストーリーズは、基本的にはフォロワーに対してのみ配信可能、また投稿後24時間で消えてしまうのが特徴です。
こちらも9:16の縦型で、1枠は15秒。最大60秒までの動画をアップでき、その場合は15秒4本に分割されて配信されます。投稿方法はリールと同様、プロフィールやホーム画面の+ボタンをタップし、「ストーリーズ」を選択します。
既に撮影済みの動画は左下のアルバムから選択、この場で動画を撮る際には画面下の撮影ボタンを長押しして撮影しましょう。テキストやスタンプなどを必要に応じて追加し編集が済んだら、右下の送信先ボタンをタップしましょう。
送信先はマーケティング使用の際は一番上の「ストーリーズ」ボタンを選択して、フォロワー全員に届くように設定し配信してください。
ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、その後も残しておきたい場合はハイライト機能を利用し、アーカイブとしてプロフィール画面に保存することもできます。
YouTube Shorts
「YouTube ショート」では、最長60秒までの縦型動画を配信できます。「ショート」というページ内で、TikTok同様おすすめ表示されます。
まずはYouTubeのスマホアプリでログインし、ナビの「ショート」を選択します。右上のカメラマークをタップして、ショート動画配信画面へ移ります。
まず、画面下に「15」と数字が出るので、ここをタップすることで「60」にも変更できるので、希望の秒数を選択しましょう。左下のアルバムから撮影済動画を選ぶか、撮影ボタンを押してこの場で撮影を行います。
その後、テキストやエフェクトなどを選べますが、ここではぜひ「音楽」も設定しましょう。YouTubeでも人気のある曲でテンポの良いものを選ぶと、よりユーザーの興味を引くことができるかもしれません。
編集が終われば右上の「次へ」ボタンをタップして、アップロード前の情報記入画面に移ります。タイトルに100文字までで情報を記入し、アップロードすることで完了となります。
Twitter Videos for you
Twitterで2022年9月に新提供された動画再生にまつわる新機能「Twitter Videos for you」。おすすめ動画が表示されるほか、TikTokのように全画面で動画再生ができる機能ですが、英語で利用している一部のユーザーのみが利用でき、日本向け提供は未定です。
一方、日本でもTwitterでの動画投稿自体は可能です。最長で2分20秒までの動画をアップでき、フィードでは16:9もしくはスクエア型で表示されます。ツイートをする際、左下の「メディア」ボタンから動画ファイルを選ぶことで簡単にアップできます。
Twitterアプリからも直接撮影して投稿できますが、文字入れなどの編集作業はできないため、事前に撮影編集した動画をアップするのがおすすめです。
配信時の注意点
ショート動画を1本だけ作って各SNSに同時配信したいと思う方もいるかもしれませんが、できる限り避けることをおすすめします。
SNSごとに視聴者は異なった趣向を持っているため、プラットフォームに合わせた動画を作成することが、より見られる・バズを生む動画を配信するコツです。
例えばInstagramは「いかに映えるか」が引き続き重要で、HowTo動画とも相性が良いと言われていますが、他方Twitterではリアルタイム性が重要視されています。
また、SNSによって画角やナビ位置が違うことも認識しましょう。TikTokやInstagramでは9:16ですがTwitterは16:9か1:1が良いため、最適な画角で視認性よく配信することをおすすめします。
また、動画流用をすればプラットフォームのUIを無視することになり、動画の大事な部分がボタンで隠れてしまうということにもなりかねないため、注意しましょう。
最後に、どのSNSでも全く同じ動画を流用すると、オリジナリティに欠け面白みがない印象を与えてしまい、逆にブランドイメージを下げてしまう可能性もあります。
配信したいSNSの環境やプラットフォーム別のトレンドも踏まえて、最適な動画を配信できるように工夫しましょう。
短尺動画(ショート動画)の制作会社・運用代行企業のおすすめは?

ショート動画を配信したいが、自社では作るリソースが足りないという方や、手探りではなく効率的に運用したいという方がいるかもしれません。
その場合は、ショート動画を得意とする制作会社や、豊富な知見を持つ代行企業に相談するという手もあります。ここではおすすめの企業を3社ご紹介します。
Crevo株式会社
Crevo株式会社は、大手企業や官公庁からスタートアップまで幅広いクライアントの動画に携わる制作会社です。短尺動画のみならずCMからYouTube広告まで幅広い実績があるので、プロフェッショナルなクリエイターによる完成度の高い動画を希望する方におすすめです。
運用のコンサルティング相談もでき、マーケターに向けたセミナーも不定期開催しています。
サムライト株式会社
サムライト株式会社は、SNS運用から広告、webコンテンツ制作まで広くwebマーケティングに強い会社です。ショート動画についても制作サービスを確立していて、月4~8本のプランから選んで企画立案から編集までを依頼できます。
また、別料金でアカウント運用代行やコンサルティングを受けることもできます。
株式会社シェアコト
株式会社シェアコトは、InstagramをはじめとしたSNS運用に強い会社で、大手企業の実績も多く持っています。Instagramは運用だけでなくリールやストーリーズの制作依頼もできます。
SNSの豊富な知見があるため、プランニングからPDCAを回した運用の最適化まで、ワンストップで依頼できることが魅力です。
【まとめ】ショート動画をマーケティングに取り入れよう

動画制作は手間がかかりますが、短尺動画であれば比較的気軽に作れる上、時代のニーズにも合っているので効率的に配信拡散することが期待できます。
動画配信の目的を設定しSNSごとに最適化したコンテンツを配信してみましょう。編集アプリも手軽なものが揃っているので、動画制作未経験の方にも挑戦しやすくおすすめです。
ショート動画はニーズの高まりと共に今後さらに主流となり、クリエイターや動画数自体が増えていくと予想されます。そのため、競合他社との差別化や新たなバズ形成が難しくなる可能性も考えられます。
もしショート動画マーケティングが不安な場合は、制作から配信まで知見を積んだプロに頼ることもひとつの手です。ぜひショート動画を有効活用して、自社マーケティングに役立ててください。
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