【2023年最新】Twitter APIとは?有料化したTwitter APIをマーケティングで活用する方法とは?事例もご紹介

2023年2月9日(変更後は2月13日)に無料サポートが停止し、有料化したことで話題となったTwitter API。

この無料サポートの停止によってどんな影響があるか、またそもそもTwitter APIとは一体どんなサービスで、どうマーケティングに活用できるのでしょうか?

そんな疑問について、具体的な事例と共に詳しく解説していきます。

Twitter APIとは?Twitter APIを使って何ができるのかについて解説

Twitter APIとは、Twitter社が提供するプログラムインターフェース(API)のことです。

APIとは、外部のツールやアプリがTwitter上の情報や機能を利用するための仕組みであり、Twitter APIを使うことで、Twitter上のツイートやユーザー情報を取得・操作したり、ツイートを自動で投稿したりすることができます。

Twitter APIを利用したツールやアプリには、ツイートの自動投稿を行うものや、Twitter上のトレンドを分析するものなどもあり、企業がTwitter APIを利用して商品やサービスのプロモーションを行ったり、顧客とコミュニケーションを行うことが可能なのです。

【有料化】2023年にTwitter APIの無料サポートが全面停止 その影響とは?

Twitter APIには、Twitter社が提供する無料のものと有料のものがありましたが、2023年2月28日をもって、Twitterは「Twitter API」の無料サポートを全面停止することを発表しました。

これにより、Twitter APIを利用する際には、有料の「Twitter APIプレミアム」や「Twitter APIエンタープライズ」を利用する必要があります。

この無料サポートの全面停止により、多くの企業が普段より行っていたTwitter APIを活用したツイートやユーザーのデータの取得・解析に制限がかかることになります。

そして、この措置によって、Twitter APIを普段から利用している企業が、追加のコストを負担しなければいけなくなったため、そういった企業にとっては決して嬉しくない措置であるといえます。

ただし、この無料サポートによる影響はネガティブなものばかりではなく、Twitter APIを有料とすることで、APIを不正に利用しようとする人の減少が期待されます。

これにより、ユーザーの情報セキュリティーが向上することが考えられ、これは個人情報の保護という観点でユーザーにとってもポジティブな影響を与えるといえます。

Twitter APIを使ったマーケティングとは

Twitter APIを活用すれば、Twitter上でのツイートやユーザーの情報を収集し、分析することができるようになります。

この点は、SNSを中心としたマーケティングと相性が非常によく、Twitter APIを活用したマーケティングは既に様々な企業によって行われています

例えば、収集したツイートやユーザーの情報をもとに、ターゲットとなるユーザー層の嗜好や行動を把握し、より効果的なマーケティング戦略を策定することも可能です。

特に、Twitter APIを活用すれば、ツイートの検索、特定のハッシュタグを使用しているユーザーの抽出、特定の地域や言語のツイートの分析、ユーザーのフォロワー数やプロフィール情報の収集、ユーザーの投稿傾向や嗜好の分析などができるため、これらの情報を参照してより綿密なマーケティング戦略を打ち出すことができるのです。

具体的には、収集した情報を基とした投稿のタイミングや内容の決定、ハッシュタグの選定、的確な広告の配信などが可能になります。

また、Twitter APIを使ってリアルタイムにツイートを取得することができるため、瞬時に反応することが求められるイベントやキャンペーンにおいては、効果的に活用することができます

例えば、ある企業が新商品の発売イベントを行った際、Twitter APIを使えばそのイベントに関連するハッシュタグを含むツイートをリアルタイムで取得することができます。

このようにして得られたデータを分析することで、参加者の反応や意見、傾向などを把握し、リアルタイムにイベント内容を改善したり、次回のイベントに活かしたりすることが可能になるのです。

Twitter APIを使ったマーケティング事例

次に、Twitter APIがマーケティングに使われた事例の中から、特に効果のあったものをご紹介します。

コカ・コーラ ジャパン 「Coke ON」

コカ・コーラ ジャパンは、Twitter上で「#CokeON」とつぶやいた人の中から、抽選で毎日100名にコカ・コーラがプレゼントされるキャンペーンを実施し、このキャンペーンでTwitter APIを活用しました。

この施策においては、Twitter APIを活用することで、Twitter上でのトレンドやつぶやきの状況をリアルタイムに把握することができました。また、

それをもとにキャンペーンに対する不満や問い合わせに対して迅速に対応することで、ユーザー満足度の向上に繋げることができたため、コカ・コーラ ジャパンはTwitter APIを活用して効果的なマーケティングができたといえます。

ローソン 「#ポテ撮り」

ローソンは、Twitter上で「#ポテ撮り」をつけて、ローソンのポテト商品を写真とともに投稿すると、抽選で100名にローソンの電子マネー「nanaco」チャージ分の1,000円分が当たるという企画を行いました。

この企画では、Twitter APIを活用してリアルタイムに「#ポテ撮り」がつけられた投稿を把握し、集計を行いました。

この集計によって、短期間で2,000件以上のハッシュタグ付きの投稿があったことが確認され、本企画の効果を測定することができました。

Twitter APIを活用したリアルタイムな集計によって、企画の認知度や拡散度がどれくらいあるかを知り、企画がどれくらい成功したかを数値で判断することができたといえます。

ソフトバンク 「みんなでつながる、今。」

「みんなでつながる、今。」は、2016年にソフトバンクが展開したマーケティングキャンペーンであり、Twitter APIはリアルタイムにツイートを収集するために活用されました。

この収集したデータをもとに、キャンペーンへの参加者に対して質問を投げかけ、リアルタイムに回答を収集することで、参加者とのコミュニケーションを図りました。

具体的には、Twitter APIを使用して収集した参加者の質問に対する回答をキャンペーンページにリアルタイムで表示し、またキャンペーンの進行状況も、Twitter上でリアルタイムにつぶやかれる情報をもとに、キャンペーンページに表示しました。

このリアルタイム性を重視したキャンペーンは、顧客との対話を可能にするものであり、自社製品・サービスのファンを増やす上で非常に効果的な施策であったといえます。

そして、このようなキャンペーンはリアルタイムで情報を収集するTwitter APIがあったからこそ実現できたといえます。

カルビー 「ポテトチップスの王様決定戦」

カルビーが展開するポテトチップスのブランド「じゃがりこ」と「ポテトチップス」を題材に、Twitter上でファン投票を募るキャンペーン「ポテトチップスの王様決定戦」においても、Twitter APIが活用されています。

Twitter APIの活用方法としては、先述した事例と同様で、キャンペーンのツイートをリアルタイムで収集し、ファンの反応や投票数などの分析に活用していました。

また、こうして収集した情報を基に、キャンペーンの進行状況や投票結果もリアルタイムでTwitter上で公開し、参加者とのコミュニケーションを図っていたと推察されます。

Twitter APIを使ったマーケティングの今後の展望

これまで述べてきた通り、Twitter APIを使ったマーケティングというのは既に多くの企業によって導入されています。

そして、この流れは今後も増加する傾向にあると考えられます。

その理由として、AIや機械学習の導入が挙げられます。

Twitter APIを通じてアクセスできるデータ量は、毎日数億件以上に上ると言われており、そのデータに基づいて情報の収集・分析を行っています。

そこで、AIや機械学習がより多く活用されることで、アクセスできるデータ量が増加し、処理の速度が上昇し、より精度の高い分析やターゲティングが可能になると考えられます。

また、Twitter APIを活用してよりクローズドなコミュニケーションが今後可能になるかもしれません。例えば、特定のユーザーに対してダイレクトメッセージを自動で送信したり、リアクションを自動で返信したりすることで、より顧客と直接対話する機会が増えることが期待されます。

さらに、Twitter APIでは、Periscope(ペリスコープ)と呼ばれるライブ動画配信サービスを提供しており、Twitter APIを活用してリアルタイムな情報や裏話、商品の使い方などを伝えることができます。

ライブ動画は、ユーザーとのリアルなコミュニケーションが可能なため、近年マーケティングにおいて有効なツールとして注目されていることからも、Twitter APIを活用したライブ配信の実施はマーケティングにも良い影響を与えることが考えられます。

【まとめ】Twitter APIをマーケティングに活用しよう

今回の記事では、無料サポートが停止し、有料化したことで話題となったTwitter APIについて、その影響や基本的な機能、マーケティングにおける有用性を中心に解説していきました。

AIや機械学習における技術の進歩により、Twitter APIの汎用性は今後ますます高くなることが期待され、マーケティングでの活用も例外ではありません。

Twitter APIについて正しい知識を持った上で、企業のマーケティング戦略に活用してみてはいかがでしょうか。

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