売上アップの鍵はスキンケアグッズにあり

美容・コスメ業界の現状

これまで、美容・コスメの業界は不況知らずの成長産業と言われてきました。市場は右肩上がりに成長し、2019年までは訪日観光客も年々増加、各社は生産ラインを増設し、新ブランドを立ち上げるなど、次々と積極的な展開を行ってきました。

しかし、その状況に待ったをかけたのが新型コロナウイルスの感染拡大。

これまで購買の中心となっていた訪日観光客が激減。また、マスクを着用することでメイクをする機会も減少、外出自粛によってショッピングを控えるようになるなど、マイナスの影響が直撃しました。

しかし、そのような状況において、注目されているのがスキンケアグッズです。

スキンケアグッズに注目すべき理由

苦境に立たされているコスメ・美容業界。特に口紅フレグランスヘア用品などの売れ行きは低迷しています。しかし、そんな中でも好調に売れ行きを伸ばしているのがスキンケアグッズです。

では、なぜスキンケアグッズだけが好調を維持しているのでしょうか。

マスク着用による肌トラブルの増加

スキンケアグッズ好調の背景にある理由として、マスクの着用による肌トラブルの増加が挙げられます。

感染防止のためには、マスクの着用が非常に有効な手段というのは新しい生活様式の中ではもはや常識。しかし、一日中マスクをしていると、不快なだけでなく、肌がマスクとこすれて角質がダメージを受ける原因となります。

また、肌にとって大敵となるのが、マスク内の湿度や温度です。吐いた息によってマスク内では湿度と温度が急上昇。すると、雑菌が繁殖することはもちろん、マスクなしの状態よりも皮脂もはるかに増加、ニキビなどができやすくなります。

このような理由から、マスク着用が常態となった現在ではスキンケアの重要性がさらに増加しています。

オンライン会議の増加

新型コロナウイルスの感染拡大によってテレワークもすっかり一般的になりました。なかでも、これまでと比べて増加したのがオンライン会議です。

オンライン会議は感染の不安が少ないというメリットがあり、安心して働くことができる反面、画面で自分の姿を客観的に見なければいけないというストレスも。

実際にオンライン上の自分を客観的に見ることで、想像以上に疲れていたり、老けて見えたりといった姿にショックを受けた人も多いのではないでしょうか。

そこで高まったのがスキンケアに対する意識です。中でも、大きく影響を受けたのが男性

これまでも営業職など人と接する機会の多い職種ではスキンケアへの意識が高い男性も少なくありませんでしたが、どちらかといえば少数派でした。しかし、オンライン会議の増加によって、多くの男性がスキンケアの必要性を痛感することになりました。

「巣ごもり」でのネットショップ利用増加

コロナ禍による外出の自粛でショッピングの機会が減った一方で増加したのがネットショッピングの利用です。

そこで変化したのが、美容に対する全般的な意識です。ネットショッピングをしていると、多くの商品や美容に関する情報に触れることになり、今までのケアでは不足していたのではという不安も生まれるようになりました。

また、特に美容に感心が高い層は、メイクをする機会が減った今だからこそ肌をきれいにしたいと考える結果に。

家での時間が増えたことで、これまでは簡単に済ませていたケアの時間も増加。よりスキンケアに対する関心が高まることに繋がっています。

売上アップのために注意すべきポイント

様々な要因が重なったことで好調に売上を伸ばしているスキンケアグッズ。では、今後さらに売上のアップを狙うためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

化粧水・ローションの充実

スキンケアグッズと一口に言っても、そのジャンルの中には、化粧水ローション、美容液、フェイスクリームといった様々なアイテムがあります。その中で最も大きな売り上げを占めているのは化粧水ローションといった商品です。

外出やメイクの機会が少なくなった現在でも、売上が伸びているのもこれらのジャンル。そのため、売上アップを狙う場合には、このジャンルの充実を考えるのが近道です。

また、化粧水やローションの前に使用する、ブースター導入美容液といった美容液も人気に。特に肌の疲れ・肌荒れなどが気になる人や、「おうち時間」を利用して徹底的にスキンケアを行いたいという人にとって、これらのアイテムは今こそ購入したいものなので、商品の充実を目指すことをおすすめします。

「ユーザーの声」を活用

スキンケアに限らず、コスメ商品の売上アップにとって「ユーザーの声」は非常に重要です。

どれほど良い商品や使い勝手の良いアイテムであっても、初めて利用する場合には敷居の高さを感じるものです。大手メーカーであれば、CMなどを活用したり、大規模なキャンペーンを行ったりといった手法を利用して心理的なハードルを下げることもできますが、中小規模や個人では難しい点もあります。

そんなときに役立つのが「ユーザーの声」。実際に利用した人の声が消費者の後押しとなり、売上アップを狙うことができます。

男性へのノウハウ伝達

これまでスキンケアアイテムを購入する男性は非常に少数でしたが、コロナ禍による生活様式やマインドの変化によって、男性にとってもスキンケアは興味の対象となっています。

ただし、男性の場合には「スキンケアには興味があるし、実践してみたいけれど、どうしていいのか分からない」「アイテムの数や種類が多すぎて違いや使い方が分からない」ということも多いものです。

これらの潜在的な購買層を開拓するためには、「スキンケアグッズにはどのような種類があるのか」「それらはどう使い分ければよいのか」といった基本的なレクチャーが必要になります。

「これぐらいのことは説明しなくてもよいだろう」という思い込みを捨てることが売上アップのポイントと言えるでしょう。

スキンケアグッズの売上アップにインフルエンサーを起用するポイント

スキンケアグッズを含め、コスメ業界と親和性の高いのがインフルエンサーを起用したマーケティングです。しかし、ただ単にインフルエンサーを起用するだけでは、売上アップにつながらないのが実情。

では、インフルエンサーを起用したマーケティングを行う場合、どのようなポイントを意識すればよいのでしょうか。

商品とインフルエンサーのバランスを配慮する

インフルエンサーを起用する大きなメリットは、ターゲットとする層に親近感を持ってもらえるということです。

そのときに重要なのが商品とインフルエンサーのバランス。一口にインフルエンサーといっても、年齢や性別によって、訴求できる層が異なります。

分かりやすい例でいえば、男性に訴求したいという場合に、女性のインフルエンサーを起用しても、効果を上げるのはなかなか難しいもの。まずどのような層をターゲットにしている商品なのかを明確にしたうえで、その層に対して最も効果の高いインフルエンサーを起用するのが重要です。

販売につなげるための施策を行う

インフルエンサーマーケティングで陥りやすいのが、なかなか実際の販売につながらないということです。

そのため、販売につなげるための施策が非常に重要。特に最近の消費者の場合、検索を行うときには検索エンジンよりもSNSでの検索が行われるのが一般的です。そのため、商品名にはタグをつける価格をはっきりと掲載するオンラインショップに飛びやすい仕組みを作るといった施策が必要になります。

どのSNSを利用しているかに注意

インフルエンサーによって主に活動しているSNSは異なります。また、商品によっても向いているSNS、向いていないSNSがあります。

特にスキンケアグッズは、メイクグッズとは商品特性が異なることが多いので注意する必要があります。たとえばYouTubeの場合、スキンケアに関してはルーティーンを解説する動画が一般的ですが、メイク動画では視聴時間が異なります。

このようにインフルエンサーマーケティングでは、SNSごとの特徴などを理解することも必要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな影響を受けているコスメ業界ですが、その中でも堅調を保っているのがスキンケアグッズ。男性からの注目度もアップしているため、新規購買層を開拓し、売り上げアップのためには今がチャンスということがいえるでしょう。

そのときに役立つのがインフルエンサーを起用したマーケティング。ただし、単にインフルエンサーを起用すれば売上がアップするというわけではありません。

売上アップのためには、ジャンルの充実ユーザーの声の活用男性へのアピールなどが重要になります。

また、SNSやインフルエンサーの特徴などを理解し、適切な施策を行うことで、売り上げアップにつなげることができます。

我々がご提供しておりますインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「Maro」もご検討いただけますと幸いでございます。

Maroとは?

Maroは理想のインフルエンサーとのマッチングを実現するインフルエンサーマーケティングプラットフォームです。

Maroでは、以下のような機能・サービスをご提供しております。

・専任の担当による施策実行のサポート
・理想のインフルエンサー効率よく見つけ出す検索機能
・気になるインフルエンサーに声をかけるスカウト機能
・インフルエンサーと連絡が取れるメッセージ機能
・クリック数などの広告効果が把握できる分析機能  等

より詳細は以下のボタンから資料をダウンロードしていただき、ご確認いただければと思います。また、ご不明点等ございましたらお気軽に「info@maro.mu」までお問い合わせください。

お役立ち資料のダウンロードはこちら

コメントを残す