ペットとして飼われることが多い犬や猫といった動物は、我々を日々癒してくれる存在ですよね。
一緒に散歩したり、ゴロゴロしたり、ご飯を食べたり… 私たち人間とペットはたくさんのことを共に行って生活しています。
その中で、ソーシャルメディアの発達も相まって「ペットがSNS上に登場する」といったことも今となっては珍しいことではありません。
飼い主が撮影したペットの動画で広告収入を得るというように、人間とペットは今、ビジネスまでも共に行うことができます。
今回の記事では、ペット業界のインフルエンサーと呼ばれる人たち/動物たちに注目し、彼らがインフルエンサーマーケティングで活用されたPR事例をご紹介します。
ペット業界のインフルエンサーについて

ペットのインフルエンサーとは、SNS上で大きな影響を与えるペットとして飼われている動物、もしくはその飼い主のことです。
インフルエンサーとしてコンテンツ内に登場する動物は、犬や猫などのペットの定番ともいえる動物だけでなく、エキゾチックアニマルと呼ばれるハムスターやウサギなどもおり、多種多様なペットのインフルエンサーが活躍しています。
最も人気のあるインフルエンサーには何百万人ものフォロワーがおり、SNS上での注目度は非常に高いです。最近では、企業が行うキャンペーンへの起用のみならず、テレビ出演やアーティストのミュージックビデオなどに出演することもあります。
ペットのインフルエンサーはYouTube、Instagram、Twitter、TikTokなど様々なプラットフォームで活動しており、中には複数のSNS上にアカウントを所有するインフルエンサーもいます。
YouTubeとTikTok上では、動画によってペットの様子が公開されており、飼い主の周りをウロウロしたり、一緒に商品開封を行ったりと、いろいろな方法でオーディエンス(視聴者)を魅了しています。
一方、InstagramとTwitter上には動画と画像の2種類のコンテンツをアップロードでき、画像に関してはオーディエンス(フォロワー)にその画像からペットの心情などを想像させるような投稿が多くあり、見る人の関心を引きつけています。
このように、愛くるしい顔やしぐさを見せる動物は、多くの人にとって魅力的であり、ペットをインフルエンサーマーケティングで活用することで高いエンゲージメント率といった様々な効果が期待されます。
ペット業界のインフルエンサーを活用したPR事例

Instagramの事例
スマートフォン×プードル
スマートフォン『Xperia』を発売するソニーは、たまねぎさんがペットとして飼っているスタンダードプードルのくぅをXperiaアンバサダーとして任命し、プロモーションを行っています。
この投稿では、新発売の『Xperia 5 II』の見た目やカメラの性能についてPRされており、くぅがはしゃいでる様子を実際にカメラで撮り、高画質の写真を投稿に載せることで、性能の良さをアピールしています。
フェイスマスク×柴犬
サプリメントやフェイスマスクを販売するFUJIMIは、柴犬のべりやんをPRに起用しました。
キャプション内で商品の説明が行われているほか、人間用のフェイスマスクではあるにも関わらず、犬がフェイスマスクを着用するといった、一風変わった写真も含まれている投稿です。
腕時計×豆柴
腕時計を手がけるリアクレアは、豆柴のペースケを活用し、腕時計のプロモーションを行いました。
投稿内の画像では、ペースケの横に腕時計が置かれているほか、キャプション内では割引のクーポンに関する情報とそのクーポンコードが記載されており、この投稿を見た人限定でお得に買い物ができるようになっています。
イヤホン×ハリネズミ
様々なイヤホンの製作を行っているsudioは、ハリネズミのラニと共にワイヤレスイヤホンの宣伝を行いました。
こちらもキャプション内でお得なクーポンの情報が記載されていることに加え、写真で製品とハリネズミを並べて撮ることで、そのコンパクトさが伝わるようなプロモーションになっています。
消臭スプレー×猫
アムールヴィゼは炭酸次亜塩素酸水スプレーのPRを実施するため、ペットの猫のきな粉を起用しました。
これまでの事例と異なるのは、このスプレーがペット用商品であるということであり、用途に合った動物の起用が行われているため、高い訴求効果が期待できます。
YouTubeの事例
ペットのオーダーメイドグッズ①
オーダーメイドに特化したTanoMakeというオンラインマーケットは、ペット用のオリジナルグッズの作成も手掛けており、そのPRとしてI’m HANAMASAとコラボしました。
動画内では、ペットの犬に模したフィギアを使い、「自分にそっくりな物があったらどんなリアクションをするか」という検証動画としてPRが実施されました。
ペットのオーダーメイドグッズ②
オリジナルペットクッションの作成が可能なAisdeluという会社は、YouTuberであるともだみずきにPRを行ってもらいました。
Lineで写真を送るだけで簡単にペットのクッションを作ることができる、というサービス内容を紹介した上で、動画の概要欄に10%引きクーポンのコードを添付することで、このコラボからの顧客流入の意図が見て取れます。
ドライブ用のシート
ペットのグッズを販売しているWINSUNは、みっきーのめっちゃAnimal Lifeやねん。に犬が車に乗るときにあったら便利なカーシートを紹介してもらうため、コラボを行いました。
動画では、実際にペットの犬が車内に敷かれたシートを利用し、リラックスした表情でいることが印象的であり、視聴者への訴求という意味でも高い広告効果が期待されます。
Twitterの事例
除菌・消臭スプレー
epocleanと犬に関する様々な活動をしているインフルエンサー酒匂優海(犬ユウ)のコラボでは、犬にも使える除菌・消臭スプレーのPRが実施されました。
ペットの見守りサービス
「ペットみるん」という留守中の自宅にいるペットを外出先から見守ることができるサービスのPRに、Twitter上で犬をテーマにした漫画を描いている道雪 葵が起用されました。
このPRの特徴的な点は、実際に使ってみたときの様子やサービスの概要が全て漫画で描かれている点であり、内容が頭に入ってきやすくなっています。
ペット業界のインフルエンサーを活用したPR事例のまとめ

今回の記事では、ペットのインフルエンサーがインフルエンサーマーケティングで活用された実際の例について、詳しくご紹介しました。
YouTube、Instagram、Twitterで主に行われるペットインフルエンサーのPRは、人間用のグッズの紹介を動物にさせたり、漫画で商品・サービス紹介をしていたりと、それぞれに見る人の興味を引くような特徴があることが多いです。
他のPRとの差別化を図るためにも、ペットとその飼い主を工夫して活用し、「ペットインフルエンサーマーケティング」を成功させましょう!
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