数は少ないものの、インフルエンサー業界において確かな存在感を示している文学系YouTuber。
その活動内容は「本」というジャンルから飛び出し、様々な文学にまつわるコンテンツを配信し、多くの視聴者を魅了しています。
本記事では、読書好きな文学系YouTuberを読書系YouTuberと名付け、彼らが実際にインフルエンサーマーケティングで活用されたプロモーション事例をご紹介します!
目次
読書系インフルエンサーについて

読書が好きな文学系インフルエンサーは、文学にまつわるコンテンツを発信するインフルエンサーであり、YouTube、TikTok、Twitter、Instagramといった様々なプラットフォームで活躍しています。
彼らのコンテンツの主な内容は、本の紹介・レビュー、ブックスタンドなどの本の関連商品の紹介、読書ルーティン、読書する様子の生配信、電子書籍の紹介などなど、多岐に渡ります。
この中でも特に多いのは、本の紹介・レビューであり、TwitterとInstagram上では従来のようなキャプション(文字)を使った説明であり、YouTubeやTikTokでは動画でインフルエンサーが話して説明しています。
こうした動画プラットフォーム上ではインフルエンサーが声に出してくれるので、文字を読む手間が減ることから、たくさんの人気コンテンツが生まれています。
【YouTube】
【TikTok】
このような本の紹介・レビューを行うインフルエンサーにもそれぞれが得意とする分野があり、自己啓発やSF小説といった、本のジャンルごとにインフルエンサーが存在している場合があります。
また、イケメンボイス、毎日更新、アニメーションの駆使なども各文学系インフルエンサーが持つ特徴であり、数多くある本の紹介・レビュー動画から自身のコンテンツを差別化することが図られています。
海外のインフルエンサーには、本を読むのではなく、様々な用途で使用している者もいます。
James Trevinoはドミノ倒しで利用したり、本を積み立ててイルミネーションをつけることでクリスマスツリーに見立てたりなど、奇抜な方法で多くの人からの関心を集めています。
以上のように、読書系インフルエンサーにも多種多様なコンテンツを配信する人がおり、インフルエンサーマーケティングにおいても幅広いプロモーションを行うことができるといえます。
読書好きなインフルエンサーを活用したプロモーション事例

今回はYouTubeで活躍しており、数々の企業プロモーションを行っている文学YouTuberベルをピックアップし、これまでのタイアップの中からいくつか厳選してお伝えします!
ブックアームスタンド
ROUNDS SHOPが発売しているブックアームスタンドのプロモーションとして、YouTube上でのコラボレーションが行われました。
組み立てから実際に使用するまでを動画内で行っており、普段から読書をする彼女だから分かる使用感や感想を具体的に説明しています。
文芸グッズ
出版社である新潮社が運営しているオンラインショップ内にある文芸グッズの紹介を彼女が行いました。
ファッション、文房具、小物などの紹介は、彼女が普段アップロードしないジャンルのコンテンツではありますが、文学にまつわる商品であるという関連性から今回のプロモーションに至ったと考えられます。
また、商品紹介を自身の体験と併せて行うことで、彼女のチャンネルのファンには貴重なコンテンツとなり、こうしたファン層への訴求という意味合いでは、本タイアップは訴求効果の高いプロモーションであるといえます。
楽天ブックス
楽天ブックスネットワーク株式会社は電子書籍koboのプロモーションのためにベル氏とのタイアップを行いました。
ただし、商品紹介という形ではなく、「読書漬けの1週間を大公開」と題して日常に溶け込んだ電子書籍をアピールしつつ、使用感などの説明を行いました。
また、使い心地と同時に普段は見れない彼女のプライベートもオーディエンス(視聴者)に見せることで、さらなる付加価値を付けていることが窺えます。
このコラボはYouTube上に留まらず、Twitterでもプレゼント企画を行うことでコラボの認知度がより高められました。
バックパック
ライフスタイルバックパックブランドであるガストンルーガは、Instagram上でプロモーションを行いました。
この投稿で特徴的なのは、キャプション(文字)のほとんどがベル氏による1冊のレビューであり、バックパックの紹介はほとんどないという点です。
全面的にプロモーション内容を押し出すのもありですが、押し出しすぎるとかえってオーディエンスの関心度を下げてしまう可能性もあります。この例のように、あえて控えめにプロモーションしてみるのも良いでしょう。
海外の読書系インフルエンサーのPR事例

海外にはこんなインフルエンサーによるプロモーションもあります。
これは日用品の意外なデザインを紹介するredbubbleとのタイアップ投稿であり、本を積み上げてイルミネーションを点灯することでクリスマスツリーに見立てた本の山を作っています。
こうした奇抜な発想のプロモーションは日本にはあまりないですが、今後日本のインフルエンサー業界が拡大するにつれ、増えていくかもしれませんね。
読書好きなインフルエンサーを活用したプロモーション事例のまとめ

今回の記事では、読書系インフルエンサーが実際に企業のプロモーションに起用された事例をいくつかまとめました。
プロモーションの内容としては、インフルエンサーに本の紹介を行ってもらうというより、ブックスタンドや文芸グッズなどの本にまつわる商品のプロモーションである場合がほとんどでした。
このように、幅広い分野の商品・サービスに活用できるという点で、彼らはインフルエンサーマーケティングにおいて高い有用性があるといえます。
本記事を参考にして読書系インフルエンサーを活用したプロモーションを考えてみてくださいね!
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