Z世代ってデジタルに精通してるけど、実際にどんな方法で商品を売れば最適なのかわからない…
意外とまだ実店舗で売った方がいいのかな…
こういったことに悩んでいる人がいると思います。
そこで今回は、デジタルネイティブであるZ世代にどのようにして商品を売っていくかを解説していきます。
目次
そもそもZ世代とは?

Z世代は、いまだに正確にはいつからいつまでなのか議論はあるものの、1995年から2010年の間に生まれた世代のことを指すのが一般的です。
Z世代について様々な議論がされていますが、一つ特徴的なのは「最も年をとっている人が働いている中、最も若い人はまだ小学生である」ということです。
ちなみになぜ1995年を始まりの年にしているのかというと、windows95がローンチされ、インターネットが一般的なものになった年だからです。
そんなZ世代ですが、みなさんの中には「若者だから、大した購買力はないでしょう」と思っている人がいるかもしれません。
ですが実は、Z世代の購買力は驚くべきことに1430億ドルに達しています。
これは全消費者の買い物の約40%を占めています。
また70%の親は、何かを購入する前にはZ世代の子供にアドバイスをもらっているそうです。
これほど、Z世代の影響は大きいのです。
Z世代への商品の売り方① プライバシーを大切に!

年上のミレニアル世代とは異なり、Z世代はプライバシーを簡単にさらすようなことはしません。
彼らは個人情報を守るため、特別な注意を払っているのです。
以下が具体的なその指標です。(調査元:Sheer ID)
- Z世代の87%は、ソーシャルメディアで「いいね」をもらうよりもプライバシーの方が大切であると言っています。
- Z世代の75%は、プライバシー保護のため、アプリの位置情報サービスを常にオンにしません。
- Z世代の38%が、ブランドが同意なしに個人情報を第三者に共有するのではと不安を抱いています。
また、連絡先と購入履歴以外の個人情報を共有しても良いと考えている十代の若者は、3人に1人に満たないということも特質すべき点です。
Z世代にビジネスをするときに大事なのは、「ブランドの価値を証明し、個人データを守るために適切な対策をしている」と思わせることです。
Z世代への商品の売り方② ブランドにロイヤリティーを感じやすい

Z世代はブランドミッション、商品、商品品質、購入までの全てのサービスを他の世代よりも注意深く見ています。
そのため、Z世代の人は他の世代に比べると、購入までの時間を長くかけると言われています。
ですが、Z世代の人は一度ブランドのことを信用すると、長く愛着を持ってくれることもわかっています。
なので、信用を勝ち取るとのは難しいですが、その分1回でも勝ち取れば愛着を持ってくれるということです。
以下がさらに詳しい指標となります。(調査元:Sheer ID)
- Z世代の60%は、好きなブランドと長く関りを持つことを幸せに感じています。
- Z世代の3人に2人は、お気に入りのブランドを使い続け、長期にわたってそのブランドの商品を買い続けると言っています。
Z世代への商品の売り方③ 個人最適化は最低限!

Z世代にとって、個人に最適化されたサービスを使えることは当たり前になっています。
youtubeを開けば、自分に最適化されたおすすめ動画がある。
アマゾンで買い物をすれば、自分に適したものがおすすめされるようになる。
そのため、全員に同じ割引やクーポンを配るのではなく、個人によって配るものを変えることでキャンペーンが成功しやすくなります。
Wendy’s、Chick-Fil-AおよびChili’sのようなレストランは、顧客の携帯電話に様々なメールや通知を送り、キャンペーンを成功させました。
もちろん一斉に全ての人に同じクーポンを送るのではなく、人によって送るクーポンを変えていました。
そしてこのことで、Z世代に購買をしてもらうことができました。
また、位置情報サービスを使うことで、顧客が店の近くにきた時にクーポンを発行するシステムを持つアプリもあります。
こういった機能を使い、Forever 21はセールを行っていました。
このように、Z世代に対して商品を売りたい場合は、個別にカスタマイズされていることを示すと買ってもらえる可能性が上がりますね。
配信コンテンツを層によって変えるのもアリ!
年齢、職業、性別などの情報に基づいた固有のプロモーションを作成し、これをうまく活用することでキャンペーンが成功する可能性があがります。
例えば、大学生、新卒者、社会人向けに、それぞれ別々のプロモーションを作成するといった感じです。
このように層別にプロモーションを作ることで、Z世代の人々は特別感を感じ、興味を持ちますよ!
Z世代への商品の売り方④ ブランドが大事にしているモノに共感させる

先ほども少し言及しましたが、Z世代は他の世代よりも「ブランドが大事にしている理念や思い」に共感します。
そのため、若者にブランドの理念や思いを共感させるようなマーケティング手法を行うことで、キャンペーンが成功する可能性を上げることができます。
実際にBeatsを例にとって、見ていきましょう。

「People aren’t hearing all the music」をステートメントとし、ハイクオリティなヘッドフォンやイヤホンを販売しています。
実際にZ世代はBeatsの製品をたくさん購入しています。
街中でよく見かけますよね。
これはZ世代の若者が、このステートメントに共感しているからでしょう。
Z世代への商品の売り方⑤ 友達のような人物にPRさせる

実はZ世代は、芸能人などの有名人がおすすめする商品を他の世代と比べて、あまり買わないことがわかっています。
Sheer IDが行った調査によると、Z世代の若者の63%は友達やインフルエンサーから何かお勧めされることを望んでいるのであって、有名人から紹介されることはあまり望んでいないことがわかっています。
また、彼らが友達やインフルエンサーからおすすめされたものは、有名人におすすめされるより30%高い可能性で購入することもわかっています。
これはPRの方法だけに当てはまることではありません。
Z世代はフォトショップで加工されたり、本物と少しでも違うものをインターネット上で公開しているブランドを徹底的に拒みます。
このようにZ世代は、「確実に信用できる情報やブランド」だけを信用するのです。
Z世代への商品の売り方⑥ 全ての購買アクションがインターネット上で行われる

皆さんはアマゾンや楽天を訪れ、どんな商品があるのか確認したのち、デパートや家電量販店に行って、商品を購入した経験はありますか?
もしかしたら、経験がある人がいるかもしれません。
ですが、Z世代は違います。
Z世代の人々の購買活動は全てインターネットで完結すると言っても過言ではありません。
欲しいものがあったらインターネットで検索し、購入することが当たり前になっている世代です。
なので、「インターネット上で購買体験をする時にいかにストレスなく購買体験をできるのか」が大事になってくるということです。
Z世代への商品の売り方のまとめ
今回はZ世代の商品の売り方のコツをまとめました。
Z世代は他の世代に比べ、慎重ではあるものの、一度信頼したものは長く信頼する傾向があります。
この特徴を生かして、マーケティング施策を行いましょう!
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