ヨガビジネスにおけるインスタの活用とは?事例付きで紹介します

生活環境の変化やフィットネスブームで、ますます人気になったヨガ。中には、ヨガを仕事にしたいと思っている方や、インストラクターとして独立を目指す方もいるのではないでしょうか。

一方で、ヨガインストラクターの数が急増していることもあり、ビジネスとして成功させるには集客が鍵となってきます。
今回はフリーランスからスタジオ経営者まで、ヨガビジネスに最適な、インスタグラムを使った集客方法について詳しく解説します。

インスタグラムによるヨガビジネスへの影響

健康志向の高まりに伴い、現在では日本人口の約5%にあたる人がヨガを取り入れている、インストラクター向け資格取得者だけでも国内で約1万人にものぼるとも言われています。ヨガインストラクターには資格は必須条件ではないため、実際の数はこれ以上の方がヨガインストラクターとして活躍し、その数は急増しています。

一昔前までは、ヨガインストラクターといえばスタジオやフィットネスクラブに所属している人がほとんどのため、独立開業するとなるとスクールや教室を開くのが一般的でした。
しかし、コロナ禍を経て、近年ではZOOMなどを通じてのオンライン教室など、ヨガを教える環境は多様化しています。オンラインを活用すれば、物理的な場所や設備は問わず、低コストでスタートできるというメリットが多様化の要因だと考えられます。
ヨガ人口が増え需要が高まるだけでなく、個人がヨガを教える敷居が低くなったことも、ヨガインストラクターが急増した大きな要因と言えます。

ヨガ人口だけでなくインストラクター数も増加している背景を受け、スタジオからフリーランスまで、ビジネスを継続するためには、集客が大きな課題になります。

集客力がないと、ヨガに触れる機会を多く提供しても経営が成り立たないことがあります。
そこで、無料アカウントを開設して発信ができるSNSの中でもインスタグラムでの集客をおすすめします。実際にインスタグラムを活用して有名になり集客を叶えたヨガインストラクターも多いです。

インスタグラムであれば、おすすめのヨガ方法から自分自身のことまで主体的に発信できるだけでなく、フォロワーとコミュニケーションを取ってコミュニティ形成ができます。インスタグラムをうまく活用することで、ヨガインストラクターとして認知度を上げ、自分のヨガに共感してくれる生徒と長く付き合える関係性を築くことができるでしょう。

ヨガビジネスにおけるインスタグラムを使用することのメリットとは?

「インスタグラム以外のSNSではだめなの?」と思われる方もいるかもしれません。確かに、個人が情報発信しフォロワーとコミュニケーションが取れる点では、どのSNSも同じと言えます。

そこで、インスタグラムを活用するメリットと、逆に考えられるデメリットをご紹介します。

インスタグラムを使用するメリット

視覚的にアプローチできる

インスタグラムは、Twitterとは違って画像を主とするSNSメディアです。
文字だけでポーズの説明を行うのは容易ではなく、受け取る側にとっても伝わりづらい傾向にあります。一方、ビジュアル主体であればポーズを視覚的に理解しやすくなります。画像の工夫次第でアクセスの多いコンテンツの投稿も可能です。

近年ではインスタグラムでも動画投稿が主流ですが、TikTokに比べて長い動画でも見られやすいという点もメリットです。

テキスト情報を添えられる

Twitterでは、有料サービスのTwitter Blueを除き140文字までと制限があります。
一方、インスタグラムの投稿では2200文字まで入力可能です。長すぎる文は避けるべきですが、文字数制限を気にせずにポーズの詳細を書き込め、画像に対して補足できるのは利点です。

また、ヨガに対する思いを綴って共感性を持たせたり、スクールの予定日を載せて教室へ誘導したりもできます。気になる人はスクロールしてテキストを最後まで見る可能性があるため、必要な情報を入れたいだけ盛り込めるのはインスタグラムの利点でしょう。

ユーザーの親和性が高い

インスタグラムの利用者は、現在国内で3300万人と言われています。年代別に見ると20代・10代のユーザー数が多いですが、50代まで幅広い層が満遍なく利用し、男性よりも女性が多く集まっています。

ファッションや美容のほか、インテリアや旅行といったライフスタイルコンテンツとの相性がよく、そういった情報を検索するために使用しているユーザーも多いのが特徴です。
このため、ヨガで自分を変えたいなど思いを持つ美容感度の高い潜在層が情報を集める可能性も高く、ターゲットユーザーにリーチしやすいメディアと言えます。

インスタグラムを使用するデメリット

ライバルが多い

前述した通り、既に多くのインストラクターが、インスタグラムを上手に活用して顧客を獲得しています。
インスタグラムとヨガの相性の良さから、他メディアに比べてライバルの数が圧倒的に多いSNSと言えるでしょう。

今から参入するには、差別化が何よりも重要になります。自分の強みやヨガで解決できるポイントを明確にし、分かりやすい発信を行って自分のファンを作る必要があります。

規約違反になることがある

「ヨガの投稿で規約違反になることは無い」と思いがちですが、気を付けたいのは肌の露出です。
投稿写真で肌色の面積が大きすぎる場合、インスタグラムの規約違反になってしまう可能性があります。ヨガウェアは露出度が高くなりがちだからこそ投稿する写真に気を配り、規約違反にならないことが重要です。その他、プライバシーポリシーにもよく目を通して、違反のないように活用しましょう。

ヨガビジネスにおけるインスタグラムを活用した集客方法

では実際に、どのようにインスタグラムを活用するべきか、ヨガビジネスにおける集客方法をいくつか解説します。

ニッチなターゲットを狙う

既に多くの競合がいる中で、新たにインストラクターとして認知やフォロワーを獲得するならば、ピンポイントなターゲットを狙うことが大切です。
例えば、「産後」や「足のむくみに効く」、「自己肯定感を上げる瞑想」など、対象を絞ってみましょう。明確なキーワードがあれば、他との差別化に繋がります。さらに、目的を絞った提案を行うと、必要としているターゲットに狭く深く繋がりやすくなります。検索されやすいよう、想起されるハッシュタグも忘れずに付けましょう。

共感を狙う

インスタグラムコンテンツの手法として大切な「共感性」も、ヨガビジネスのキーになります。まずはターゲットの悩みや思いを想像してみましょう。
例えば、マタニティ期に特化するなら、妊娠中の悩みを交えるなど、マタニティ期を共に乗り越えていくようなコンテンツが考えられます。最初は共感から親近感を持たせ、発信者に対して興味を沸かせることで、ユーザーと繋がりを深めましょう。

ユーザーとの距離を縮める

フォロワーは潜在顧客と捉え、積極的にコミュニケーションを取ることも大切です。例えば、コメントやDMに丁寧に返信する、受けた質問や要望に応える投稿発信をするなどです。また個人アカウントであれば、自分自身がヨガを始めたきっかけや、挫折、悩みといった一見すると恥ずかしいような自分の手の内を発信するのも有効です。ユーザーとの距離がぐっと縮まり、結果として「この人からヨガを習いたい」と、個に対してのファンが生まれやすくなります。

登録しやすい特典を用意する

フォロー後でも、実際にレッスンに参加してもらうためにはもうひと押しが必要です。そこで、オンライン・対面それぞれ、最初の体験を後押しするような仕組みも検討してみましょう。

対面レッスン:フォローや友人と受講で割引

対面レッスンは、しっかりとヨガに向き合える半面、手間で通うまでに至らない人が多いのも現実です。そこで、アカウントフォローで体験レッスン料金を割引するなど、お得感を醸成するイベントを用意するのがおすすめです。

また、対面レッスンに一人で参加することに抵抗がある人も。友達と一緒に受講すれば割引になるキャンペーンを打ち出せば、行ってみようというきっかけ作りになり得ます。

オンラインレッスン:アーカイブ動画をプレゼント

オンラインレッスンは、対面に比べて通わず家で出来るのがメリット。
一方で、レッスン内容が分かりやすいか、自分に合っているかを事前に確認したい人も多いでしょう。オンラインならではのプレゼントとして、アーカイブ動画の無料視聴があります。

事前にレッスンイメージが湧きやすくなり、インストラクター側にとってもお金や労力をかけずにできるので、手軽な方法です。

インスタグラムを活用したヨガビジネスの事例

ここからは、最新のインスタグラム活用事例として、個人からスタジオまで計9つのヨガアカウントをご紹介します。

廣田なお

解剖学をベースに独自開発した「美筋ヨガ」で、メディアでも人気の廣田さんのアカウント

猫背や腰の張りなど体の悩み別にアプローチする、分かりやすい投稿を配信しています。大きな文字入れや骨の写真を使った投稿は、目を引くポイントでしょう。
初心者向けの手軽な会員制インスタ、本格的に取り組む人向けのZOOMレッスン、インストラクター養成のZOOMレッスンと、ランク分けしたオンラインサロンで多くの生徒さんを抱えています。

B-life

Youtubeで登録者数192万人という圧倒的人気のB-lifeまりこさんのアカウント

Youtubeへの送客を目的に、週1回ほどのペースで動画アップ告知を投稿しています。思わず見入ってしまうような、視覚に訴えかける美しい投稿画像が魅力。
投稿内ではヨガ動画がない代わりに、期待できる効果や体の仕組みを丁寧に説明する投稿文を載せ、多くのリアクションが集まっています。まりこさんの人柄を感じさせる丁寧な投稿が魅力です。

山谷夏未

心と体を整え癒す思考法やヒントを発信する山谷さんのアカウント

全日本ヨーガセラピスト協会代表理事としても活躍し、Youtubeも28万以上の登録者数で人気です。インスタでは自分の過去を赤裸々に見せ、心を整えるようなメンタル面にまつわる情報を発信。
フォロワーの質問に応える投稿も積極的に用意しています。オンラインスクールでは、新規に向けてスクールの月額料金を割引する期間限定キャンペーンを実施。

伊藤香奈

全身が軽くなる『股関節ヨガ』を提案する伊藤さんのアカウント

股関節というパーツに特化し、1分からできる簡単なストレッチ法やヨガを分かりやすい文字付き動画で配信しています。
オンラインレッスンで曜日別に配信するほか、月額メンバーになれば、過去の50以上のレッスンアーカイブ動画見放題や個別カウンセリングといった手厚いサポートを用意しています。

イチコ

赤で統一された元気なイチコさんのアカウントでは、ポジティブになれるヨガを配信しています。

キャッチーなテキストでクリックを誘う扉絵の作り方が巧み。短尺動画で悩みに合わせたストレッチやヨガが紹介され、どれも簡単なステップでまとめられています。
対面とオンライン両方でレッスンを行っており、フォロワー限定で体験2レッスンの価格を割引しています。

神田渚

3人の子供を育てながらヨガスタジオLAVAでもインストラクターとして活躍する神田さんは、元々別のアカウントで発信。

子育てあるあるがママ世代からの共感を生み、忙しい子育て中でも取り入れられるヨガ投稿、フォロワーとの和気あいあいとしたやり取りも魅力的な方です。

2023年からは、ヨガに特化したアカウントを立ち上げ、オンラインだけでなく対面クラスも用意。友人と一緒に参加すると体験価格が割引になる仕組みを取り入れています。

あきやまゆきこ

アーサナというヨガのポーズを主体に置くゆきこさんのアカウントでは、柔軟性が深まるポーズや練習方法を配信。

自身が子育てや年齢を理由にヨガを諦めかけたことから、「同じような人を応援したい」という思いや、寄り添うようなコメントが魅力です。生徒の成長をビフォーアフター画像でも公開することで、興味を醸成。公式LINE登録へのフックとして、2週間でポーズを習得できるステップ動画を配信しています。

ayayogaビューティスイッチ

累計生徒数40万人超えの人気ヨガインフルエンサーのaya(@aaya.yoga)さんが経営する、アヤヨガオンラインレッスンのアカウントです。

当人のカリスマ性はもちろんですが、ヨガに取り組む人が抱えやすいポーズの悩みに分かりやすく応える配信など、ユーザーに寄り添った切り口も人気の理由でしょう。
インスタグラムを見た人だけ、格安な価格設定でお試し会員になれる限定キャンペーンも実施しています。

ホットヨガスタジオLAVA

LAVAのアカウントでは、見やすい投稿画像でヨガTIPSを楽しめます。

朝にしたいヨガ、目の疲れを癒すヨガなど、分かりやすい目的別タイトルもポイント。現役インストラクターが登場するインスタライブも好評です。
また、アカウントのフォロー&いいねでプレゼントや、周年記念の会員限定抽選会まで、大手ならではのイベントも豊富。会員になるとお得なことがあるイメージを与えられる施策になっています。

【まとめ】ヨガビジネスにおけるインスタグラムの活用とは?

他のSNSに比べて視覚的にアプローチでき、ターゲットにリーチしやすいため、ヨガインストラクターならぜひ利用したいインスタグラム。

一方、既に利用者が多く、差別化しないと埋もれてしまうのも事実です。ターゲット設定を行い、個の魅力が伝わるような思いを発信しながら投稿コンテンツを検討してみましょう。
キャンペーンでハードルを下げると、体験や登録の後押しになることもあります。アカウント事例をチェックしながら、インスタグラムを活用してみてくださいね。

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