みなさんは、毎日5億人ものインスタグラムユーザーがストーリーでコンテンツを共有していることを知っていますか?
インスタグラムのストーリーは24時間で自然消滅するため、若者を中心に広く利用されています。
そしてインフルエンサーマーケティングにおいても、インスタグラムのストーリーは多用されているんです!
なので、今回はインスタグラムのストーリーとインフルエンサーマーケティングの関係について見ていきます。
目次
そもそもなぜインスタグラム?

インスタグラムは、今や間違いなく最も多くのインフルエンサーを抱えるプラットフォームです。
写真やビデオに特化したインスタグラムは、数多くのフィルターや編集ツールを提供しています。
ユーザーはそれを用いて、クリエイティブやスタイリッシュな写真や動画を投稿することができます。
この写真・動画編集機能がインスタグラムを他のプラットフォームよりもユーザー数が多いプラットフォームにしている要因です。
もちろんユーザーが多いということは、広告を打った時にリーチできるユーザーが多いということでもあります。
そのため、ほとんどのインフルエンサーキャンペーンは、インスタグラム上で起こっていると言っても過言ではありません。
YouTubeやTikTokのような他のプラットフォームでもインフルエンサーの数が増え続けていますが、インスタグラムが業界の先駆者であることに変わりはありません。
なので、インスタグラムがインフルエンサーマーケティングに最適なプラットフォームの一つであることは間違いありません!
そもそもストーリーって何?

みなさんの中には、そもそもインスタグラムのストーリーって何?という人もいるでしょう。
インスタグラムのストーリーとは、インスタグラムアカウントから投稿される写真やビデオで、24時間経つ自然と消えます。
ですが、ユーザーのプロフィールページに、カスタマイズできるサムネイル画像と一緒にハイライトとして残すこともできます。
ストーリーは、インスタグラムのフィードの一番上に表示され、新しい投稿は、ユーザーのプロフィール写真の周りにカラフルな輪っかで示されます。
このコンテンツはクリックをすると画面全体に表示され、投稿順に自動的に再生されます。
インスタグラムでの他の投稿と異なり、ユーザーはストーリーに直接「いいね」を付けたり、コメントを投稿したりすることはできませんが、ダイレクトメッセージで個別のコメントや反応を送ることができます。
なぜストーリーがインフルエンサーマーケティングに向いているの?

インスタグラムには、月間10億人を超えるアクティブユーザーがいて、そのうち86.6%が毎日ストーリーを投稿しています。
このため、ブランドにとっては、自分たちのコンテンツを見てもらえる大きな可能性があるわけです。
インスタグラムによる調査では、回答者の39%が、ブランドや商品に関するインスタグラムのストーリーを見ることで、より興味を持つようになると答えました。
それに加え、最もよく見られているストーリーの3分の1以上が、企業による投稿です。
消費者はただ見ているだけではありません。その投稿を見た人のうち、15%~25%がブランドのストーリーの中で表示されるリンクをスワイプしているのです。
なので、ストーリーはインフルエンサーマーケティングにぴったりの機能なのです!
ストーリーの効果を上げるコツ6つ!

ここまではストーリーを使ったインフルエンサーマーケティングがなぜ良いのかを説明しました。
ここからは、ストーリーを使ったインフルエンサーマーケティングの効果の上げ方を解説します。
基準の数字を決める
何を目標にするのかを明確にしましょう。
あなたが何を期待しているかを明確にすることで、あなたとインフルエンサーが業績評価のための重要な指標(KPI)を確立するのに役立つでしょう。KPIには次のようなものがあります。
- 求めているインプレッションの数
- フォロワーエンゲージメント
- クリック数
- タグ、ハッシュタグ使用数
- スワイプ数
KPIの設定はそのキャンペーン全ての成果を左右します。
もしインフルエンサーマーケティングにおけるKPI設定をさらに詳しく知りたい人は、以下の記事がおすすめです。
キャンペーンの概要をインフルエンサーと話し合う
インスタグラムストーリーは24時間しか表示されません。
そのため、いつ投稿するのか、一つのストーリーを構成するためにいくつの写真やビデオを投稿するのか、またインフルエンサーのハイライトにストーリーを追加するかどうか、をインフルエンサーとよく相談するべきです。
提携するインフルエンサーは日々のストーリーに好きなだけ写真やビデオを投稿しているかもしれません。
そこにプロモーションの投稿が混ざってしまっては、プロモーションの効果が薄れてしまいます。
なので、インスタグラムストーリーについて、事前にインフルエンサーと相談するのが良いでしょう。
広告感の少ないコンテンツにする
通常のインスタグラムの投稿では、洗練されたものが多く、そちらの方がナチュラルなものよりも好まれる傾向にあります。
ですが、ストーリーでは作り込まれたコンテンツは「広告感がすごい」と敬遠されてしまうことがしばしば…。
ナチュラル感がしっかり残っているプロモーションを作ることを心がけましょう!
重要な項目をわかりやすく伝える
コンテンツの質が高くても、何を伝えたいのか分からないコンテンツではプロモーションをしても意味がありません。
商品を紹介したいのか、ブログへ誘導したいのか、ウェブサイトに掲載されている動画を閲覧して欲しいのか、コンテンツの目的がはっきりと分かるようにしましょう。
例えばあなたが「商品Aを紹介したい」のに、商品記事ではなく、他のブログ記事にユーザーを遷移させることは意味がありません。
最重要なことを決め、それだけは伝えるようにプロモーションをしましょう!
キャンペーンで使うハッシュタグを決める
ハッシュタグなしでは、インフルエンサーのインスタグラムのストーリーを追跡することは難しいでしょう。
どのハッシュタグをインフルエンサーに使ってもらうか、キャンペーンについての説明の中で明確にしておくと良いでしょう。
これによって、そのキャンペーンの成果をトラッキングできるようになりますよ。
スワイプアップの機能を盛り込む
スワイプアップもストーリーの効果を高めるのに必要な機能です。
スワイプするだけで、ストーリーを見た人はオンラインショップや記事、又はウェブサイトにリダイレクトできます。
これは、画像キャプションにリンクを貼っていた従来の「リンクインバイオ」の投稿よりも、目標を達成するために遥かに便利な方法です。
ストーリーを活用したインフルエンサーマーケティング事例

ここからは実際にストーリーを活用し、成果を上げた企業の実例を紹介します。
ここにある事例が全てではなく、様々な企業がストーリーを活用し、成功しています。
MACの事例
化粧品大手のMACでは、ストーリーを通じてメイク情報を発信しています。
MACのコンテンツにはメイクアップアーティストなどのインフルエンサーが登場し、メイクの方法や新商品の紹介などを行っています。
これは最近のトレンドで、企業の公式アカウントが商品紹介のためのアカウントではなく、ユーザーに有益な知識を提供するためのアカウントになっているパターンです。
ユーザーは有益な情報を求め、アカウントをフォローし、気づいた時にはそのブランドの商品を購入しているということがよくあります。
MACの場合、 #MACGirlsや#MACArtistChallengeといったブランド固有のハッシュタグが付けられ、フォロワーのネットワーク構築とエンゲージメントの向上に役立てています。
American Eagleの事例
アメリカのアパレル大手の「American Eagle」はフェイスブックで広告を展開していました。
しかしながら、Facebook広告よりもストーリーを活用したマーケティングの方が良いと思ったので、ストーリーを活用したインフルエンサーマーケティングを開始しました。
American Eagleはアメリカの若い性的マイノリティであるLGBTQを応援するためのキャンペーン「#WeAllCan」を展開しました。
キャンペーンでは活動家とマイクロインフルエンサーが起用され、キャンペーン限定のコレクションの購入を促しました。
このキャンペーンにより、American Eagleは売り上げを伸ばすことができました。
Bon Appetitの事例
Bon Appetitは、料理のレシピやレストランのレビューなどを掲載している月刊誌です。
雑誌の発行以外に、編集者をインフルエンサーとしてSNSに登場させ、ストーリーでも食に関する魅力的なコンテンツを発信しています。
ソーシャルメディアでハイレベルなコンテンツを発信することによって雑誌の質の高さをアピールし、「Bon Appetit」のブランド力を強めています。
また、Bon Appetitはストーリー上で有益なレシピ情報を発信することで、オーディエンスをエンゲージさせています。
月刊誌→SNSにうまく移行した例ですね。
ストーリーとインフルエンサーマーケティングのまとめ
今回はインフルエンサーマーケティングにおけるストーリー活用のコツを紹介しました。
インスタグラムはインフルエンサーマーケティングには必須のプラットフォームです。
その中でもストーリーは、特によく使われています。
なので、みなさんも積極的に活用していきましょう。
もしインスタグラムでのインフルエンサーマーケティングを考えている場合は、Maroがおすすめです。
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