SNSマーケティングは様々な分野や業種に有効な手法ですが、中でも効果が高いと言われているのが化粧品業界です。
なぜ化粧品業界ではSNSマーケティングが重要なのでしょうか。
今回はSNSマーケティングの基礎や化粧品と親和性の高いマーケティング手法、成功事例などについてご紹介します。

目次
SNSマーケティングについて

現在、多くのマーケティング担当者が注目しているのがSNSマーケティングです。
では、そもそもSNSマーケティングとはどのような手法なのでしょうか。また、どんなメリットがあるのでしょうか。
SNSマーケティングとは
SNSマーケティングとは、SNSを活用したマーケティング手法全般のことです。
具体的には、SNSでの公式アカウントの運用やSNS広告の出稿、ユーザーの行動分析、インフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングなどを指します。
次に、SNSマーケティングのメリット2点を解説させていただきます。
メリット1:多くの人に届く
SNSマーケティングのメリットは、多くのユーザーに届くということです。
たとえばInstagramの場合、国内のユーザー数は約3300万人といわれています。通常のマス広告を活用したとしても、これほど多くのターゲットにアプローチすることは容易ではないかもしれません。
しかしSNSの場合、情報が拡散することで、普段はブランドや商品に興味がない人にも、リーチすることが可能になります。
メリット2:新しい手法が可能
SNSマーケティングは、まだ生まれたばかりのマーケティング手法。
SNSのプラットフォームには次々と新しい機能が搭載されていることもあり、今後も新しい手法が生まれる可能性があります。
さらにアイデア次第で様々な使い方ができるというのも、SNSマーケティングのメリットです。
化粧品と各SNSについて

SNSには様々なプラットフォームがあります。では、化粧品やコスメの分野でSNSマーケティングを行う場合、どのプラットフォームを利用するべきなのでしょうか。
まずおすすめなのがInstagram。理由については後述しますが、Instagramは化粧品やコスメの分野と非常に親和性が高く、ユーザーに届きやすいため、SNSマーケティングを行う場合には、まずインスタグラムを中心とするべきでしょう。
また、重要になるのがYouTube。YouTubeは動画が中心となりますが、この特性も化粧品やコスメの分野には最適です。
では、この2つ以外のSNSは、化粧品やコスメのマーケティングには不向きなのでしょうか。
実は一概にそうとも言い切れません。
たとえばTwitterは、インスタグラムやYouTubeに比べてはるかに高い情報拡散力を持っています。
また、TikTokは10代の活用率が非常に高いので、もしメインターゲットがこの世代ならぜひ活用すべきでしょう。
このように、SNSマーケティングではそれぞれのプラットフォームのユーザー層や特性に注目することも重要になります。
化粧品とインスタグラムの関係性

化粧品・コスメの分野でのSNSマーケティングに活用されることが多いのがインスタグラムです。
インスタグラムのユーザーは10代から40代の女性が中心。そのため、メインターゲットがこの世代の女性となっている化粧品やコスメは、Instagramとの相性もバツグンです。
また、この世代は知りたいことがある場合、検索エンジンよりもインスタグラム内での検索を行うことが多いというのも特徴。
そのため、化粧品やコスメの分野でSNSマーケティングを行う場合、まずはインスタグラムを活用することが基本となります。

化粧品とyoutubeの関係性

YouTubeは動画が中心となりますが、インスタグラムの動画機能との大きな違いは、長尺の動画を配信することができるということ。
インスタグラムの動画は見やすく、多くのユーザーが気軽に視聴できるのですが、化粧品やコスメの場合、実際に使用している様子や、使用前使用後の変化などをじっくり見せることができるため、その点においてYouTubeは非常に効果的。
このように、同じ動画機能でもインスタグラムとYouTubeとでは違いがあるため、その違いを上手に活かした配信を行うことが必要です。
化粧品と親和性の高いインフルエンサーを使ったSNSマーケティングについて

SNSマーケティングには様々な手法がありますが、おすすめなのはインフルエンサーを使ったインフルエンサーマーケティングの手法です。
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは、各SNSで大きな影響力を持ったインフルエンサーを起用、タイアップなどの手法を用いて商品の魅力や特徴を伝えるといった手法です。次にインフルエンサーマーケティングのメリット3点を解説させていただきます。
インフルエンサーマーケティングのメリット1:様々な訴求の方法が使える
インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーを起用したマーケティングですが、その内容は様々です。
インフルエンサーによる商品紹介はもちろん、インフルエンサーとのコラボやライブコマースなど、商品に合った手法でユーザーにアピールすることが可能です。
インフルエンサーマーケティングのメリット2:認知度を高めることができる
インフルエンサーは多くのフォロワーを抱えた存在。そのため、多くのユーザーに情報を届け、商品やブランドの認知度を高めることが可能です。
また、これまでその分野に興味がなかったという人を取り込める可能性も高くなり、結果としてより多くの人に情報を拡散、購買行動につなげることができます。
インフルエンサーマーケティングのメリット3:ユーザーの共感を得ることができる
インフルエンサーは一般のユーザーと同じ目線や感覚を持った存在。そのため、発言にも説得力があり、ユーザーからの信頼感を得ています。
そのインフルエンサーを起用することは、ユーザーへの企業に対する興味と共感の喚起につながります。
つまり一時的な売り上げだけでなく、ファンとなるユーザーを獲得する可能性が生まれることもインフルエンサーマーケティングのメリットといえるでしょう。
コスメインフルエンサー5人と各々のPR事例

ここからはコスメインフルエンサーと各々のPR事例をご紹介させていただきます。
イガリシノブさん
メイクアップアーティストとして活躍するイガリシノブさんは、テレビや雑誌などでも活躍する有名インフルエンサーです。
発売する書籍も次々と大ヒット。インスタグラムのアカウントでも、「イガリメイク」と呼ばれる独自のメイクテクニックを知りたいというフォロワーから大きな支持を集めています。
様々なコスメのプロデュースも行うイガリシノブさんとタイアップで大きな成果を上げたのが雑誌「with」。
ネット上の反響のみならず、雑誌でもイガリシノブさんを特集、相乗効果を上げています。
佐藤ノアさん
モデルとしてだけではなく、YouTuberとしても活躍する佐藤ノアさん。
Instagramのフォロワーは56.8万人、YouTubeのチャンネル登録者数は43万人で、特に女性からの絶大な人気を誇っています。
そんな佐藤ノアさんを起用したのが「CandyDoll」。若年層へのアピールはもちろん、これまで「 CandyDoll 」の存在を知らなかったターゲットへの訴求にも成功しています。
Megumi Kanzakiさん
美容研究家として活動するMegumi Kanzakiさんは、57.6万人のフォロワーを持つインスタグラマー。
メイクに関する著書も多数で、数多くの女性誌での連載も人気を集めています。
Megumi Kanzakiさんは、インタビューや特集記事などを組み合わせる形でウェブメディア「TRILL」とタイアップを行い、集客増加に成功しています。
濱田あおいさん
フリーのモデル、美容家としても活動する濱田あおいさん。
濱田あおいさんはコスメ情報を中心に発信を行い人気を集めています。そんな濱田あおいさんとタイアップしたのが「宝島」のムック。
宝島は付録が充実した雑誌で知られていますが、ムックに付属したグッズのレビューを組み合わせることで購買意欲を高める仕掛けが行われました。
akinaさん
akinaさんは眼科に勤務しながらコスメ情報を発信するインスタグラマー。
子育て中のママさんということもあり、多くのユーザーから共感を集める存在です。
akinaさんがタイアップするのが江原道株式会社「ウォータリーUVジェル」。ナチュラルな素材を使用した自然派の製品と、日常を発信するakinaさんのキャラクターの組み合わせが高い効果をもたらしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
化粧品分野ではSNSマーケティングは必要不可欠な手法になりつつあります。
特にインフルエンサーマーケティングは企業側にとって多くのメリットがある方法。売り上げや集客に悩んでいるという方は、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
実際にインフルエンサーを起用したいという場合、まずインフルエンサーマーケティングに関する専門家のアドバイスを求めてみるのがよいかもしれません。我々がご提供しておりますインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「Maro」もご検討いただけますと幸いでございます。
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