コロナ禍のインフルエンサーマーケティング

突如として私たちの生活に大きな変化をもたらした新型コロナウイルス。

従来のマーケティング手法にも様々な変化を与え、マーケティング業界はこの緊急事態にいかに対応するかが求められています。

それは無論、インフルエンサーマーケティングも例外ではありません。

今回の記事では、コロナ禍でのインフルエンサーマーケティングはどういった面で効果的なのか、また今後どうなるのかについて詳しくご紹介します!

コロナによるマーケティングへの影響

新型コロナウイルスの世界的な蔓延は私たちの生活や仕事を一変させましたが、それは広告業界も例外ではありません

多くの広告主は限られた予算の中で失敗しないように注意しながら、マーケティング活動を一時停止したり、延期したり、または方向性を変えたりなど、様々な行動を取ることを余儀なくされています。

これを受け、アメリカマーケティング協会(AMA)はこうした不測の事態にも柔軟に対応できる適応力の重要性と、自宅待機が推奨されている中で一対一のコミュニケーションの場を設けるのが最も効果的であることに注目しています。

後者はオンラインツールであるSNSの需要の増加を強調しており、それに伴ってこうした状況下でもインフルエンサーマーケティングの必需性が叫ばれています。

ソーシャルメディアが沸騰中

上記の通り、コロナ禍におけるソーシャルメディアの使用は急激な増加がありました。

Kantarのデータによると、コロナ禍のソーシャルメディアが獲得したエンゲージメント率は、コロナ発生前より61%増加しています。

また、ビデオプラットフォームの使用率も着実に増加しており、芸能人やインフルエンサーがインスタライブ(インスタグラムのライブ配信機能)を通じてオーディエンスと繋がりを持っている様子が多く見かけられました。

こうしたソーシャルメディアの使用率の上昇もあり、インフルエンサーマーケティングはコロナ禍であっても広告主が効果的にマーケティングを行えるように手助けする独特な立場にあります。

次に、パンデミック時にインフルエンサーマーケティングがいかにして効果的であるのかについて、3つの理由を見ていきましょう。

コロナ禍でインフルエンサーマーケティングが効果的である3つの理由

1. インフルエンサーは企業とそのターゲットの懸け橋である

ソーシャルディスタンスが図られる中、魅力的なマーケティングを行い、マーケティングを行う側とそのターゲット層間で関係性を築くことはより重要なこととなりました。

この関係性の良い例としては、リピーターという存在が挙げられます。リピーターはある商品やサービスに好意を持つことで信頼するようになり、一方の企業側はその信頼に応えるためにあらゆる試行錯誤を行います。この関係性は信頼関係のことを指すといってもいいかもしれません。

その中で、芸能人より一般人に近いインフルエンサーをマーケティングに活用することで、オンライン上で彼らのファンやフォロワーの共感を得ることができ、コロナ禍でも良好な関係性を築くことが可能となります。

また、商品やサービスの広告のみならず、企業がインフルエンサーと提携し、コロナウイルスの支援金集めを行って救護活動に対する意識を高めるといった活動も行われています。こうした社会活動も信頼関係を築く上で大事なことです。

2. ソーシャルメディアは広告主の宣伝方法にバリュエーションを与える

自宅待機の恩恵として、繰り返して述べている通り、ソーシャルメディアに費やされる時間はここ数か月で急増しています。

TikTokだけでも、たった1か月で1億1,500万人を超えるユーザーが登録し、Snapchat、Pinterest、Twitterなどの既存プラットフォームをすぐに追い越しました。

下の表はTikTokとInstagramのダウンロード数の比較を示しています。この表が示す通り、コロナウイルスは新しいプラットフォームが隆盛する絶好の機会となっています

このように、新規プラットフォームの出現によって更なるソーシャルメディアの盛り上がりが期待され、インフルエンサーマーケティングにも多種多様な広告方法を見出すことができます

また、各ソーシャルメディアにも多くの専門分野が存在し、例えば下図のようにTikTok単体でも多くのカテゴリーがあります。

この分野の多さは広告主の宣伝方法に様々な選択肢を与え、幅広いマーケティングを行うことを可能にしています

3. インフルエンサーはオールラウンダーである

コロナ禍における広告マーケティングは、以前のようにスタジオ使用し、クルーを集め、コンテンツを制作するといったことができないため、多くの企業が「どう商品やサービスの広告を行うか、そしてそれを周知するか」という課題に直面しました。

その課題を解決する手段として、インフルエンサーと提携することは優良な選択肢です。

インフルエンサーは多くの場合、自分自身でコンテンツを企画し、撮影して世の中に発信しています。インフルエンサーによっては、デジタル制作を素早く行い、様々な写真・ビデオ・ライブストリーミングなどフォーマットを使い分けて魅力的なコンテンツを生み出すことができます。

対人での仕事が控えられている中で、企画から発信までを全て行えるインフルエンサーは先述の課題を解決するために絶対的な存在であるため、コロナ禍でのインフルエンサーマーケティングは効果的であるといえます。

今後の展望:With Coronaのインフルエンサーマーケティング

最近では、未だに猛威を振るう新型コロナウイルスと経済活動を両立し、コロナと共に生活するという意味を持つ「With Corona」が日本でも提唱されています。

経済的に厳しい家庭や企業も増えている中で、消費者は今まで以上に注意を払って誰の情報に耳を傾け、どこで買い物をするかということを慎重に選択して行動しています。

それに伴ってインフルエンサーマーケティングも変化すると見られ、2020年の終わりに向けてインフルエンサーマーケティングは新しい方向性に向かうことは間違いないでしょう。

特に、インフルエンサーとそのマーケターは発信するコンテンツに以前に増して透明性を持たせなければいけません。消費者がオンライン上からの情報をより重視している昨今において、信頼関係を崩さないための慎重なインフルエンサーマーケティングが求められています。

また、インフルエンサーマーケティング自体の規模としては、より拡大すると予想されます。インフルエンサーはこのリモート期間で消費者と商品・サービス間の懸け橋となるため、企業はインフルエンサーに対してより多くの投資を行うようになり、インフルエンサーマーケティングは更なる成長を遂げるでしょう。

まとめ

本記事では、新型コロナウイルスがもたらした混乱の中でさらに有用性を示したインフルエンサーマーケティングについてを重点的にまとめました。

また、先が見えない中でも今回ご紹介した今後の展望のように、インフルエンサーマーケティングは更なる成長が期待されています。

With Coronaの考えの下、企業キャンペーンにインフルエンサーを積極的に活用し、緊急事態を逆手に取ったマーケティングを考えてみてはいかがでしょうか?

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