
目次
SNSでの口コミマーケティングとは

口コミマーケティングとは消費者の口コミを活用し、認知・購買意欲などを高め、商品やサービスを広めることです。
従来は家族や知人など身近な人を介するのが一般的でした。
しかし、近年ではスマートフォンの普及により、SNSの口コミや口コミサイトによる拡散が主流になり、身近な人以外にも情報を拡散することが可能になりました。
このように情報の拡散が容易にできるようになったため、現在多くの企業が口コミマーケティングに注目しています。
SNSでの口コミマーケティングのメリットとデメリット

次に口コミマーケティングのメリットとデメリットについてご紹介させていただきます。
メリット:消費者に伝わりやすい
通常、企業は自社製品をアピールする際に、消費者に対して一方向的に広告等の情報発信を行います。
しかし消費者側からすると、企業からの情報のみでは少々信頼性に欠けます。
そのため企業は口コミマーケティングを利用し、客観的また中立的な立場での意見を活用して拡散を行います。
特にSNS上では、身近な友達や芸能人など、消費者が興味を持っている人からの発信は、企業が広告を行うよりも消費者にとって受け入れやすい傾向にあります。
メリット:商品・サービスの認知度を上げることができる
口コミでは一つの方法だけでなく多様な方法で情報を拡散することができます。
友達同士の情報共有、SNSでの口コミ、個人ブログ、アプリなど多様なチャンネルを用いることで、今まで認知されていなかった人たちを取り込むことができるのです。
従来のTVでの広告のみを行う一方、加えてSNSでの情報発信を用いることで更に大きな情報発信元を持つことになります。
大きな発信源を持つことで、より商品・サービスの認知度を上げることが可能になるのです。
メリット:費用に対してのリターンが大きい
企業は自社の商品・サービスなどの費用をできるだけ抑えて宣伝したいと考えています。
そこでインフルエンサーを活用するとします。
インフルエンサーの一人に口コミを依頼した場合、必要な費用は一人分になってきます。
しかし、インフルエンサーから一般の消費者に広まり、そこから更に一般消費者が拡散した場合、一人分の費用で複数人分の影響力を出すことができます。
そのため、費用に対してリターンが大きくなるのです。
デメリット:企業のコンセプトを明確にしなければならない
企業にとって伝えたいコンセプトは様々あるでしょう。
しかし消費者は情報が多すぎると混乱し、却って企業のコンセプトが伝わらないといった現象が起こります。
そのため、企業は無闇に宣伝を行うのではなく、時間をかけてでも消費者に知ってもらいたい情報のみに絞る必要があります。
知ってもらいたい情報を絞ったのち、インフルエンサー等を用いて、どのように商品・サービスを拡散するかという方法を考えることが大切になってきます。
デメリット:ステルスマーケティングに注意
ステルスマーケティングとは第三者の立場を装って企業の商品を紹介する手法です。
このステルスマーケティングを行なってしまうと、消費者側は結果的に企業側からの一方向的な発信を受け取っていることになります。
そのため、消費者側が欲している第三者側からの意見ではなく、購買意欲が強く刺激される内容にならないようにする注意が必要です。
また、一般的に見てステルスマーケティングは、良いイメージを持たれていないため、発覚した場合非難されることがあるので、もし行う場合は慎重に行うようにする必要があります。

SNSで口コミマーケティングを成功させるコツとは

口コミマーケティングを成功させるためにはどういったことをするのが良いのでしょうか?
そのコツを3つご紹介させていただきます。
協力者とのミスマッチを避ける
SNSで口コミマーケティングを行うにあたって、コンテンツの作成、情報発信の依頼など、協力者の力を借りる場面は多々あります。
その際には、協力者の価値観や協力者のフォロワーの質、依頼者と協力者双方のブランドイメージがマッチしているかどうかを事前に確認しておくことが重要です。
仮にミスマッチが起きていた場合、双方にとってマイナスイメージとなりかねません。
インフルエンサーを活用する
SNSで口コミマーケティングを成功させる方法のひとつとして、インフルエンサーを活用することをおすすめします。
インフルエンサーとはSNSで情報を発信することで多くの人に影響を与えることができる人を指します。
最近ではインスタグラマー、YouTuberなど様々な方がいらっしゃいます。
インフルエンサーを活用することで、従来の方法では獲得できなかった消費者に情報を発信することができ、より多くの消費者に商品・サービスを知ってもらえることでしょう。
効率よく口コミを広げる
SNSで口コミマーケティングを成功させるには、効率良く口コミを広げる仕組みを作ることが大切です。
例えば、「口コミを書いてくれた方は、初回半額!!」など消費者が口コミを書きたくなるような工夫を行います。
その他にも、視覚的なインパクトを持たせるために、「今なら通常の○倍の大きさ!!」など、思わず拡散させたくなるような工夫をすることが大切になってきます。
消費者に知ってもらうためには、通常では行わないようなことにも挑戦することで、口コミが広がっていくこともあるため、そういった取り組みをすることをオススメします。
SNSの口コミマーケティングの成功事例5選

ユーザー参加型キャンペーン
インスタグラム上ではユーザーが参加するキャンペーンがあります。
IKEAでは、「#バルコニスト」とハッシュタグを入れ自慢のバルコニーを紹介していただくというユーザー参加型キャンペーンを行いました。
このキャンペーンでは入賞者にプレゼントを贈りました。そのため、参加者の意欲にも繋がったようです。
また、実際に商品を使っているユーザーの投稿なので、自然な形で商品をアピールできるのも、ユーザー参加型キャンペーンのメリットと言えます。
意外性戦略
意外性戦略とは「この企業がこんなことをするの!?」と思わず拡散したくなるようなSNSへの投稿をする戦略です。
松屋では牛丼屋さんとは思えないような、オシャレでカッコいい投稿を行っています。
こちらの投稿では、更によく見てみると松屋のロゴが入っているといったユニークさも兼ね備えています。
このように、意外性のあることをすると、ユーザーが拡散してくれるため企業自身がインスタを始めるのもメリットになるでしょう。
インフルエンサーの活用
インフルエンサーを活用することで、従来では獲得できなかった消費者に情報を発信できます。
ポールスミスではインフルエンサーの横田ひかるさんを起用し、イベントのPRを行いました。
このようにインフルエンサーとコラボすることにより、より集客率を上げる効果があります。
購買意欲を高め、自社製品に誘導する
インスタは写真や動画を載せることができるため、ユーザーの購買意欲を高めることができます。
nocoffeではコーヒの販売だけでなく、オリジナル雑貨も販売しています。
また、インスタから直接ホームページに移動でき、そこから商品を即購入することもできます。
このように、写真や動画などを見てすぐに購入したいとなった場合、プロフィールにオンラインショップが記載されていると、ユーザーがわざわざ調べる手間もなくなるため製品を購入しやすくなるのです。
フォロワー対応
フォロワーからの質問に返信することで、真摯に対応してくれていると高評価を得られます。
jambonailsmisaではフォロワーからの質問に長文で返信し高評価を得ています。
こういった現在利用中のユーザーに対して真摯に対応することも、新規顧客を見つけることと同様に大切です。
また利用中のユーザーが「対応が良い」ということを広めることにより、新規顧客の獲得にもつながっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
SNSでの口コミマーケティングは、現在、企業が活用するほど影響力の大きいものになっています。
更にSNSを活用したマーケティングにも、様々な成功例が出てきています。
今後こういったSNSでのマーケティングは更に拡大を続けていくと考えられます。
もし、こういったマーケティングを行いたいが、方法がわからないという場合は、専門家に相談することも一つの方法です。
その他にも、ツールを使うことで簡単に実施することもできます。
そういった場合、我々が提供しておりますインフルエンサーマーケティングプラットフォーム「Maro」も是非ご検討いただけますと幸いでございます。
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